四半期報告書-第42期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/05 15:29
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は、17,067百万円となり、前事業年度末に比べ1,034百万円減少いたしました。これは、主に現金及び預金が796百万円減少したことによるものであります。固定資産は3,154百万円となり、前事業年度末に比べ362百万円増加となりました。これは、主に無形固定資産が370百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は20,221百万円となり、前事業年度末に比べ671百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は、9,078百万円となり、前事業年度末に比べ255百万円増加いたしました。これは、主に未払金が217百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は9,078百万円となり、前事業年度末に比べ255百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は、11,143百万円となり、前事業年度末に比べ927百万円減少いたしました。これは、主に配当金の支払いにより利益剰余金が803百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は55.1%(前事業年度末は57.8%)となりました。
②経営成績の状況
当第2四半期累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)におけるわが国の経済は、景気は持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルスの感染再拡大による緊急事態宣言等の発出、期間延長及び適用地域拡大の影響から、先行きは不透明な状況が続いております。当社の主要顧客である大手製造業においても、半導体部品の需給逼迫や原材料価格の高騰等の影響を受けており、回復には不透明さが残る状況です。
このような環境の下、当社は当第2四半期累計期間において、業績の早期回復と本格的な成長への準備に取り組んでまいりました。主力のエンジニア派遣サービスでは、稼働人員数は前年同期の水準には届かないものの、期初より継続して増加しており、待機者も期初から当第2四半期末に向けて大幅に減少いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響を受け減少したエンジニア派遣サービスの案件数はコロナ前の水準には戻っていないものの、緊急事態宣言下においてもリモート等による営業活動を継続したことや、派遣エンジニアの需要も回復基調にあるため、コロナ前の水準に向けて今後上昇する兆しが見えてまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は13,068百万円(前年同期比7.5%減)、営業利益は672百万円(同27.3%減)、経常利益は651百万円(同29.4%減)、四半期純利益は442百万円(同29.4%減)となりました。
また、当社は、我が国が現在直面している構造的なエンジニア不足の環境において、AIを活用した当社独自のスキルマッチング技術を駆使した「コグナビ」各サービスの浸透と拡充に取り組んでおります。
エンジニア派遣サービス「コグナビ 派遣」は、回復基調にある顧客企業の需要に確実に応えるべく、中途採用の強化並びに来期に向けて新卒採用の拡大等による人材確保を推進しております。
中途採用向けエンジニア紹介サービスである「コグナビ 転職/転職IT」は、選考過程をスムーズにし、採用者数を増加させることを目的として求職者と求人企業が選考前にリモートで面談を行う「リモトク」サービスを開始いたしました。
理工系学生のための就職支援サービスである「コグナビ 新卒」は、当社主催のエンジニア職セミナー及び就職セミナーをオンラインで開催して学生会員数の拡大を図り、会員数は着実に伸長しております。さらに、「コグナビ 新卒」のサービスを利用して企業に採用された学生数は当第2四半期末時点で前年度の年間採用者数を上回っております。大手企業中心に新卒採用意欲が拡大していることから、今後も同サービスを理工系学生の学びに直結した就職支援サービスとして定着を図ってまいります。
エンジニア育成の研修を大学で実施するために両者の連携をサポートするサービス「コグナビ カレッジ」は、研修受け入れ先として当第2四半期末時点で既に複数大学と契約を締結しております。さらに、新規契約締結に向けて協議を進めております。
企業内エンジニア配置最適化サービスである「コグナビ タレントマネジメント」では、利用契約を企業単位だけでなく技術部門など部署単位でもご利用いただけるサービス「部署マネ」を導入した結果、トライアル実施企業並びに導入検討企業が増加しております。
なお、当社はエンジニア派遣・紹介事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の業績の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ976百万円減少し13,501百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は519百万円(前年同期は1,438百万円の獲得)となりました。
これは、主に税引前四半期純利益651百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は66百万円(前年同期は281百万円の使用)となりました。
これは、主に有形及び無形固定資産の取得による支出44百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,429百万円(前年同期は3,741百万円の獲得)となりました。
これは、主に配当金の支払額1,237百万円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。