四半期報告書-第70期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

【提出】
2016/08/05 14:45
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【項目】
32項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第1四半期におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善など緩やかな回復基調が続いているものの、円高傾向や、英国のEU離脱決定による金融市場の混乱など景気の先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。
一方、当社グループの中核である建設産業は、首都圏を中心に引続き民間設備投資と公共投資が堅調で、受注環境は良好に推移したものの、地方圏では力強さを欠き、新潟県内においては、公共の建築部門以外は低調に推移致しました。
このような経営環境の中、当社グループは、市場の環境変化に即応し、品質確保を重点に鋭意事業活動を展開してまいりました結果、受注増に伴い手持ち工事は増加しましたが、前期にあった大型繰越工事の売上が今期少なかったことから、第1四半期の売上高は、57億4百万円(前期比28.5%減)となりました。
損益面につきましては、売上高減少に伴い特に土木部門で工事利益額が減少したことから売上総利益7億29百万円(前期比28.1%減)となり、経常損失は1億47百万円(前年同期は経常利益1億91百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億6百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1億26百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、大型工事の売上の減少等により、売上高は48億62百万円(前年同期比30.1%減)となり、セグメント損失は1億25百万円(前年同期はセグメント利益87百万円)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に偏る傾向があるため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高が多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、販売用不動産の売上増加等により、売上高は2億43百万円(前年同期比3.1%増)となり、セグメント損失は12百万円(前年同期はセグメント損失2百万円)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の減少により、売上高は1億円(前年同期比6.5%減)となり、セグメント利益は22百万円(前年同期比33.9%減)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、ソフトウェア開発及び販売事業の売上増加等により、売上高は4億98百万円(前年同期比1.1%増)となり、セグメント利益は23百万円(前年同期比57.9%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。