四半期報告書-第59期第1四半期(平成30年5月1日-平成30年7月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間(2018年5月1日から2018年7月31日まで)におけるわが国経済は、企業収益や所得環境に一定の改善がみられるなど、緩やかな回復基調となりましたが、米国保護主義政策による貿易摩擦、地政学リスクなどの世界経済への影響懸念もあり、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、安全・安心かつ美味しさの追及に重点をおいた包装米飯及び包装餅製品の適正価格での安定供給に努めることを基本に、お客様の消費動向を捉えながら多様化するニーズに対応した製品開発を行ってまいりました。
当社グループは、食品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、製品分類別の販売の動向は以下のとおりであります。
包装米飯製品では、大手量販店向け新規商品の開発や各種拡販施策に取り組み、日本古来の炊飯方法を忠実に再現した独自の製造技術(厚釜ガス直火炊き)により、電子レンジ2分で家庭と同様の炊き立てごはんを再現できることに加え、製品名に原料米の産地銘柄を明確に表示していることがお客様の利便性及び安全・安心意識にマッチし、堅調に推移いたしました。その結果、包装米飯製品の売上高は48億49百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
包装餅製品では、新しい食スタイルの提案商品である「サトウの切り餅いっぽん」の拡販に加え、当社グループの包装餅に使用している「ながモチフィルム」 (酸素吸収機能をもつ透明な個包装フィルム)の特性をアピールする等、シナジー効果を最大限生かすべく販売活動に取り組みました。また、秋以降の新商品発売に向けて、「サトウの鏡餅」の外装パッケージを従来の赤色を基調としたものから一新して、華やかな金色やプラチナ色を採用する大幅なリニューアル、最高級切り餅の提案商品である「サトウの切り餅 至高の餅(新潟県魚沼産こがねもち・滋賀県産羽二重糯)」のまる餅への展開、鍋料理に最適な商品として提案する「サトウの切り餅 鍋もち」の開発に加え、当社子会社のうさぎもちが昨年発売し好評を頂いた「あんこ餅」入り鏡餅の商品拡充など、さらなる需要拡大に向けた取り組みを実施いたしました。また、当社グループ独自の「ながモチフィルム」をよりいっそう認知して頂くため、新しいCMキャラクターに「りんか&あんな」(SNSで50万人を超えるフォロワーを誇る双子の小学校1年生)を起用しこの夏からの全国放映にむけて新CM「おいしさのしるし篇」を制作する等、年末の最需要期に向けた取り組みを行いました。その結果、包装餅製品の売上高は10億25百万円(同1.1%減)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高はその他9百万円(同10.2%増)を加えた58億85百万円(同9.6%増)となりました。
利益面につきましては、売上高の増加に伴い売上総利益が増加した結果、営業損失は1億32百万円(前年同四半期営業損失3億6百万円)、経常損失は71百万円(同経常損失2億84百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は57百万円(同親会社株主に帰属する四半期純損失1億89百万円)となりました。
なお、当社グループは主力製品である包装餅が季節商品(特に鏡餅)であり、その販売が年末に集中するため、第3四半期連結会計期間の売上高及び利益が他の四半期連結会計期間に比べ著しく増加する傾向があります。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は296億60百万円となり、前連結会計年度末に比較し1億51百万円増加いたしました。これは、原材料及び貯蔵品(前連結会計年度末比12億29百万円減)、受取手形及び売掛金(同6億2百万円減)、現金及び預金(同4億4百万円減)、仕掛品(同1億73百万円減)、有形固定資産(同1億66百万円減)が減少したものの、商品及び製品(同27億38百万円増)の増加が主な要因となっております。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債は177億41百万円となり、前連結会計年度末に比較し3億39百万円増加いたしました。これは、未払金、未払法人税等の減少等により流動負債のその他(前連結会計年度末比13億6百万円減)、支払手形及び買掛金(同2億80百万円減)、長期借入金(同2億36百万円減)、固定負債の引当金(同1億98百万円減)、流動負債の引当金(同1億23百万円減)が減少したものの、運転資金としての短期借入金(同25億円増)の増加が主な要因となっております。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比較し、配当金の支払及び当第1四半期純損失等により1億87百万円減少し、119億18百万円となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1
四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較
を行っております。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じたものはありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は37百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間(2018年5月1日から2018年7月31日まで)におけるわが国経済は、企業収益や所得環境に一定の改善がみられるなど、緩やかな回復基調となりましたが、米国保護主義政策による貿易摩擦、地政学リスクなどの世界経済への影響懸念もあり、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、安全・安心かつ美味しさの追及に重点をおいた包装米飯及び包装餅製品の適正価格での安定供給に努めることを基本に、お客様の消費動向を捉えながら多様化するニーズに対応した製品開発を行ってまいりました。
当社グループは、食品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、製品分類別の販売の動向は以下のとおりであります。
包装米飯製品では、大手量販店向け新規商品の開発や各種拡販施策に取り組み、日本古来の炊飯方法を忠実に再現した独自の製造技術(厚釜ガス直火炊き)により、電子レンジ2分で家庭と同様の炊き立てごはんを再現できることに加え、製品名に原料米の産地銘柄を明確に表示していることがお客様の利便性及び安全・安心意識にマッチし、堅調に推移いたしました。その結果、包装米飯製品の売上高は48億49百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
包装餅製品では、新しい食スタイルの提案商品である「サトウの切り餅いっぽん」の拡販に加え、当社グループの包装餅に使用している「ながモチフィルム」 (酸素吸収機能をもつ透明な個包装フィルム)の特性をアピールする等、シナジー効果を最大限生かすべく販売活動に取り組みました。また、秋以降の新商品発売に向けて、「サトウの鏡餅」の外装パッケージを従来の赤色を基調としたものから一新して、華やかな金色やプラチナ色を採用する大幅なリニューアル、最高級切り餅の提案商品である「サトウの切り餅 至高の餅(新潟県魚沼産こがねもち・滋賀県産羽二重糯)」のまる餅への展開、鍋料理に最適な商品として提案する「サトウの切り餅 鍋もち」の開発に加え、当社子会社のうさぎもちが昨年発売し好評を頂いた「あんこ餅」入り鏡餅の商品拡充など、さらなる需要拡大に向けた取り組みを実施いたしました。また、当社グループ独自の「ながモチフィルム」をよりいっそう認知して頂くため、新しいCMキャラクターに「りんか&あんな」(SNSで50万人を超えるフォロワーを誇る双子の小学校1年生)を起用しこの夏からの全国放映にむけて新CM「おいしさのしるし篇」を制作する等、年末の最需要期に向けた取り組みを行いました。その結果、包装餅製品の売上高は10億25百万円(同1.1%減)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高はその他9百万円(同10.2%増)を加えた58億85百万円(同9.6%増)となりました。
利益面につきましては、売上高の増加に伴い売上総利益が増加した結果、営業損失は1億32百万円(前年同四半期営業損失3億6百万円)、経常損失は71百万円(同経常損失2億84百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は57百万円(同親会社株主に帰属する四半期純損失1億89百万円)となりました。
なお、当社グループは主力製品である包装餅が季節商品(特に鏡餅)であり、その販売が年末に集中するため、第3四半期連結会計期間の売上高及び利益が他の四半期連結会計期間に比べ著しく増加する傾向があります。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は296億60百万円となり、前連結会計年度末に比較し1億51百万円増加いたしました。これは、原材料及び貯蔵品(前連結会計年度末比12億29百万円減)、受取手形及び売掛金(同6億2百万円減)、現金及び預金(同4億4百万円減)、仕掛品(同1億73百万円減)、有形固定資産(同1億66百万円減)が減少したものの、商品及び製品(同27億38百万円増)の増加が主な要因となっております。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債は177億41百万円となり、前連結会計年度末に比較し3億39百万円増加いたしました。これは、未払金、未払法人税等の減少等により流動負債のその他(前連結会計年度末比13億6百万円減)、支払手形及び買掛金(同2億80百万円減)、長期借入金(同2億36百万円減)、固定負債の引当金(同1億98百万円減)、流動負債の引当金(同1億23百万円減)が減少したものの、運転資金としての短期借入金(同25億円増)の増加が主な要因となっております。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比較し、配当金の支払及び当第1四半期純損失等により1億87百万円減少し、119億18百万円となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1
四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較
を行っております。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じたものはありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は37百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。