四半期報告書-第68期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/06 10:11
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期におけるわが国経済は、個人消費に弱さがみられましたが、政府の経済対策や金融政策の効果などにより緩やかな回復基調が継続しました。
一方、建設産業においては、住宅着工、マンション販売など住居系の低迷が受注に影響を及ぼし、震災復興地域を除く一部の地方で公共工事が前年比マイナスで推移したものの、首都圏の公共工事や民間設備投資は引き続き堅調に推移しました。
このような経営環境の中、当社グループは、市場動向に臨機応変に対応し、鋭意事業活動を展開してまいりました結果、建築部門は順調に工事が進捗しましたが、土木部門の売上が第4四半期に集中することから、第3四半期の売上高は、290億87百万円(前年同期比0.1%増)となりました。
損益面につきましては、好調な受注環境を背景に、社員配置の効率性が高まるなど生産性向上策の取り組みが寄与したことにより、特に建築部門の工事採算が改善し、経常利益は、11億14百万円(前年同期比29.9%増)、純利益は、6億80百万円(前年同期比15.0%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、土木部門の売上が前年同期に比べ第4四半期に多くなるため、売上高は228億6百万円(前年同期比6.2%減)となり、セグメント利益は6億31百万円(前年同期比44.4%増)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に集中しているため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高が多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、販売用不動産の売却等により、売上高は44億26百万円(前年同期比51.0%増)、セグメント利益は2億21百万円(前年同期比27.0%減)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の増加により、売上高は5億19百万円(前年同期比3.5%増)とな
り、セグメント利益は1億34百万円(前年同期比16.3%減)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、PC関連機器等の販売増加により、売上高は13億34百万円(前年同期比3.0%増)となり、セグメント利益は52百万円(前年同期比17.3%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な
変更および新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、11百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。