四半期報告書-第71期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/09 13:10
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や設備投資が底堅く推移し、雇用環境や株式市場の改善等を背景に景気は緩やかな回復基調が継続しました。
一方、当社グループの中核である建設産業は、首都圏を中心に引き続き東京五輪関連や再開発に関連した建設需要やインバウンド関連の施設需要などにより受注環境は良好に推移したものの、地方圏ではそこまでの力強さはなく、新潟県内においては公共工事が低調に推移いたしました。
このような経営環境の中、当社グループは、市場の環境変化に臨機応変に対応し、品質と安全の確保及び生産性向上を重点に鋭意事業活動を展開してまいりました結果、豊富な手持ち工事が順調に進捗したことから、当第1四半期連結累計期間の売上高は、85億81百万円(前期比50.4%増)となりました。
損益面につきましては、建設事業の売上増加に伴い工事利益額が増加したことから、売上総利益9億48百万円(前期比30.0%増)となり、経常利益は57百万円(前年同期は経常損失1億47百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億6百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、主に土木部門を中心とした手持工事の進捗等により、売上高は77億19百万円(前年同期比58.7%増)となり、セグメント利益は38百万円(前年同期はセグメント損失1億25百万円)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に偏る傾向があるため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高が多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、販売用不動産の売上減少等により、売上高は2億39百万円(前年同期比1.4%減)となり、セグメント損失は35百万円(前年同期はセグメント損失12百万円)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の減少により、売上高は98百万円(前年同期比1.7%減)となり、セグメント利益は4百万円(前年同期比81.3%減)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、ゴルフ場運営事業の売上増加等により、売上高は5億23百万円(前年同期比5.1%増)となり、セグメント利益は25百万円(前年同期比8.6%増)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、4百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。