四半期報告書-第97期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、世界経済の回復に伴う設備投資や生産等の増加を背景に、景気は持ち直しの動きが続きました。一方、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」という。)の再拡大、半導体等の部材不足や原油価格上昇の影響等により、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは2024年のありたい姿である「機能材料、金属、自動車部品の3事業を核に、成長商品・事業を継続的に創出し、価値を拡大し続けている会社」を実現する成長基盤の変革を目指す、2019年を初年度とした3ヵ年の中期経営計画「19中計」の最終年度を迎えております。
当年度は、各事業セグメントにおいて「13、16中計の収穫」「19中計での成長戦略の実行」「変革を促す将来への布石」を実現するための重点施策に取り組んでおります。
当社グループを取り巻く環境としては、前年同期に比べ非鉄金属相場は上昇し、為替相場は円安で推移しました。また、機能材料セグメントでの主要製品の販売量は、5G関連製品の需要は堅調に推移したことから総じて増加しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は、前年同期比1,018億円(28.1%)増加の4,637億円となりました。
営業利益は、非鉄金属相場の上昇による好転要因に加え、主要製品の販売量が増加したこと等により、前年同期比124億円(41.1%)増加の427億円となりました。
経常利益は、営業利益の増加に加え、持分法による投資損益が59億円改善したこと等により、前年同期比182億円(66.5%)増加の457億円となりました。
特別損益においては、過年度関税戻入益11億円、投資有価証券売却益9億円、固定資産除却損14億円等を計上しました。加えて、税金費用及び非支配株主に帰属する四半期純利益を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比228億円(162.9%)増加の368億円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、当社の連結子会社である三井金属アクト株式会社にて会計方針の変更を実施しております。その内容につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
① 機能材料セグメント
キャリア付極薄銅箔や排ガス浄化触媒は、需要が堅調であったことから販売量は増加しました。加えて、主要原料であるロジウムの平均価格が上昇したことから、排ガス浄化触媒の販売価格は上昇しました。
この結果、当部門の売上高は、前年同期比518億円(37.1%)増加の1,913億円となりました。経常利益は、第2四半期以降のロジウム価格下落による減益要因があったものの、主要製品の販売量が増加したこと等から、前年同期比38億円(25.1%)増加の192億円となりました。
② 金属セグメント
亜鉛・鉛・銅のLME(ロンドン金属取引所)価格が上昇したこと等から、当部門の売上高は前年同期比319億円(23.5%)増加の1,678億円となりました。経常利益は、亜鉛原料の買鉱条件の悪化、エネルギーコストの上昇による減益要因があったものの、LME価格の上昇による好転要因に加え、持分法による投資損益が改善したこと等から、前年同期比107億円(78.8%)増加の244億円となりました。
③ 自動車部品セグメント
半導体不足の影響により主要製品の販売量が減少したことから、当部門の売上高は前年同期比5億円(0.9%)減少の582億円となり、経常利益は、鋼材・樹脂価格上昇の影響等により、前年同期比5億円(44.7%)減少の6億円となりました。
④ 関連セグメント
各種産業プラントエンジニアリング事業において、完成工事高が減少したものの、非鉄金属相場の上昇に加え、その他の各種製品は総じて販売量が増加したことから、当部門の売上高は前年同期比176億円(21.4%)増加の997億円となり、経常利益は、持分法による投資損益が改善したこと等から、前年同期比9億円(77.9%)増加の22億円となりました。
主要な品目等の生産実績及び受注状況の当期の推移は、次のとおりであります。
* 亜鉛:共同製錬については当社シェア分
(2)財政状態の状況
資産合計は、有形固定資産59億円等の減少があったものの、棚卸資産233億円、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度末は受取手形及び売掛金)67億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ307億円増加の6,257億円となりました。
負債合計は、長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパー残高136億円等の減少があったものの、支払手形及び買掛金116億円、固定負債その他23億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ12億円増加の3,857億円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益368億円、為替換算調整勘定36億円等の増加に加え、繰延ヘッジ損益57億円、剰余金の配当48億円等の減少があり、前連結会計年度末に比べ295億円増加の2,400億円となりました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.0ポイント上昇の36.4%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はありません。また、新たに生じた事業上及び財務上の重要な対処すべき課題はありません。
(4)目標とする経営指標
当社グループにおいては、厳重なCOVID-19対策を実施した上で事業活動を継続しておりますが、国内外における再拡大の状況によっては、経済・企業活動に広範な影響を与える可能性があるものの、今後の広がり方や収束時期等を予想することは困難なことから、現時点で入手可能な外部の情報等を踏まえた2021年度(2022年3月期)見通しは、次のとおりであります。
(注) 上記の業績予想につきましては、2022年2月9日現在において入手可能な情報及び仮定の条件に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる場合があります。
2021年11月9日公表値に対しましては、亜鉛・鉛のLME価格が想定を上回り、為替相場も円安で推移していること及びそれに伴い在庫要因が好転していること等により、連結経常利益は60億円増加の580億円を見込んでおります。
業績予想の詳細につきましては、当社コーポレートサイト(https://www.mitsui-kinzoku.com/)のIR・投資家情報に、2022年2月9日付で掲載されております「2022年3月期第3四半期決算説明資料」をご参照下さい。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8,069百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績等の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、世界経済の回復に伴う設備投資や生産等の増加を背景に、景気は持ち直しの動きが続きました。一方、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」という。)の再拡大、半導体等の部材不足や原油価格上昇の影響等により、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは2024年のありたい姿である「機能材料、金属、自動車部品の3事業を核に、成長商品・事業を継続的に創出し、価値を拡大し続けている会社」を実現する成長基盤の変革を目指す、2019年を初年度とした3ヵ年の中期経営計画「19中計」の最終年度を迎えております。
当年度は、各事業セグメントにおいて「13、16中計の収穫」「19中計での成長戦略の実行」「変革を促す将来への布石」を実現するための重点施策に取り組んでおります。
当社グループを取り巻く環境としては、前年同期に比べ非鉄金属相場は上昇し、為替相場は円安で推移しました。また、機能材料セグメントでの主要製品の販売量は、5G関連製品の需要は堅調に推移したことから総じて増加しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は、前年同期比1,018億円(28.1%)増加の4,637億円となりました。
営業利益は、非鉄金属相場の上昇による好転要因に加え、主要製品の販売量が増加したこと等により、前年同期比124億円(41.1%)増加の427億円となりました。
経常利益は、営業利益の増加に加え、持分法による投資損益が59億円改善したこと等により、前年同期比182億円(66.5%)増加の457億円となりました。
特別損益においては、過年度関税戻入益11億円、投資有価証券売却益9億円、固定資産除却損14億円等を計上しました。加えて、税金費用及び非支配株主に帰属する四半期純利益を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比228億円(162.9%)増加の368億円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、当社の連結子会社である三井金属アクト株式会社にて会計方針の変更を実施しております。その内容につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
① 機能材料セグメント
キャリア付極薄銅箔や排ガス浄化触媒は、需要が堅調であったことから販売量は増加しました。加えて、主要原料であるロジウムの平均価格が上昇したことから、排ガス浄化触媒の販売価格は上昇しました。
この結果、当部門の売上高は、前年同期比518億円(37.1%)増加の1,913億円となりました。経常利益は、第2四半期以降のロジウム価格下落による減益要因があったものの、主要製品の販売量が増加したこと等から、前年同期比38億円(25.1%)増加の192億円となりました。
② 金属セグメント
亜鉛・鉛・銅のLME(ロンドン金属取引所)価格が上昇したこと等から、当部門の売上高は前年同期比319億円(23.5%)増加の1,678億円となりました。経常利益は、亜鉛原料の買鉱条件の悪化、エネルギーコストの上昇による減益要因があったものの、LME価格の上昇による好転要因に加え、持分法による投資損益が改善したこと等から、前年同期比107億円(78.8%)増加の244億円となりました。
③ 自動車部品セグメント
半導体不足の影響により主要製品の販売量が減少したことから、当部門の売上高は前年同期比5億円(0.9%)減少の582億円となり、経常利益は、鋼材・樹脂価格上昇の影響等により、前年同期比5億円(44.7%)減少の6億円となりました。
④ 関連セグメント
各種産業プラントエンジニアリング事業において、完成工事高が減少したものの、非鉄金属相場の上昇に加え、その他の各種製品は総じて販売量が増加したことから、当部門の売上高は前年同期比176億円(21.4%)増加の997億円となり、経常利益は、持分法による投資損益が改善したこと等から、前年同期比9億円(77.9%)増加の22億円となりました。
主要な品目等の生産実績及び受注状況の当期の推移は、次のとおりであります。
| セグメント | 品目 | 単位 | 第1 | 第2 | 第3 | 第4 | 累計 | |
| 四半期 | 四半期 | 四半期 | 四半期 | |||||
| 機能材料 | 銅箔 | 生産量 | 千t | 6 | 6 | 6 | ― | 20 |
| 金属 | 亜鉛 | 生産量 | 千t | 56 | 51 | 51 | ― | 159 |
| 鉛 | 生産量 | 千t | 15 | 18 | 17 | ― | 51 | |
| 自動車部品 | 自動車部品 | 生産金額 | 億円 | 164 | 153 | 175 | ― | 492 |
* 亜鉛:共同製錬については当社シェア分
(2)財政状態の状況
資産合計は、有形固定資産59億円等の減少があったものの、棚卸資産233億円、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度末は受取手形及び売掛金)67億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ307億円増加の6,257億円となりました。
負債合計は、長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパー残高136億円等の減少があったものの、支払手形及び買掛金116億円、固定負債その他23億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ12億円増加の3,857億円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益368億円、為替換算調整勘定36億円等の増加に加え、繰延ヘッジ損益57億円、剰余金の配当48億円等の減少があり、前連結会計年度末に比べ295億円増加の2,400億円となりました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.0ポイント上昇の36.4%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はありません。また、新たに生じた事業上及び財務上の重要な対処すべき課題はありません。
(4)目標とする経営指標
当社グループにおいては、厳重なCOVID-19対策を実施した上で事業活動を継続しておりますが、国内外における再拡大の状況によっては、経済・企業活動に広範な影響を与える可能性があるものの、今後の広がり方や収束時期等を予想することは困難なことから、現時点で入手可能な外部の情報等を踏まえた2021年度(2022年3月期)見通しは、次のとおりであります。
| 2022年2月9日 公表値(A)(注) | 2021年11月9日 公表値(B) | 増減 (A)-(B) | 2021年5月11日 公表値 | |
| 連結経常利益(億円) | 580 | 520 | 60 | 350 |
| 前提諸元 | ||||
| 亜鉛LME価格($/t) | 3,206 | 3,127 | 79 | 2,700 |
| 鉛LME価格($/t) | 2,275 | 2,267 | 8 | 2,000 |
| 銅LME価格(¢/lb) | 431 | 426 | 5 | 350 |
| ロジウム価格($/oz) | 18,525 | 18,125 | 400 | 26,660 |
| 為替(円/US$) | 112 | 111 | 1 | 105 |
(注) 上記の業績予想につきましては、2022年2月9日現在において入手可能な情報及び仮定の条件に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる場合があります。
2021年11月9日公表値に対しましては、亜鉛・鉛のLME価格が想定を上回り、為替相場も円安で推移していること及びそれに伴い在庫要因が好転していること等により、連結経常利益は60億円増加の580億円を見込んでおります。
業績予想の詳細につきましては、当社コーポレートサイト(https://www.mitsui-kinzoku.com/)のIR・投資家情報に、2022年2月9日付で掲載されております「2022年3月期第3四半期決算説明資料」をご参照下さい。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8,069百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。