四半期報告書-第133期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか各種政策の効果などを背景に緩やかな回復基調が続いているものの、米中の貿易摩擦による海外経済の不確実性ならびに金融資本市場の不安定な変動が懸念されるなど、景気は依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような経済環境のなか、当社グループの事業基盤であります水産、水産加工・流通、食品の各分野におきましては、世界的な水産物需要の拡大による買付競争の激化や人手不足による生産や物流コストが上昇するなか、食の安心・安全の高まりから一部には価格よりも品質を重視した選別消費の動向が見られるものの、水産物の国内消費は減少傾向に推移するなど、引き続き厳しい環境下にありました。
こうした情勢のもとで、当社グループは、3ヵ年経営計画「第131期中期経営計画(100周年への飛躍)」の最終年度として、「浜から食卓まで」をカバーした当社グループならではの組織力を生かした積極的な営業活動に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,026億34百万円(前年同期比89億23百万円の増加)、営業利益は23億6百万円(前年同期比7億4百万円の増加)、経常利益は23億27百万円(前年同期比9億56百万円の増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億97百万円(前年同期比10億62百万円の増加)となりました。
セグメント別の概況は次のとおりであります。
①食品事業
食品事業におきましては、すり身部門では原料価格が上昇いたしましたが、南米産のすり身の取扱量が増加をし、売上、営業利益ともに増加いたしました。カニは通販向けへの販売が好調に推移し、原料価格は高騰いたしましたが、売上、営業利益ともに増加いたしました。一方、北方凍魚や助子は原料コストや生産コストの転嫁が進まず、売上、営業利益ともに減少いたしました。
これらの結果、売上高は671億26百万円(前年同期比46億31百万円の増加)、セグメント利益は14億35百万円(前年同期比3億56百万円の増加)となりました。
②海洋事業
海洋事業におきましては、漁網・漁具部門では官庁向け漁具資材や海外まき網用漁具資材などが堅調に推移し、また、養殖部門では養殖魚向け配合飼料や養殖成魚などの販売が好調に推移したことで、売上、営業利益ともに増加いたしました。
これらの結果、売上高は146億99百万円(前年同期比11億63百万円の増加)、セグメント利益は5億50百万円(前年同期比23百万円の増加)となりました。
③機械事業
機械事業におきましては、国内外での豆腐生産設備の大型案件などの受注や、総菜業界や製麺業界向けの生産設備の受注増などにより、売上、営業利益ともに増加いたしました。
これらの結果、売上高は106億66百万円(前年同期比30億37百万円の増加)、セグメント利益は8億30百万円(前年同期比2億54百万円の増加)となりました。
④資材事業
資材事業におきましては、住宅用部材シートや印刷用フィルム、工業用粘着シートの販売が順調に推移し、売上、営業利益ともに増加いたしました。
これらの結果、売上高は84億7百万円(前年同期比4億10百万円の増加)、セグメント利益は2億80百万円(前年同期比55百万円の増加)となりました。
⑤バイオティックス事業
バイオティックス事業では、大手健康食品メーカー向け「アグリマックス」や「イムバランス」等の素材が堅調に推移いたしましたが、サプリメント関係の販売が伸び悩み、売上高は2億57百万円(前年同期比14百万円の増加)、セグメント利益は34百万円(前年同期比1百万円の減少)となりました。
⑥物流事業
物流事業では、九州地区における食品を中心とした運送業を展開しておりますが、深刻な人手不足による労働コスト上昇分等を吸収できずに、売上高は14億7百万円(前年同期比3億41百万円の減少)、セグメント損失は2百万円(前年同期は32百万円の損失)となりました。
⑦その他
その他の事業といたしまして、不動産の賃貸、人材派遣業などを行っており、売上高は69百万円(前年同期比6百万円の増加)、セグメント利益は45百万円(前年同期比6百万円の増加)となりました。
(財政状態)
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は814億51百万円(前連結会計年度比18.5%増)となりました。
総資産の増加は、主として現金及び預金及び売上債権並びにたな卸資産の増加によるものであります。
(総負債)
当第3四半期連結会計期間末における総負債は657億12百万円(前連結会計年度比21.2%増)となりました。
総負債の増加は、主として仕入債務及び短期借入金並びに社債の増加によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は157億39百万円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。
純資産の増加は、利益剰余金の増加によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は1億10百万円であります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか各種政策の効果などを背景に緩やかな回復基調が続いているものの、米中の貿易摩擦による海外経済の不確実性ならびに金融資本市場の不安定な変動が懸念されるなど、景気は依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような経済環境のなか、当社グループの事業基盤であります水産、水産加工・流通、食品の各分野におきましては、世界的な水産物需要の拡大による買付競争の激化や人手不足による生産や物流コストが上昇するなか、食の安心・安全の高まりから一部には価格よりも品質を重視した選別消費の動向が見られるものの、水産物の国内消費は減少傾向に推移するなど、引き続き厳しい環境下にありました。
こうした情勢のもとで、当社グループは、3ヵ年経営計画「第131期中期経営計画(100周年への飛躍)」の最終年度として、「浜から食卓まで」をカバーした当社グループならではの組織力を生かした積極的な営業活動に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,026億34百万円(前年同期比89億23百万円の増加)、営業利益は23億6百万円(前年同期比7億4百万円の増加)、経常利益は23億27百万円(前年同期比9億56百万円の増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億97百万円(前年同期比10億62百万円の増加)となりました。
セグメント別の概況は次のとおりであります。
①食品事業
食品事業におきましては、すり身部門では原料価格が上昇いたしましたが、南米産のすり身の取扱量が増加をし、売上、営業利益ともに増加いたしました。カニは通販向けへの販売が好調に推移し、原料価格は高騰いたしましたが、売上、営業利益ともに増加いたしました。一方、北方凍魚や助子は原料コストや生産コストの転嫁が進まず、売上、営業利益ともに減少いたしました。
これらの結果、売上高は671億26百万円(前年同期比46億31百万円の増加)、セグメント利益は14億35百万円(前年同期比3億56百万円の増加)となりました。
②海洋事業
海洋事業におきましては、漁網・漁具部門では官庁向け漁具資材や海外まき網用漁具資材などが堅調に推移し、また、養殖部門では養殖魚向け配合飼料や養殖成魚などの販売が好調に推移したことで、売上、営業利益ともに増加いたしました。
これらの結果、売上高は146億99百万円(前年同期比11億63百万円の増加)、セグメント利益は5億50百万円(前年同期比23百万円の増加)となりました。
③機械事業
機械事業におきましては、国内外での豆腐生産設備の大型案件などの受注や、総菜業界や製麺業界向けの生産設備の受注増などにより、売上、営業利益ともに増加いたしました。
これらの結果、売上高は106億66百万円(前年同期比30億37百万円の増加)、セグメント利益は8億30百万円(前年同期比2億54百万円の増加)となりました。
④資材事業
資材事業におきましては、住宅用部材シートや印刷用フィルム、工業用粘着シートの販売が順調に推移し、売上、営業利益ともに増加いたしました。
これらの結果、売上高は84億7百万円(前年同期比4億10百万円の増加)、セグメント利益は2億80百万円(前年同期比55百万円の増加)となりました。
⑤バイオティックス事業
バイオティックス事業では、大手健康食品メーカー向け「アグリマックス」や「イムバランス」等の素材が堅調に推移いたしましたが、サプリメント関係の販売が伸び悩み、売上高は2億57百万円(前年同期比14百万円の増加)、セグメント利益は34百万円(前年同期比1百万円の減少)となりました。
⑥物流事業
物流事業では、九州地区における食品を中心とした運送業を展開しておりますが、深刻な人手不足による労働コスト上昇分等を吸収できずに、売上高は14億7百万円(前年同期比3億41百万円の減少)、セグメント損失は2百万円(前年同期は32百万円の損失)となりました。
⑦その他
その他の事業といたしまして、不動産の賃貸、人材派遣業などを行っており、売上高は69百万円(前年同期比6百万円の増加)、セグメント利益は45百万円(前年同期比6百万円の増加)となりました。
(財政状態)
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は814億51百万円(前連結会計年度比18.5%増)となりました。
総資産の増加は、主として現金及び預金及び売上債権並びにたな卸資産の増加によるものであります。
(総負債)
当第3四半期連結会計期間末における総負債は657億12百万円(前連結会計年度比21.2%増)となりました。
総負債の増加は、主として仕入債務及び短期借入金並びに社債の増加によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は157億39百万円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。
純資産の増加は、利益剰余金の増加によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は1億10百万円であります。