四半期報告書-第96期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」)の拡大により、経済活動や社会生活全般が大きな影響を受けたことから、個人消費や企業収益の悪化、輸出が大幅に減少するなど、景気の停滞感が鮮明となりました。
経済活動の再開が段階的に進められるなか、景気の一部に持ち直しの動きがみられるものの、昨年の11月以降、COVID-19の感染拡大が続いており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
こうした経済環境の下、当社グループは2024年のありたい姿である「機能材料、金属、自動車部品の3事業を核に、成長商品・事業を継続的に創出し、価値を拡大し続けている会社」を実現する成長基盤の変革を目指し、2019年を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「19中計」を策定し、2019年4月よりスタートいたしました。
各事業セグメントにおいて「13、16中計の収穫」「19中計での成長戦略の実行」「変革を促す将来への布石」を実現するための重点施策に取り組みました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は、前年同期比59億円(1.7%)増加の3,618億円となりました。
営業利益は、第1四半期において、COVID-19の影響に伴い主要製品の販売量が減少したものの、第2四半期以降、自動車市場の回復等を背景に需要も回復基調で推移したことに加え、非鉄金属相場の変動に伴う在庫要因の好転や、コストダウンを実現したこと等により、前年同期比181億円(148.2%)増加の303億円となりました。
経常利益は、持分法による投資損益が21億円悪化したものの、営業利益の増加により、前年同期比158億円(136.6%)増加の275億円となりました。
特別損益においては、投資有価証券売却益134億円、銅鉱山権益譲渡損失引当金繰入額204億円(カセロネス銅鉱山の権益譲渡に係る損失の見積額)等を計上しました。加えて、税金費用及び非支配株主に帰属する四半期純利益を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比78億円(124.5%)増加の140億円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの変更を実施しております。その内容につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
① 機能材料セグメント
キャリア付極薄銅箔や電子材料用金属粉は、需要が堅調であったことから販売量は増加しました。排ガス浄化触媒は、第2四半期以降の需要は堅調であったものの、第1四半期におけるCOVID-19の影響により販売量は前期並みとなりました。また、主要原料であるパラジウム・ロジウム価格が高騰したことから販売価格は上昇しました。
この結果、当部門の売上高は、前年同期比132億円(10.5%)増加の1,395億円となりました。経常利益は、主要製品の販売動向の影響に加え、インジウム価格の変動に伴う在庫要因が好転したこと等から、前年同期比48億円(46.1%)増加の153億円となりました。
② 金属セグメント
亜鉛・鉛のLME(ロンドン金属取引所)価格が下落したものの、第1四半期連結会計期間より、日比製煉株式会社及び日比共同製錬株式会社を連結子会社としていること等から、当部門の売上高は前年同期比114億円(9.2%)増加の1,359億円となりました。経常利益は、LME価格の下落や円高による影響に加え、持分法による投資損益の悪化、亜鉛製錬設備の大規模定期修繕工事があったものの、LME価格の変動に伴う在庫要因が好転したことに加え、受取配当金の増加があったこと等から、前年同期比121億円(778.8%)増加の136億円となりました。
なお、日比製煉株式会社及び日比共同製錬株式会社を連結子会社としたことにより、当部門の売上高は前年同期比197億円、経常利益は同22億円増加しております。
③ 自動車部品セグメント
第2四半期以降、需要は回復基調で推移しているものの、COVID-19の影響に伴う世界的な自動車市場の減速により、主要製品の販売量が減少したことから、当部門の売上高は前年同期比115億円(16.5%)減少の587億円となりました。経常利益は、主要製品の販売量が減少したものの、コストダウンを実現したことから、前年同期比3億円(44.4%)増加の12億円となりました。
④ 関連セグメント
COVID-19の影響に伴う需要の低迷により、主要製品は総じて販売量が減少したものの、各種産業プラントエンジニアリング事業において、国内グループ企業向け工事の完成工事高が増加したことから、当部門の売上高は前年同期比19億円(2.4%)増加の821億円となりました。経常利益は、主要製品の販売量が減少したこと等から、前年同期比0億円(3.4%)減少の12億円となりました。
主要な品目等の生産実績及び受注状況の当期の推移は、次のとおりであります。
* 亜鉛:共同製錬については当社シェア分
(2)財政状態の状況
資産合計は、現金及び預金82億円等の減少があったものの、たな卸資産211億円、有形固定資産178億円、流動資産その他146億円、受取手形及び売掛金105億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ586億円増加の5,957億円となりました。
負債合計は、銅鉱山権益譲渡損失引当金204億円、長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパー残高166億円、支払手形及び買掛金34億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ435億円増加の4,073億円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益140億円、非支配株主持分22億円、その他有価証券評価差額金16億円等の増加に加え、剰余金の配当39億円等の減少があり、前連結会計年度末に比べ151億円増加の1,883億円となりました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.9ポイント低下の29.8%となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、日比製煉株式会社及び日比共同製錬株式会社を連結子会社としております。この影響により、前連結会計年度末に比べ、資産合計は322億円(うち、有形固定資産234億円)、負債合計は297億円(うち、長・短借入金205億円)増加しております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7,500百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績等の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」)の拡大により、経済活動や社会生活全般が大きな影響を受けたことから、個人消費や企業収益の悪化、輸出が大幅に減少するなど、景気の停滞感が鮮明となりました。
経済活動の再開が段階的に進められるなか、景気の一部に持ち直しの動きがみられるものの、昨年の11月以降、COVID-19の感染拡大が続いており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
こうした経済環境の下、当社グループは2024年のありたい姿である「機能材料、金属、自動車部品の3事業を核に、成長商品・事業を継続的に創出し、価値を拡大し続けている会社」を実現する成長基盤の変革を目指し、2019年を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「19中計」を策定し、2019年4月よりスタートいたしました。
各事業セグメントにおいて「13、16中計の収穫」「19中計での成長戦略の実行」「変革を促す将来への布石」を実現するための重点施策に取り組みました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は、前年同期比59億円(1.7%)増加の3,618億円となりました。
営業利益は、第1四半期において、COVID-19の影響に伴い主要製品の販売量が減少したものの、第2四半期以降、自動車市場の回復等を背景に需要も回復基調で推移したことに加え、非鉄金属相場の変動に伴う在庫要因の好転や、コストダウンを実現したこと等により、前年同期比181億円(148.2%)増加の303億円となりました。
経常利益は、持分法による投資損益が21億円悪化したものの、営業利益の増加により、前年同期比158億円(136.6%)増加の275億円となりました。
特別損益においては、投資有価証券売却益134億円、銅鉱山権益譲渡損失引当金繰入額204億円(カセロネス銅鉱山の権益譲渡に係る損失の見積額)等を計上しました。加えて、税金費用及び非支配株主に帰属する四半期純利益を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比78億円(124.5%)増加の140億円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの変更を実施しております。その内容につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
① 機能材料セグメント
キャリア付極薄銅箔や電子材料用金属粉は、需要が堅調であったことから販売量は増加しました。排ガス浄化触媒は、第2四半期以降の需要は堅調であったものの、第1四半期におけるCOVID-19の影響により販売量は前期並みとなりました。また、主要原料であるパラジウム・ロジウム価格が高騰したことから販売価格は上昇しました。
この結果、当部門の売上高は、前年同期比132億円(10.5%)増加の1,395億円となりました。経常利益は、主要製品の販売動向の影響に加え、インジウム価格の変動に伴う在庫要因が好転したこと等から、前年同期比48億円(46.1%)増加の153億円となりました。
② 金属セグメント
亜鉛・鉛のLME(ロンドン金属取引所)価格が下落したものの、第1四半期連結会計期間より、日比製煉株式会社及び日比共同製錬株式会社を連結子会社としていること等から、当部門の売上高は前年同期比114億円(9.2%)増加の1,359億円となりました。経常利益は、LME価格の下落や円高による影響に加え、持分法による投資損益の悪化、亜鉛製錬設備の大規模定期修繕工事があったものの、LME価格の変動に伴う在庫要因が好転したことに加え、受取配当金の増加があったこと等から、前年同期比121億円(778.8%)増加の136億円となりました。
なお、日比製煉株式会社及び日比共同製錬株式会社を連結子会社としたことにより、当部門の売上高は前年同期比197億円、経常利益は同22億円増加しております。
③ 自動車部品セグメント
第2四半期以降、需要は回復基調で推移しているものの、COVID-19の影響に伴う世界的な自動車市場の減速により、主要製品の販売量が減少したことから、当部門の売上高は前年同期比115億円(16.5%)減少の587億円となりました。経常利益は、主要製品の販売量が減少したものの、コストダウンを実現したことから、前年同期比3億円(44.4%)増加の12億円となりました。
④ 関連セグメント
COVID-19の影響に伴う需要の低迷により、主要製品は総じて販売量が減少したものの、各種産業プラントエンジニアリング事業において、国内グループ企業向け工事の完成工事高が増加したことから、当部門の売上高は前年同期比19億円(2.4%)増加の821億円となりました。経常利益は、主要製品の販売量が減少したこと等から、前年同期比0億円(3.4%)減少の12億円となりました。
主要な品目等の生産実績及び受注状況の当期の推移は、次のとおりであります。
| セグメント | 品目 | 単位 | 第1 | 第2 | 第3 | 第4 | 累計 | |
| 四半期 | 四半期 | 四半期 | 四半期 | |||||
| 機能材料 | 銅箔 | 生産量 | 千t | 5 | 6 | 5 | ― | 17 |
| 金属 | 亜鉛 | 生産量 | 千t | 43 | 56 | 57 | ― | 157 |
| 鉛 | 生産量 | 千t | 15 | 17 | 18 | ― | 51 | |
| 自動車部品 | 自動車部品 | 生産金額 | 億円 | 126 | 187 | 203 | ― | 517 |
* 亜鉛:共同製錬については当社シェア分
(2)財政状態の状況
資産合計は、現金及び預金82億円等の減少があったものの、たな卸資産211億円、有形固定資産178億円、流動資産その他146億円、受取手形及び売掛金105億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ586億円増加の5,957億円となりました。
負債合計は、銅鉱山権益譲渡損失引当金204億円、長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパー残高166億円、支払手形及び買掛金34億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ435億円増加の4,073億円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益140億円、非支配株主持分22億円、その他有価証券評価差額金16億円等の増加に加え、剰余金の配当39億円等の減少があり、前連結会計年度末に比べ151億円増加の1,883億円となりました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.9ポイント低下の29.8%となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、日比製煉株式会社及び日比共同製錬株式会社を連結子会社としております。この影響により、前連結会計年度末に比べ、資産合計は322億円(うち、有形固定資産234億円)、負債合計は297億円(うち、長・短借入金205億円)増加しております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7,500百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。