有価証券報告書-第95期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2019/06/20 14:19
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「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度のわが国経済は、好調な企業収益を背景とした堅調な設備投資、雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米中の貿易摩擦等による不透明な世界経済情勢など国内景気に与える影響が懸念される状況にあります。
このような状況下、当社グループは、FSSC22000規格に基づく食品安全管理のもと、引き続き安全・安心な製品をお客様にお届けすると共に、生産効率向上等により、収益の改善に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高13,677百万円(前連結会計年度比1.8%減)、営業利益948百万円(前連結会計年度比25.4%増)、経常利益1,035百万円(前連結会計年度比23.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益727百万円(前連結会計年度比3.9%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
砂糖事業
ニューヨーク粗糖先物相場の期近限月は、1ポンド当たり12.86セントで始まり、前期からの供給過剰により下落傾向のまま推移し、9月には期中最安値となる9.83セントをつけました。その後、世界最大の生産国であるブラジルのバイオエタノール増産政策の推進予測等により10月には期中最高値となる14.24セントまで上昇し、タイ、インドの増産見通しや原油価格上昇などにより13セントを挟みもみ合う中、期末に向け下落傾向となり、12.51セントで当期を終了いたしました。
一方、日本経済新聞掲載の東京上白糖現物相場は、1キログラム当たり189円~190円で始まり、ニューヨーク粗糖先物相場の下落に伴い7月に2円下落し、187円~188円で当期を終了いたしました。
このような状況の中、販売量は天候不順の影響等を受けながらも前期を上回りましたが、売上高は、国内砂糖相場の下落により12,500百万円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。営業利益は、原料・製造コストの徹底した管理により1,287百万円(前連結会計年度比14.0%増)となりました。
機能素材事業
飲料・健康食品向け及び化粧品原料が好調に推移したため、売上高は1,176百万円(前連結会計年度比3.7%増)となりました。営業利益は、高付加価値品の販売量増加や生産効率の向上により195百万円(前連結会計年度比25.6%増)となりました。
当連結会計年度末の資産合計は、たな卸資産や繰延税金資産の減少などがあるものの、現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ55百万円増加し11,486百万円となりました。負債合計は、支払手形及び買掛金の増加などがあるものの、借入金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ542百万円減少し2,642百万円となりました。純資産合計は、配当金の支払などがあるものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ597百万円増加し8,844百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の72.1%から77.0%となりました。
②キャッシュフローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ500百万円増加し2,861百万円(前連結会計年度比21.2%増)となりました。
a 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、獲得した資金は1,479百万円(前連結会計年度比236.9%増)となりました。主にたな卸資産の減少323百万円及び税金等調整前当期純利益1,032百万円の計上などがあったことなどによります。
b 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、獲得した資金は15百万円(前連結会計年度は116百万円の使用)となりました。主に有形固定資産の取得による支出42百万円及び貸付けによる支出840百万円などがあったものの、貸付金の回収による収入898百万円などがあったことによります。
c 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、使用した資金は993百万円(前連結会計年度比251.1%増)となりました。主に短期借入金の返済による支出830百万円及び配当金の支払163百万円などがあったことによります。
③生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)対前年比(%)
砂糖事業8,695△4.3
機能素材事業851△5.4
合計9,546△4.4

(注) 1.金額は、平均販売価格により算出しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b 受注実績
該当事項はありません。
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)対前年比(%)
砂糖事業12,500△2.3
機能素材事業1,1763.7
合計13,677△1.8

(注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度当連結会計年度対前年比
販売高
(百万円)
割合
(%)
販売高
(百万円)
割合
(%)
金額
(百万円)
増減率
(%)
丸紅株式会社6,19744.5
丸紅食料株式会社6,10944.7

3.平成30年4月1日に精製糖の総販売代理店契約を丸紅株式会社から丸紅食料株式会社に移管いたしました。
4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成におきましては、経営者による会計方針の選択適用、合理的な見積りが必要とされ、当該見積りにあたりましては、過去の実績等を踏まえ合理的に判断しております。当社グループが採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 経営成績等
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高13,677百万円(前連結会計年度比1.8%減)、営業利益948百万円(前連結会計年度比25.4%増)、経常利益1,035百万円(前連結会計年度比23.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益727百万円(前連結会計年度比3.9%増)となりました。
<売上高>売上高は、販売量は増加したものの国内砂糖相場の下落などにより、前連結会計年度に比べ1.8%減の13,677百万円となりました。
<売上原価、販売費及び一般管理費>売上原価は、砂糖事業の原材料調達コストの低減などにより、前連結会計年度に比べ4.4%減の10,735百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、輸送費や試験研究費の増加などにより、前連結会計年度に比べ2.9%増の1,993百万円となりました。
<営業利益>営業利益は、売上高の減少があったものの、売上原価の改善により、前連結会計年度に比べ25.4%増の948百万円となりました。
<営業外収益、営業外費用>営業外収益は、その他の営業外収益の減少があったものの、受取補償金の計上などにより、前連結会計年度に比べ8.1%増の95百万円、営業外費用は事務所移転費用の計上などにより、前連結会計年度並みの8百万円となりました。
<経常利益>経常利益は、営業利益の増益に営業外収支の改善が加わり、前連結会計年度に比べ23.8%増の1,035百万円となりました。
<特別利益>当連結会計年度の特別利益の計上はありません。
<特別損失>当連結会計年度の特別損失は、固定資産売却損1百万円及びゴルフ会員権売却損1百万円の計上がありますが、前連結会計年度に比べ6百万円減の3百万円となりました。
<税金等調整前当期純利益>税金等調整前当期純利益は、経常利益の増益に特別損失の減少が加わり、前連結会計年度に比べ24.9%増の1,032百万円となりました。
<法人税等>当連結会計年度の税金等調整前当期純利益に対する法人税等の負担率は、繰越欠損金の評価性引当額の減少が無くなったことなどにより、前連結会計年度の15.23%から29.50%となりました。
<親会社株主に帰属する当期純利益>親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ3.9%増の727百万円となり、1株当たり当期純利益は前連結会計年度128.46円に対し133.46円となりました。
b 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
コア事業である砂糖事業において、加糖調製品と高甘味度甘味料の影響等により国内砂糖消費量が減少傾向で推移するなど事業環境は依然として厳しい状況が続く見通しであります。
c 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資本の財源及び資金の流動性は、営業活動等に必要な運転資金を確保するため、手元流動性比率が2ケ月程度となるよう現金及び現金同等物の適正額を維持することとしております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、2,861百万円であり、金融機関との間で締結している当座貸越契約による短期借入金の実行残高は500百万円であります。
また、投資活動の必要資金は原則自己資金にて賄っております。必要に応じて金融機関から調達も行いますが、当連結会計年度末の長期借入金の実行残高はありません。
なお、キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
平成27年3月期平成28年3月期平成29年3月期平成30年3月期平成31年3月期
自己資本比率(%)56.564.368.072.177.0
時価ベースの自己資本比率(%)45.149.356.057.848.4
債務償還年数(年)6.02.23.73.00.3
インタレスト・カバレッジ・
レシオ(倍)
31.177.263.988.5316.1

自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数を基準に計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
砂糖事業
販売量は天候不順の影響等を受けながらも前期を上回りましたが、売上高は、国内砂糖相場の下落により12,500百万円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。営業利益は、原料・製造コストの徹底した管理により1,287百万円(前連結会計年度比14.0%増)となりました。
当連結会計年度末のセグメント資産は、たな卸資産の減少などにより、前連結会計年度に比べ201百万円減少し、6,444百万円となりました。
機能素材事業
飲料・健康食品向け及び化粧品原料が好調に推移したため、売上高は1,176百万円(前連結会計年度比3.7%増)となりました。営業利益は、高付加価値品の販売量増加や生産効率の向上により195百万円(前連結会計年度比25.6%増)となりました。
当連結会計年度末のセグメント資産は、原材料及び貯蔵品の増加などにより、前連結会計年度に比べ13百万円増加し、1,352百万円となりました。

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