四半期報告書-第16期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用環境や所得水準の改善などを背景に、設備投資の増加や個人消費に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな景気回復が続いた一方で、世界経済においては、米中貿易摩擦の激化や中国経済の減速、英国のEU離脱問題などによる下振れリスクが懸念され、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社の事業に関わる高齢社会に関連する市場は、高齢者の増加と共に年々拡大する傾向にあり、ヘルスケアサービスの需要はますます高まりつつあります。また、健康寿命の延伸や、社会保障費の増大に歯止めをかけることなどが喫緊の課題として認識されており、高齢者の健康維持・向上に重点をおいた短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)の需要は今後も高まることが予想されます。その一方、3年毎に介護報酬の改定が行われており、介護保険制度を安定的に持続させていくための取り組みが進められております。
このような状況の中、当社は「健康な未来」というコーポレートスローガンのもと、「創意革新と挑戦による、超高齢社会における課題解決」をミッションと位置づけ、短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)「レコードブック」店舗ネットワークの拡大及びケアマネジャー会員ネットワーク「ケアマネジメント・オンライン」を活用したサービスの拡大に注力いたしました。レコードブック事業の全国展開及び将来の事業拡大等を着実に加速させていくため、フランチャイズ本部機能を継続的に強化しているほか、社員の「働き方改革」等を推進することによって優秀な人材を確保するための取り組みを積極的に行っております。また、政府の介護離職ゼロに向けた取り組みを受けて、Webソリューション事業における仕事と介護の両立支援事業を引き続き積極展開するとともに、シルバーマーケティング支援については、メディカルソリューションの分野での本格展開を目指し、新サービスの開発、強化を進めております。
以上の結果、売上高は2,678,787千円(前年同四半期比7.0%増)、営業利益は186,736千円(前年同四半期比604.5%増)、経常利益は187,968千円(前年同四半期比446.8%増)、四半期純利益は122,832千円(前年同四半期比605.2%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりです。
(ヘルスケアソリューション事業)
レコードブック事業におきましては、当第3四半期累計期間において短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)「レコードブック」のフランチャイズが20ヵ所増加しております。その結果、直営店が27ヵ所、フランチャイズが137ヵ所となりました。
そのほか、名古屋鉄道株式会社との合弁会社である株式会社名鉄ライフサポートが愛知県を中心に展開する「名鉄レコードブック」は、当第3四半期会計期間末において19ヵ所となっております。
これにより、「レコードブック・ブランド」の店舗が合計で183店舗(前年同四半期末は144店舗)となりました。
これらの店舗増加や既存店舗の稼働率向上等に伴う収入の増加に加え、2018年4月からの介護報酬改定の影響を受けて減少していた顧客単価につきましても、前期下期より進めている新たな加算の取得により増加に転じるなど、売上高、営業利益ともにレコードブック事業全体として大きく増加いたしました。
また、Webソリューション事業におきましては、本格展開に向け新サービスの開発を進めているメディカルソリューション分野での案件獲得が始まり、売上高はやや増加しております。
この結果、売上高は1,753,989千円(前年同四半期比13.8%増)、営業利益は303,978千円(前年同四半期比100.8%増)となりました。
(在宅サービス事業)
介護業界では人材不足により採用難が深刻化しております。当社においても有資格者の減員などによるサービス提供量減少により売上高は減少いたしましたが、既存の人員で効率的な運営を行ったことにより、前年同四半期とほぼ同水準の利益を維持することができました。
この結果、売上高は924,798千円(前年同四半期比4.0%減)、営業利益は270,354千円(前年同四半期比1.8%減)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は1,059,637千円となり、前事業年度末に比べ52,676千円減少いたしました。その主な要因は、売掛金が16,680千円、貯蔵品が11,191千円増加した一方、現金及び預金が85,410千円減少したことによるものです。
固定資産は838,157千円となり、前事業年度末に比べ43,843千円増加いたしました。その主な要因は、「レコードブック」の店舗増加等に伴い建物(純額)が43,147千円増加したことによるものです。
この結果、当第3四半期会計期間末における資産合計は1,897,794千円となり、前事業年度末に比べ8,833千円減少しました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は856,179千円となり、前事業年度末に比べ2,821千円増加いたしました。その主な要因は、短期借入金が170,000千円、未払法人税等が39,294千円増加した一方、預り金が133,356千円、賞与引当金が44,329千円、1年内返済長期借入金が15,354千円減少したことによるものです。
固定負債は192,841千円となり、前事業年度末に比べ44,148千円減少いたしました。その主な要因は、長期借入金が37,132千円減少したことによるものです。
この結果、当第3四半期会計期間末における負債合計は1,049,020千円となり、前事業年度末に比べ41,326千円減少しました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は848,774千円となり、前事業年度末に比べ32,493千円増加いたしました。その主な要因は、四半期純利益の計上による増加122,832千円及び、譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分による増加7,521千円、自己株式取得による減少99,960千円によるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 従業員の状況
当第3四半期累計期間において、各セグメントで新卒採用を行ったことなどの要因により、当社の従業員数は前事業年度末から22名増加し314名となりました。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用環境や所得水準の改善などを背景に、設備投資の増加や個人消費に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな景気回復が続いた一方で、世界経済においては、米中貿易摩擦の激化や中国経済の減速、英国のEU離脱問題などによる下振れリスクが懸念され、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社の事業に関わる高齢社会に関連する市場は、高齢者の増加と共に年々拡大する傾向にあり、ヘルスケアサービスの需要はますます高まりつつあります。また、健康寿命の延伸や、社会保障費の増大に歯止めをかけることなどが喫緊の課題として認識されており、高齢者の健康維持・向上に重点をおいた短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)の需要は今後も高まることが予想されます。その一方、3年毎に介護報酬の改定が行われており、介護保険制度を安定的に持続させていくための取り組みが進められております。
このような状況の中、当社は「健康な未来」というコーポレートスローガンのもと、「創意革新と挑戦による、超高齢社会における課題解決」をミッションと位置づけ、短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)「レコードブック」店舗ネットワークの拡大及びケアマネジャー会員ネットワーク「ケアマネジメント・オンライン」を活用したサービスの拡大に注力いたしました。レコードブック事業の全国展開及び将来の事業拡大等を着実に加速させていくため、フランチャイズ本部機能を継続的に強化しているほか、社員の「働き方改革」等を推進することによって優秀な人材を確保するための取り組みを積極的に行っております。また、政府の介護離職ゼロに向けた取り組みを受けて、Webソリューション事業における仕事と介護の両立支援事業を引き続き積極展開するとともに、シルバーマーケティング支援については、メディカルソリューションの分野での本格展開を目指し、新サービスの開発、強化を進めております。
以上の結果、売上高は2,678,787千円(前年同四半期比7.0%増)、営業利益は186,736千円(前年同四半期比604.5%増)、経常利益は187,968千円(前年同四半期比446.8%増)、四半期純利益は122,832千円(前年同四半期比605.2%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりです。
(ヘルスケアソリューション事業)
レコードブック事業におきましては、当第3四半期累計期間において短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)「レコードブック」のフランチャイズが20ヵ所増加しております。その結果、直営店が27ヵ所、フランチャイズが137ヵ所となりました。
そのほか、名古屋鉄道株式会社との合弁会社である株式会社名鉄ライフサポートが愛知県を中心に展開する「名鉄レコードブック」は、当第3四半期会計期間末において19ヵ所となっております。
これにより、「レコードブック・ブランド」の店舗が合計で183店舗(前年同四半期末は144店舗)となりました。
これらの店舗増加や既存店舗の稼働率向上等に伴う収入の増加に加え、2018年4月からの介護報酬改定の影響を受けて減少していた顧客単価につきましても、前期下期より進めている新たな加算の取得により増加に転じるなど、売上高、営業利益ともにレコードブック事業全体として大きく増加いたしました。
また、Webソリューション事業におきましては、本格展開に向け新サービスの開発を進めているメディカルソリューション分野での案件獲得が始まり、売上高はやや増加しております。
この結果、売上高は1,753,989千円(前年同四半期比13.8%増)、営業利益は303,978千円(前年同四半期比100.8%増)となりました。
(在宅サービス事業)
介護業界では人材不足により採用難が深刻化しております。当社においても有資格者の減員などによるサービス提供量減少により売上高は減少いたしましたが、既存の人員で効率的な運営を行ったことにより、前年同四半期とほぼ同水準の利益を維持することができました。
この結果、売上高は924,798千円(前年同四半期比4.0%減)、営業利益は270,354千円(前年同四半期比1.8%減)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は1,059,637千円となり、前事業年度末に比べ52,676千円減少いたしました。その主な要因は、売掛金が16,680千円、貯蔵品が11,191千円増加した一方、現金及び預金が85,410千円減少したことによるものです。
固定資産は838,157千円となり、前事業年度末に比べ43,843千円増加いたしました。その主な要因は、「レコードブック」の店舗増加等に伴い建物(純額)が43,147千円増加したことによるものです。
この結果、当第3四半期会計期間末における資産合計は1,897,794千円となり、前事業年度末に比べ8,833千円減少しました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は856,179千円となり、前事業年度末に比べ2,821千円増加いたしました。その主な要因は、短期借入金が170,000千円、未払法人税等が39,294千円増加した一方、預り金が133,356千円、賞与引当金が44,329千円、1年内返済長期借入金が15,354千円減少したことによるものです。
固定負債は192,841千円となり、前事業年度末に比べ44,148千円減少いたしました。その主な要因は、長期借入金が37,132千円減少したことによるものです。
この結果、当第3四半期会計期間末における負債合計は1,049,020千円となり、前事業年度末に比べ41,326千円減少しました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は848,774千円となり、前事業年度末に比べ32,493千円増加いたしました。その主な要因は、四半期純利益の計上による増加122,832千円及び、譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分による増加7,521千円、自己株式取得による減少99,960千円によるものです。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 従業員の状況
当第3四半期累計期間において、各セグメントで新卒採用を行ったことなどの要因により、当社の従業員数は前事業年度末から22名増加し314名となりました。