四半期報告書-第68期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/10 9:00
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30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第2四半期におけるわが国経済は、景気が一時的に落ち込み、その後も本格的な回復には至らない状況が続きました。
一方、当グループの中核である建設産業においては、資機材・技能労働者不足が深刻化し、受注抑制や工事原価の高騰の要因となり、住宅着工、マンション販売など住居系が低水準だったものの、政府の経済政策による公共投資の増加や堅調な民間設備投資により、総じて受注環境は堅調に推移しました。
このような経営環境の中、当社グループは、市場の変化に機敏かつ柔軟に対応し、鋭意事業活動を展開してまいりました結果、建築部門は昨年並であったものの、土木部門の売上が下半期に集中することから、第2四半期の売上高は、150億26百万円(前年同期比11.7%減)となりました。
損益面につきましては、受注環境の好調を背景に、生産性向上策の取り組みが寄与したことにより工事採算が改善し、経常利益は、3億84百万円(前年同期比6.8%増)、純利益は、特別利益が今期なかったことから、2億5百万円(前年同期比18.2%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、前年同期に比べて土木部門の売上が下半期に集中することから、売上高は132億89百万円(前年同期比12.2%減)となり、セグメント利益は2億83百万円(前年同期比39.4%増)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に集中しているため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高
が著しく多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、分譲住宅の売上減少等により、売上高は5億13百万円(前年同期比31.5%減)となり、セグメント利益は42百万円(前年同期比50.8%減)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の増加により、売上高は3億5百万円(前年同期比17.3%増)となり、セグメント利益は54百万円(前年同期比24.0%減)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、ソフト開発事業の売上高の増加等により、売上高は9億18百万円(前年同期比
6.1%増)となり、セグメント利益は63百万円(前年同期比1.5%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は51億34百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億48百万円の増加となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フロー状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は31億9百万円(前年同期は得られた資金24億22百万円)となりました。これは主に、売上債権の減少による資金の増加額が未成工事支出金等の増加による資金の減少額を上回ったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4億40百万円(前年同期は使用した資金6億7百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は25億21百万円(前年同期は使用した資金20億55百万円)となりました。これは主に、借入金の返済によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、7百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。