四半期報告書-第71期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/06 13:53
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の緩やかな回復により輸出や生産が増加基調で推移したことなどにより企業業績が改善し、個人消費も持ち直しの動きを見せるなど景気は緩やかな回復基調が続きました。
一方、建設投資は偏りが見られ、首都圏においては公共投資、民間設備投資ともに高水準で推移いたしました。
新潟県内においては、公共工事は横ばいで推移したものの、市場環境は上向きを感じられる動きが見られましたが、受注競争も増し、総じて民間設備投資は弱含みで推移いたしました。
このような経営環境の中、当社グループは、今後の持続的な成長を目指し、市場の環境変化に臨機応変に対処し、生産性の向上を重点施策に掲げ、安全と品質の確保を優先し、鋭意事業活動を展開してまいりました結果、土木部門の大型工事が順調に進捗したことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は、321億65百万円(前年同期比12.6%増)となりました。
損益面につきましては、売上増加に伴い、特に土木部門の工事利益が増加したことや投資有価証券売却益もあったことから、売上総利益は38億87百万円(前年同期比9.9%増)、経常利益は13億8百万円(前年同期比29.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億40百万円(前年同期比34.6%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、土木部門の売上が増加したことから、売上高は276億7百万円(前年同期比13.7%増)となり、セグメント利益は7億82百万円(前年同期比59.1%増)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に偏る傾向がある為、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高が多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、販売用不動産の売上増加により、売上高は26億24百万円(前年同期比15.5%増)、セグメント利益は2億41百万円(前年同期比3.4%増)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の減少により、売上高は4億32百万円(前年同期比7.9%減)となり、セグメント利益は1億59百万円(前年同期比26.7%減)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、ソフトウェアの開発及び販売事業の売上減少等により、売上高は15億1百万円(前年同期比3.3%減)となり、セグメント利益は1億1百万円(前年同期比5.6%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な
変更および新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、18百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。