四半期報告書-第16期第1四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社は、2020年10月27日に開催された第14期定時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されたことを受け、決算期(事業年度の末日)を7月31日から6月30日に変更し、当社グループの決算期を6月30日に統一しております。これに伴い、前第1四半期連結会計期間及び前第1四半期連結累計期間は2020年8月1日から2020年10月31日まで、当第1四半期連結会計期間及び当第1四半期連結累計期間は2021年7月1日から2021年9月30日までと対象期間が異なっております。このため、経営成績に関する対前年同四半期比較の記載は省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありますが、感染拡大の防止策を講じつつ、ワクチン接種を促進する中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待されております。
このような環境の中、当社グループは依然としてリアルイベントの開催・動員が制限されながらも、大規模音楽ライブを複数回開催するなど、アフターコロナを見据えて動きだしつつあります。また、「IPディベロッパー」戦略をバージョンアップし、IP活用プラットフォームとしてヴァイスシュヴァルツをはじめとしたIP価値の向上に貢献するプロダクト・サービスの拡充に努めてまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高10,484,829千円、営業利益1,321,247千円、経常利益1,669,558千円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,136,537千円となりました。
各セグメントの経営成績は次のとおりであります。なお、セグメント売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
1.デジタルIP事業
デジタルIP事業は、TCG(トレーディングカードゲーム)部門、ゲーム部門、MD(マーチャンダイジング)部門、メディア部門の4部門が属しております。なお、当第1四半期連結会計期間より、MOG(モバイルオンラインゲーム)部門をゲーム部門に名称変更しております。
①TCG部門
主力TCGである「ヴァイスシュヴァルツ」では「ホロライブプロダクション」がヴァイスシュヴァルツ史上最高の売上を記録し、他商品も好調に推移しました。
「カードファイト!! ヴァンガード」は新シリーズ「カードファイト!! ヴァンガード overDress」が特に海外で好調な動きとなっております。
「Reバース for you」は「新日本プロレスリング」を発売し、グループ内シナジーによりプロレスファンにもアプローチいたしました。
以上の結果、TCG部門は四半期として過去最高の売上となりました。
②ゲーム部門
2021年9月16日に「バンドリ! ガールズバンドパーティ!for Nintendo Switch」を発売し、ブシロードとしてコンソールゲームへ本格参入いたしました。また、モバイルオンラインゲームが市場が競争過熱の状態にあり、全体的に軟調に推移いたしました。
③MD部門
当社は、当第1四半期連結会計期間より、子会社の㈱ブシロードクリエイティブに当社のMD・EC事業を吸収分割の方法により承継いたしました。これによりグループ内の機能・リソースを集約させ、MD部門のさらなる拡大を目指してまいります。
カプセルや一般流通を中心に全体的に好調、また「原神」や「ホロライブプロダクション」など他社IPの催事やOEMによる売上も過去最高水準となり、MD部門は四半期として過去最高の売上となりました。
④メディア部門
㈱ブシロードムーブがチームジョイ㈱と共同で日本語吹替版の配給・制作を行った中米共同制作のフル3DCGアニメ映画『「白蛇:縁起」日本語吹替版』が2021年7月30日に公開され、公開初週には興業通信社集計の全国映画動員ランキングで10位にランクインしました。
また、舞台「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#3 Growth」の公演が2021年7月27日より開始されその委員会収入などにより、メディア部門は四半期として過去最高の売上となりました。
これらの結果、売上高8,035,202千円、セグメント利益1,353,567千円となりました。
2.ライブIP事業
ライブIP事業は、音楽部門、スポーツ部門の2部門が属しております。
①音楽部門
㈱ブシロードミュージックでは富士急ハイランド・コニファーフォレストにて大規模ライブとなるBanG Dream! 9th☆LIVE「The Beginning」「Mythology」を開催したほか、音楽・映像ソフトも全体的に好調、また、㈱劇団飛行船でも公演の動員が回復傾向にあり、四半期として過去最高の売上となりました。
②スポーツ部門
「新日本プロレス」は東京ドーム・メットライフドームにて大規模興行「カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」を開催するも緊急事態宣言延長により動員が制限され、興行・グッズの売上が伸び悩みました。動画配信サービス「新日本プロレスワールド」やアプリ「新日コレクション」等のコンテンツ売上は堅調に推移しました。
「スターダム」は段階的により大きな規模の会場での興行を増加させており、㈱ブシロードファイトとして四半期で過去最高の売上高となりました。
これらの結果、売上高2,449,627千円、セグメント損失40,188千円となりました。
財政状態は次のとおりであります。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は38,444,141千円となり、前連結会計年度末に比べ928,792千円増加致しました。これは主に現金及び預金が842,813千円減少した一方、売掛金が1,581,521千円増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は24,966,792千円となり、前連結会計年度末に比べ1,345,926千円増加致しました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が75,610千円及び長期借入金が1,020,536千円減少した一方で、買掛金が850,703千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は13,477,348千円となり、前連結会計年度末に比べ417,133千円減少致しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,136,537千円増加した一方、自己株式の取得により自己株式が878,640千円増加、収益認識会計基準等の適用により利益剰余金の当期首残高が656,758円減少したことによるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しています。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社は、2020年10月27日に開催された第14期定時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されたことを受け、決算期(事業年度の末日)を7月31日から6月30日に変更し、当社グループの決算期を6月30日に統一しております。これに伴い、前第1四半期連結会計期間及び前第1四半期連結累計期間は2020年8月1日から2020年10月31日まで、当第1四半期連結会計期間及び当第1四半期連結累計期間は2021年7月1日から2021年9月30日までと対象期間が異なっております。このため、経営成績に関する対前年同四半期比較の記載は省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありますが、感染拡大の防止策を講じつつ、ワクチン接種を促進する中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待されております。
このような環境の中、当社グループは依然としてリアルイベントの開催・動員が制限されながらも、大規模音楽ライブを複数回開催するなど、アフターコロナを見据えて動きだしつつあります。また、「IPディベロッパー」戦略をバージョンアップし、IP活用プラットフォームとしてヴァイスシュヴァルツをはじめとしたIP価値の向上に貢献するプロダクト・サービスの拡充に努めてまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高10,484,829千円、営業利益1,321,247千円、経常利益1,669,558千円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,136,537千円となりました。
各セグメントの経営成績は次のとおりであります。なお、セグメント売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。
1.デジタルIP事業
デジタルIP事業は、TCG(トレーディングカードゲーム)部門、ゲーム部門、MD(マーチャンダイジング)部門、メディア部門の4部門が属しております。なお、当第1四半期連結会計期間より、MOG(モバイルオンラインゲーム)部門をゲーム部門に名称変更しております。
①TCG部門
主力TCGである「ヴァイスシュヴァルツ」では「ホロライブプロダクション」がヴァイスシュヴァルツ史上最高の売上を記録し、他商品も好調に推移しました。
「カードファイト!! ヴァンガード」は新シリーズ「カードファイト!! ヴァンガード overDress」が特に海外で好調な動きとなっております。
「Reバース for you」は「新日本プロレスリング」を発売し、グループ内シナジーによりプロレスファンにもアプローチいたしました。
以上の結果、TCG部門は四半期として過去最高の売上となりました。
②ゲーム部門
2021年9月16日に「バンドリ! ガールズバンドパーティ!for Nintendo Switch」を発売し、ブシロードとしてコンソールゲームへ本格参入いたしました。また、モバイルオンラインゲームが市場が競争過熱の状態にあり、全体的に軟調に推移いたしました。
③MD部門
当社は、当第1四半期連結会計期間より、子会社の㈱ブシロードクリエイティブに当社のMD・EC事業を吸収分割の方法により承継いたしました。これによりグループ内の機能・リソースを集約させ、MD部門のさらなる拡大を目指してまいります。
カプセルや一般流通を中心に全体的に好調、また「原神」や「ホロライブプロダクション」など他社IPの催事やOEMによる売上も過去最高水準となり、MD部門は四半期として過去最高の売上となりました。
④メディア部門
㈱ブシロードムーブがチームジョイ㈱と共同で日本語吹替版の配給・制作を行った中米共同制作のフル3DCGアニメ映画『「白蛇:縁起」日本語吹替版』が2021年7月30日に公開され、公開初週には興業通信社集計の全国映画動員ランキングで10位にランクインしました。
また、舞台「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#3 Growth」の公演が2021年7月27日より開始されその委員会収入などにより、メディア部門は四半期として過去最高の売上となりました。
これらの結果、売上高8,035,202千円、セグメント利益1,353,567千円となりました。
2.ライブIP事業
ライブIP事業は、音楽部門、スポーツ部門の2部門が属しております。
①音楽部門
㈱ブシロードミュージックでは富士急ハイランド・コニファーフォレストにて大規模ライブとなるBanG Dream! 9th☆LIVE「The Beginning」「Mythology」を開催したほか、音楽・映像ソフトも全体的に好調、また、㈱劇団飛行船でも公演の動員が回復傾向にあり、四半期として過去最高の売上となりました。
②スポーツ部門
「新日本プロレス」は東京ドーム・メットライフドームにて大規模興行「カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」を開催するも緊急事態宣言延長により動員が制限され、興行・グッズの売上が伸び悩みました。動画配信サービス「新日本プロレスワールド」やアプリ「新日コレクション」等のコンテンツ売上は堅調に推移しました。
「スターダム」は段階的により大きな規模の会場での興行を増加させており、㈱ブシロードファイトとして四半期で過去最高の売上高となりました。
これらの結果、売上高2,449,627千円、セグメント損失40,188千円となりました。
財政状態は次のとおりであります。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は38,444,141千円となり、前連結会計年度末に比べ928,792千円増加致しました。これは主に現金及び預金が842,813千円減少した一方、売掛金が1,581,521千円増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は24,966,792千円となり、前連結会計年度末に比べ1,345,926千円増加致しました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が75,610千円及び長期借入金が1,020,536千円減少した一方で、買掛金が850,703千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は13,477,348千円となり、前連結会計年度末に比べ417,133千円減少致しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,136,537千円増加した一方、自己株式の取得により自己株式が878,640千円増加、収益認識会計基準等の適用により利益剰余金の当期首残高が656,758円減少したことによるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しています。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。