四半期報告書-第75期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 16:46
【資料】
PDFをみる
【項目】
37項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新たに新型コロナウイルス変異株によるパンデミックに見舞われたものの、そのピークからは脱しつつあり、全体的には回復に向かっているように思われます。しかしながら、ワクチン供給の不均衡等により、先進国と途上国との格差・分断はいっそう深まり、ワクチン普及が進んでいる先進国においても感染の再拡大がみられる等、収束の見通しについては依然不透明さが漂っております。さらに、規制緩和に伴う需要の増加が加速する一方、物流の混乱により供給の回復が遅れ、米国や一部の新興市場国では急速にインフレが進行しており、経済の回復は未だ不確実性を伴うものになっております。
このような状況の下、当社グループは食を扱う企業としての使命を再認識し、従業員の健康を保全しながら、美味しく安全な商品を世界各地のお客様・消費者に安定的に供給することに努めると同時に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業の回復と安定化に取り組んでまいりました。
当社グループの主たる事業は、日本をはじめアジア諸国の食品・食材を、北米・欧州・アジア・オセアニア等の国・地域へ販売する「アジア食グローバル事業」並びに生鮮青果を中心に海外の農水産品の国内販売、及び国内生鮮青果の輸出と三国間貿易を行う「農水産商社事業」であります。その他、海外のブランド食品や自社で企画・開発したキャラクター・シーズン商品を国内の輸入食品店や生活雑貨店に販売する事業や、ナチュラルサプリメントの開発・販売事業も行っております。
アジア食グローバル事業は、主力販売先である北米地域の持続的・安定的な収益実現のため、引き続き事業構造改革に取り組んでまいりました。また、成長戦略として、北米以外の地域においてM&A等の手法を活用し、事業基盤の拡充を推進してまいりました。
農水産商社事業は、国内の卸売市場・量販店・外食産業の3つを主力販売先として、輸入農水産品の販売拡大を継続してまいりました。さらに、これまでに培った海外調達力に加え、国産青果物の輸出や三国間貿易による中国市場向け販売拡大等、海外販路の拡充に積極的に取り組んでおります。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,553億78百万円(前年同期比24.9%増)、営業利益50億42百万円(前年同期は55百万円の営業利益)、経常利益49億63百万円(前年同期は2億40百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益32億33百万円(前年同期比788.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
① アジア食グローバル事業
アジア食グローバル事業の当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,163億56百万円(前年同期比37.3%増)、営業利益56億57百万円(前年同期は1億13百万円の営業損失)となりました。
売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウン等の規制により、前年同期はレストラン向け売上が大幅に減少いたしましたが、当第3四半期連結累計期間においては一部に影響は残るものの、全体的には順調に回復し大幅な増収となりました。
利益面では、前年同期は上期における大幅な減収による減益に加え、貸倒引当金繰入額、及びたな卸資産評価損の計上により営業損失となったものの、当第3四半期連結累計期間においては増収による増益に加えて、収益回復のための様々な施策の実施、たな卸資産評価損及び貸倒引当金繰入額の戻入もあり、大幅な増益となりました。収益回復のための具体的な施策としては、デリバリー・テイクアウト・グローサリー向け商品の拡充、原材料・海上運賃・人件費等の高騰を見越した早期の価格調整、及び販売管理費の削減等を行っております。
主力の北米地域は、ワクチン接種の進展に伴う規制緩和やリバウンド消費需要もあり、レストラン向け販売が予想を超える回復を遂げ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響前である2019年度の水準以上に回復伸長しております。グローサリー向け販売は、新型コロナウイルス感染症拡大の環境下においても好調を維持しており、引き続き堅調な業績を下支えしております。
北米以外の地域では、ヨーロッパ地域はワクチン普及が比較的早く進み、北米地域同様、概ね順調な回復を示しております。一方で、アジア・オセアニア地域では、これまで水際対策等において比較的成功を収めていたにもかかわらず、急速な感染拡大により再びロックダウン等の措置が取られ、特にレストラン向け販売において大きな影響を受けている国・地域があり、回復度合いに地域差が生じております。
② 農水産商社事業
農水産商社事業の当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高366億45百万円(前年同期比1.3%減)、営業損失66百万円(前年同期は5億77百万円の営業利益)となりました。
売上高は、台湾産パインの特需や、全国的な供給不足の中での在庫調整による価格上昇等の影響を受けた一方、緊急事態宣言の長期化により主力の輸入青果の需要が低迷し、安値の国産品との競合も相まって、低調に終わった結果、前年同期比で減収となりました。
利益面では、前年同期も販売低迷による在庫過多と価格低迷により収益確保が困難な状況であったものの、当期は第2四半期と並ぶハイシーズンとなる第3四半期において大きな損失が生じたことにより、減益となりました。減益の主な要因は、産地における品質不良に加え、世界的な物流混乱に起因する入港スケジュールの遅延によって在庫が滞留し、相場が大きく崩れたことによります。さらに、需要低迷により販売が進まないことで歩留りが悪化する等の悪循環に陥り、収益確保に苦戦する結果となりました。
③ その他事業
その他事業の当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高23億76百万円(前年同期比6.4%減)、営業損失56百万円(前年同期は24百万円の営業利益)となりました。
バレンタイン・ホワイトデー商戦においては、計画的な仕入縮小や販売管理費削減等により利益を確保できたものの、緊急事態宣言等の断続的な実施によって、4月以降も主要顧客である小売業態が営業時間短縮等の影響を受けた結果、販売が減少いたしました。また、当期は輸入加工食品や免疫力を上げるサプリメントの特需もなかったため、減収減益となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ111億24百万円増加し、1,247億31百万円となりました。主な要因は次のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末における流動資産合計は、1,078億77百万円(前連結会計年度末比97億56百万円増加)となりました。流動資産の増加は、たな卸資産の増加56億38百万円、受取手形及び売掛金の増加22億61百万円、現金及び預金の増加15億29百万円があったことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産合計は、168億54百万円(前連結会計年度末比13億68百万円増加)となりました。固定資産の増加は、リース資産(純額)の増加6億73百万円、のれんの増加6億28百万円があったことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ52億65百万円増加し、680億28百万円となりました。主な要因は次のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債合計は、272億35百万円(前連結会計年度末比57億42百万円増加)となりました。流動負債の増加は、1年内返済予定の長期借入金の増加28億80百万円、支払手形及び買掛金の増加20億69百万円、未払費用等を含む流動負債のその他の増加2億76百万円があったことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債合計は、407億93百万円(前連結会計年度末比4億77百万円減少)となりました。固定負債の減少は、長期未払金等を含む固定負債のその他の増加14億64百万円、リース債務の増加6億66百万円があったものの、退職給付に係る負債の減少16億1百万円、役員退職慰労引当金の減少6億45百万円、長期借入金の減少4億42百万円があったことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ58億59百万円増加し、567億2百万円となりました。純資産の増加は、主に為替換算調整勘定の増加33億51百万円、利益剰余金の増加24億44百万円があったことによるものであります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。