四半期報告書-第68期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/08 9:45
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第1四半期におけるわが国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減がありましたが、その後持ち直しの動きもあり、景気回復基調が緩やかに推移しました。
一方、当社グループの中核である建設産業においては、政府の経済対策により主に東北、関東地域を中心に公共投資が堅調に推移し、企業の業績回復により設備投資意欲も引き続き旺盛なこともあり、好調な受注環境が持続しました。しかしながら、東北、関東地方を中心に人手不足が深刻化し、資機材の不足や価格高騰と相まって、受注が抑制される事態もみられました。このような経営環境の中、当社グループは、市場の環境変化に即応し、鋭意事業活動を展開してまいりました結果、第1四半期の売上高は、60億2百万円(前年同期比18.2%減)となりました。
損益面につきましては、継続的原価低減策等により売上総利益は微増したものの、IT機器の入れ替えや人件費の見直し、修繕費等グループ全体の一般管理費の増加により、経常損失は20百万円(前年同期は経常利益24百万円)、四半期純損失は23百万円(前年同期は四半期純利益24百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、前年同期に比べて出来高が減少したことにより、売上高は51億53百万円(前年同期比18.2%減)となり、セグメント損失は59百万円(前年同期はセグメント損失71百万円)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に集中しているため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高
が著しく多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、分譲住宅の売上減少等により、売上高は2億61百万円(前年同期比48.2%減)となり、セグメント損失は17百万円(前年同期はセグメント利益32百万円)となりました。
建設事業におきましては、繰越工事の増加により、売上高は51億53百万円(前年同期比18.2%減)となり、セグメント損失は59百万円(前年同期比15.7%増)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に集中しているため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高
が著しく多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、分譲住宅の売上減少等により、売上高は2億61百万円(前年同期比48.2%減)となり、セグメント損失は17百万円(前年同期比152.7%減)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の増加により、売上高は1億17百万円(前年同期比24.9%増)となり、セグメント利益は5百万円(前年同期比43.9%減)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、ソフト開発事業の売上高の増加等により、売上高は4億69百万円(前年同期比
6.4%増)となり、セグメント利益は35百万円(前年同期比26.1%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、3百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。