四半期報告書-第41期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/07 15:23
【資料】
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【項目】
29項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
(資産)
当第1四半期会計期間末における流動資産は、17,750百万円となり、前事業年度末に比べ4,134百万円増加いたしました。これは、主に現金及び預金が4,349百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,267百万円となり、前事業年度末に比べ174百万円減少となりました。これは、主に無形固定資産が128百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は21,018百万円となり、前事業年度末に比べ3,959百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期会計期間末における流動負債は、9,359百万円となり、前事業年度末に比べ5,142百万円増加いたしました。これは、主に短期借入金が5,000百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は9,359百万円となり、前事業年度末に比べ5,142百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は、11,658百万円となり、前事業年度末に比べ1,183百万円減少いたしました。これは、主に配当金の支払いにより利益剰余金が1,186百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は55.5%(前事業年度末は75.3%)となりました。
②経営成績の状況
当第1四半期累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大への対応として4月に緊急事態宣言が発令されたことなどから急速な悪化を余儀なくされました。5月末に緊急事態宣言が解除されたことを受けて今後持ち直しに向かうことが期待されるものの、足元では感染者数が再び増加傾向にあるなど、依然国内外の感染症の動向は楽観視できない状況が続いており、経済回復の道のりは不透明な状況が継続しております。
このような経済環境において当第1四半期累計期間の雇用環境は急速に悪化し、有効求人倍率も低調に推移いたしました。エンジニア派遣業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした在宅勤務や自宅待機が一時急増し、また稼働形態の変更による稼働時間の減少が生じるなど、様々な影響が出てきております。
このような状況の下、当社の第1四半期累計期間のエンジニア派遣サービスにおきましては、顧客である機電系大手製造業における派遣エンジニアの需要が鈍化したことなどから、稼働人員数は前年同期に比べ約10%程度減少いたしました。また、就業中技術社員の平均稼働時間は、テレワークの実施や残業時間の減少等により、前年同期に比べ約6%程度減少いたしました。
一方、当社は改正派遣法に基づく「同一労働同一賃金」ルール導入に伴う単価改定交渉を精力的に行い、当社派遣単価は2020年6月末時点で前年同期に比べ約4%程度上昇しております。
エンジニア紹介サービスにおきましてもやはり新型コロナウイルス感染拡大の影響で機電系大手製造業の正社員採用意欲が一時的に低下している状況ですが、転職を検討しているエンジニア人材は多く存在しております。こうした背景の下、当社は2020年4~5月に「コグナビ 転職」サービスのテレビCMを放映し、若手エンジニア層を中心に「コグナビ」ブランドの認知度を高めることに成功いたしました。この結果、「コグナビ 転職」新規登録会員数も、当テレビCM放映前に比べて約4倍に増加いたしました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は7,281百万円となりました。また、売上高の減少に対応して経費を抑制したものの、テレビCM等によるプロモーション費用を計上した一方で申請済みの雇用調整助成金の多くが未受領であることなどから、当第1四半期累計期間の営業利益は138百万円、同経常利益は137百万円、同四半期純利益は93百万円となりました。
なお、当社はエンジニア派遣・紹介事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。