四半期報告書-第69期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/05 11:56
【資料】
PDFをみる
【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用環境の改善が持続し、総じて景気の緩やかな回復基調が継続しましたが、中国を始めとする新興国経済の減速や個人消費の伸び悩みにより、先行きの見通しに不透明感が残りました。
一方、建設産業においては、住宅着工、マンション販売など住居系がやや減速の中、首都圏の公共工事や民間設備投資は引き続き堅調に推移しましたが、それ以外の地方の公共工事が、引き続き前年比マイナスで推移しました。
このような経営環境の中、当社グループはお客様の多様なニーズに応えるべく、市場動向に臨機応変に対応し、安全と品質確保を重点に鋭意事業活動を展開してまいりました結果、建設事業は順調に工事が進捗しましたが、不動産事業の売上が前期を大きく下回ったことから、第3四半期連結累計期間の売上高は、287億65百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
損益面につきましては、資材費等の上昇が当初見込みを下回り、工事部門の売上高の増加に伴い、工事利益額も増加したことから、経常利益は、13億59百万円(前年同期比22.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、9億88百万円(前年同期比45.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、土木部門の大型工事が順調に進捗したことから、売上高は260億85百万円(前年同期比14.4%増)となり、セグメント利益は9億55百万円(前年同期比51.3%増)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に偏る傾向がある為、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高が多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、販売用不動産の売上減少により、売上高は7億56百万円(前年同期比82.9%減)、セグメント利益は1億9百万円(前年同期比50.6%減)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の減少により、売上高は4億63百万円(前年同期比10.8%減)となり、セグメント利益は2億1百万円(前年同期比49.4%増)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、有料老人ホーム運営事業の売上増加等により、売上高は14億60百万円(前年同期比9.4%増)となり、セグメント利益は96百万円(前年同期比84.2%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な
変更および新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、8百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。