四半期報告書-第41期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/05 15:27
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は、17,833百万円となり、前事業年度末に比べ4,217百万円増加いたしました。これは、主に現金及び預金が4,333百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,062百万円となり、前事業年度末に比べ379百万円減少となりました。これは、主に無形固定資産が290百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は20,896百万円となり、前事業年度末に比べ3,837百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は、8,356百万円となり、前事業年度末に比べ4,139百万円増加いたしました。これは、主に短期借入金が5,000百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は8,356百万円となり、前事業年度末に比べ4,139百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は、12,540百万円となり、前事業年度末に比べ302百万円減少いたしました。これは、主に自己株式を414百万円取得したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は60.0%(前事業年度末は75.3%)となりました。
②経営成績の状況
当第3四半期累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により2020年4月に緊急事態宣言が発令されたことから個人消費や企業活動が制限され、景気が急速に悪化いたしました。緊急事態宣言解除後は、景気に持ち直しの動きがみられたものの、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような経済環境の中、エンジニア派遣サービスは、顧客である機電系大手製造業の需要が鈍化したことなどから、稼働人員数が前年同期に比べ減少いたしました。技術社員の稼働時間は回復しつつありますが、出勤日数や残業時間が制限されたため前年同期を下回りました。派遣単価につきましては、派遣法改正、所謂「同一労働同一賃金」の実施に伴い、前年同期末に比べ上昇しております。
また、エンジニア紹介サービスは、顧客である機電系大手製造業の求人が低迷しているものの、企業のデジタルシフトに伴うIT人材の堅調な需要や、機電系エンジニア向けに設計された人材紹介サービス「コグナビ 転職」に対し、転職を希望するITエンジニアからも相当数の登録があっため、2020年7月31日にITエンジニア人材紹介サービス「コグナビ 転職IT」を開始いたしました。さらに、「コグナビ 新卒」では、2020年10月2日に新卒理工系学生向けインターンシッププログラムマッチング機能を追加いたしました。
これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は21,060百万円(前年同期比13.6%減)となりました。政府からの雇用調整助成金の受給に加え、派遣人材募集費を削減したものの、売上高の落ち込みやテレビCM等によるプロモーション費用を計上したことから、営業利益は2,021百万円(同44.5%減)、経常利益は2,014百万円(同42.3%減)、四半期純利益は1,368百万円(同29.8%減)となりました。
なお、当社はエンジニア派遣・紹介事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。