四半期報告書-第44期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社は、2024年3月期第1四半期より、連結決算に移行しており、同第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しております。そのため前第2四半期累計期間に四半期連結財務諸表を作成していないことから、①経営成績の状況、②財政状態の状況において前年同四半期及び前期末との比較分析は行っておりません。
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行によって経済活動の正常化が進み、雇用・所得環境が改善する中で緩やかな回復基調を示しました。中でも、当社主要顧客である大手製造業の景況感は、原油・原材料価格の高騰による影響がみられるものの、足元で半導体不足の緩和や設備の稼働が改善し、回復基調が鮮明となっております。
このような環境の下、マーケット全体の慢性的人材不足感がさらに強まっており、当社主力のエンジニア派遣サービスへの需要はコロナ以前同様の高い水準に回復しました。前事業年度から引き続き、派遣エンジニア求人広告の掲載内容の見直しや当社社員によるエンジニア社員紹介制度(リファラル採用制度)、退職者のカムバック採用制度等の施策を講じた結果、派遣エンジニアの採用数は前年同期比193名増加しました。また、顧客企業の派遣エンジニア需要拡大により、案件数(派遣エンジニア需要数)は前年同期比1,725件増加した結果、稼働人員数は前年同期比280名増加しました。
理工系学生のための就職支援サービスである「コグナビ 新卒」は、当サービスを利用した学生の内定受諾数が増加したことにより、売上高は前年同期と比べて大きく上回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は15,304百万円、営業利益は1,276百万円、経常利益は1,275百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は856百万円となりました。なお、単体における当第2四半期累計期間の業績は、いずれも前年同期を上回っております。
(参考)株式会社フォーラムエンジニアリング単体の経営成績
また、当社は、「スキルがつながる世界へ。」をミッションに掲げ、機械・電機系学生の学びやエンジニアが持つスキルと、企業が求めるスキルとのつながりを、人工知能(AI)によって結びつける、独自のマッチングシステム「コグナビ」各サービスの浸透と拡充に取り組んでおります。当社は機電系エンジニア人材市場において、この「コグナビ」のマッチングテクノロジーを駆使し、エンジニアと企業をスキルでつなぐ世界の実現を目指しております。また、新卒理工系学生の就職支援から、転職、人材派遣、教育まで、エンジニアのすべてのキャリアシーンを、「コグナビ」がサポートしてまいります。
エンジニア派遣サービス「コグナビ 派遣」は、顧客企業の需要に確実に応えるべく、稼働人員数の更なる増加に繋げるため、派遣エンジニアの採用強化に取り組んでおります。当第2四半期連結累計期間末時点の稼働人員数は、前年同期と比べ280名増加し、4,137名となりました。
理工系学生のための就職支援サービスである「コグナビ 新卒」は、理工系新卒学生数である約39,000名全てがメーカーに就職し、エンジニアとして働ける世界を実現するため、元メーカーエンジニアの当社社員が講師となり、大学3年生を対象にエンジニアの魅力を伝える「エンジニア職セミナー」を機電系学科のある大学で実施しております。当期は2025年卒の理工系学生を対象としたセミナーを精力的に実施し、新規会員数の獲得に注力しております。当社はこのセミナーを実施することによって培われた大学とのつながりを活かし、第2の収益の柱とすることを目指してまいります。当第2四半期連結累計期間の2024年卒会員数が前年同期比1.5倍となり、当サービスを利用して企業に採用された学生数は当第2四半期連結累計期間末時点で前年同期と比べて約2倍増加しております。
経験者採用向けエンジニア紹介サービスである「コグナビ転職」は、「コグナビ新卒」でメーカーに就職したエンジニアが、やがて転職する際の受け皿となり、この流動機会を捕捉し、中長期には第3の収益の柱とすることを目指してまいります。
エンジニア育成の研修を大学で実施するために両者の連携をサポートするサービス「コグナビ カレッジ」は、大学教授の保有スキルをデータベース化する事で、企業のリスキリング需要に沿った専門性の高い研修を、提携大学にて実施しております。
また、2022年10月に設立した当社の連結子会社であるCognavi India Private Limitedは2023年6月22日、インド初のAI(人工知能)マッチング技術を駆使したジョブポータルサイト「Cognavi(コグナビ)」をオープンいたしました。「Cognavi」はまず、インドの新卒学生と企業を結ぶ就活インフラになることを目指してまいります。
なお、当社グループはエンジニア派遣・紹介事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の業績の記載を省略しております。
②財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、14,823百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が10,562百万円、売掛金が3,880百万円であります。固定資産は2,968百万円となりました。その主な内訳は、ソフトウエアが1,205百万円、繰延税金資産が847百万円であります。
この結果、総資産は17,791百万円となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、6,058百万円となりました。その主な内訳は、短期借入金が2,000百万円、賞与引当金が1,750百万円であります。
この結果、負債合計は6,059百万円となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、11,732百万円となりました。その主な内訳は、利益剰余金が12,106百万円であります。
この結果、自己資本比率は65.1%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、10,562百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,296百万円となりました。
これは、主に税金等調整前四半期純利益1,275百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は91百万円となりました。
これは、主に有形及び無形固定資産の取得による支出85百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,108百万円となりました。
これは、主に配当金の支払額1,291百万円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当社グループは、中長期的な企業価値の向上を図るため、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応をしており、企業価値(株価・時価総額)の向上を経営の重要課題と位置付けています。当社中期経営計画「cognavi Vision2026」最終年度の計画値(営業利益率11.3%、ROE20.0%)の達成と、注力事業への集中及び成長投資の実施、さらに株主還元策としての「安定配当」と「継続的な増配」を方針としています。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社は、2024年3月期第1四半期より、連結決算に移行しており、同第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しております。そのため前第2四半期累計期間に四半期連結財務諸表を作成していないことから、①経営成績の状況、②財政状態の状況において前年同四半期及び前期末との比較分析は行っておりません。
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行によって経済活動の正常化が進み、雇用・所得環境が改善する中で緩やかな回復基調を示しました。中でも、当社主要顧客である大手製造業の景況感は、原油・原材料価格の高騰による影響がみられるものの、足元で半導体不足の緩和や設備の稼働が改善し、回復基調が鮮明となっております。
このような環境の下、マーケット全体の慢性的人材不足感がさらに強まっており、当社主力のエンジニア派遣サービスへの需要はコロナ以前同様の高い水準に回復しました。前事業年度から引き続き、派遣エンジニア求人広告の掲載内容の見直しや当社社員によるエンジニア社員紹介制度(リファラル採用制度)、退職者のカムバック採用制度等の施策を講じた結果、派遣エンジニアの採用数は前年同期比193名増加しました。また、顧客企業の派遣エンジニア需要拡大により、案件数(派遣エンジニア需要数)は前年同期比1,725件増加した結果、稼働人員数は前年同期比280名増加しました。
理工系学生のための就職支援サービスである「コグナビ 新卒」は、当サービスを利用した学生の内定受諾数が増加したことにより、売上高は前年同期と比べて大きく上回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は15,304百万円、営業利益は1,276百万円、経常利益は1,275百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は856百万円となりました。なお、単体における当第2四半期累計期間の業績は、いずれも前年同期を上回っております。
(参考)株式会社フォーラムエンジニアリング単体の経営成績
2024年3月期 第2四半期 (百万円) | 2023年3月期 第2四半期 (百万円) | 対前年同四半期 増減率 (%) | |
売上高 | 15,304 | 14,112 | 8.4 |
営業利益 | 1,352 | 337 | 300.7 |
経常利益 | 1,351 | 329 | 309.7 |
四半期純利益 | 919 | 224 | 309.8 |
また、当社は、「スキルがつながる世界へ。」をミッションに掲げ、機械・電機系学生の学びやエンジニアが持つスキルと、企業が求めるスキルとのつながりを、人工知能(AI)によって結びつける、独自のマッチングシステム「コグナビ」各サービスの浸透と拡充に取り組んでおります。当社は機電系エンジニア人材市場において、この「コグナビ」のマッチングテクノロジーを駆使し、エンジニアと企業をスキルでつなぐ世界の実現を目指しております。また、新卒理工系学生の就職支援から、転職、人材派遣、教育まで、エンジニアのすべてのキャリアシーンを、「コグナビ」がサポートしてまいります。
エンジニア派遣サービス「コグナビ 派遣」は、顧客企業の需要に確実に応えるべく、稼働人員数の更なる増加に繋げるため、派遣エンジニアの採用強化に取り組んでおります。当第2四半期連結累計期間末時点の稼働人員数は、前年同期と比べ280名増加し、4,137名となりました。
理工系学生のための就職支援サービスである「コグナビ 新卒」は、理工系新卒学生数である約39,000名全てがメーカーに就職し、エンジニアとして働ける世界を実現するため、元メーカーエンジニアの当社社員が講師となり、大学3年生を対象にエンジニアの魅力を伝える「エンジニア職セミナー」を機電系学科のある大学で実施しております。当期は2025年卒の理工系学生を対象としたセミナーを精力的に実施し、新規会員数の獲得に注力しております。当社はこのセミナーを実施することによって培われた大学とのつながりを活かし、第2の収益の柱とすることを目指してまいります。当第2四半期連結累計期間の2024年卒会員数が前年同期比1.5倍となり、当サービスを利用して企業に採用された学生数は当第2四半期連結累計期間末時点で前年同期と比べて約2倍増加しております。
経験者採用向けエンジニア紹介サービスである「コグナビ転職」は、「コグナビ新卒」でメーカーに就職したエンジニアが、やがて転職する際の受け皿となり、この流動機会を捕捉し、中長期には第3の収益の柱とすることを目指してまいります。
エンジニア育成の研修を大学で実施するために両者の連携をサポートするサービス「コグナビ カレッジ」は、大学教授の保有スキルをデータベース化する事で、企業のリスキリング需要に沿った専門性の高い研修を、提携大学にて実施しております。
また、2022年10月に設立した当社の連結子会社であるCognavi India Private Limitedは2023年6月22日、インド初のAI(人工知能)マッチング技術を駆使したジョブポータルサイト「Cognavi(コグナビ)」をオープンいたしました。「Cognavi」はまず、インドの新卒学生と企業を結ぶ就活インフラになることを目指してまいります。
なお、当社グループはエンジニア派遣・紹介事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の業績の記載を省略しております。
②財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、14,823百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が10,562百万円、売掛金が3,880百万円であります。固定資産は2,968百万円となりました。その主な内訳は、ソフトウエアが1,205百万円、繰延税金資産が847百万円であります。
この結果、総資産は17,791百万円となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、6,058百万円となりました。その主な内訳は、短期借入金が2,000百万円、賞与引当金が1,750百万円であります。
この結果、負債合計は6,059百万円となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、11,732百万円となりました。その主な内訳は、利益剰余金が12,106百万円であります。
この結果、自己資本比率は65.1%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、10,562百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,296百万円となりました。
これは、主に税金等調整前四半期純利益1,275百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は91百万円となりました。
これは、主に有形及び無形固定資産の取得による支出85百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,108百万円となりました。
これは、主に配当金の支払額1,291百万円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当社グループは、中長期的な企業価値の向上を図るため、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応をしており、企業価値(株価・時価総額)の向上を経営の重要課題と位置付けています。当社中期経営計画「cognavi Vision2026」最終年度の計画値(営業利益率11.3%、ROE20.0%)の達成と、注力事業への集中及び成長投資の実施、さらに株主還元策としての「安定配当」と「継続的な増配」を方針としています。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。