四半期報告書-第108期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 14:29
【資料】
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【項目】
18項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態および経営成績の状況
(経営成績の状況)
当第2四半期連結累計期間のわが国を含む世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として極めて厳しい状況でした。今後、感染拡大の防止策を講じつつ社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていくなかで、極めて厳しい状況から持ち直しに向かうことが期待されますが、感染拡大は収束しておらず、先行きは不透明な状況です。
このような状況の中、当社グループは将来の発展に向けた土台を固める期間として、「中期経営計画Kureha's Challenge 2020」に取り組み、持続的な成長と企業価値向上を図っております。当第2四半期連結累計期間では、新型コロナウイルス感染症による当社グループの生産・販売体制への影響は軽微でしたが、自動車産業およびシェールオイル・ガス産業を主要な市場とする機能製品事業の販売に弱さがみられ、前年同期比で減収・減益となりました。売上収益は前年同期比5.1%減の660億38百万円、営業利益は、前年同期に連結子会社による新規企業結合に伴う割安購入益14億60百万円を計上したこともあり、前年同期比39.6%減の61億77百万円、税引前四半期利益は前年同期比37.0%減の63億90百万円、四半期利益は前年同期比42.8%減の48億8百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比42.4%減の48億13百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(単位:百万円)
売 上 収 益営 業 損 益
前第2四半期当第2四半期増減前第2四半期当第2四半期増減
機能製品事業21,06818,590△2,4772,670△760△3,431
化学製品事業11,66411,067△597989882△106
樹脂製品事業22,93221,086△1,8453,7233,722△0
建設関連事業5,3985,82843044046222
その他関連事業8,5149,4649501,1082,003895
調整額 (注)---1,297△134△1,431
連結合計69,57866,038△3,54010,2306,177△4,053

(注) 営業損益の調整額には、報告セグメントに配分していないその他の収支が含まれております。詳細は、要約四半期連結財務諸表注記「5.セグメント情報」に記載しております。
① 機能製品事業
機能樹脂分野では、リチウムイオン二次電池用バインダ-向けのフッ化ビニリデン樹脂の売上げは増加しましたが、PPS樹脂およびシェ-ルオイル・ガス掘削用途向けのPGA(ポリグリコ-ル酸)樹脂加工品は売上げが減少し、この分野での売上げは減少しました。当四半期に米国のPGA樹脂製造会社において生産活動を行わなかった影響などもあり、前年同期の営業利益から営業損失となりました。
炭素製品分野では、自動車部品用摺動材および高温炉用断熱材向けの炭素繊維の売上げが減少し、この分野での売上げ、営業利益はともに減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比11.8%減の185億90百万円となり、前年同期26億70百万円の営業利益から7億60百万円の営業損失となりました。
② 化学製品事業
医薬・農薬分野では、慢性腎不全用剤「クレメジン」の売上げは減少しましたが、農業・園芸用殺菌剤の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
工業薬品分野では、無機および有機薬品類の売上げが減少し、この分野での売上げ、営業利益はともに減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比5.1%減の110億67百万円となり、営業利益は前年同期比10.8%減の8億82百万円となりました。
③ 樹脂製品事業
コンシューマー・グッズ分野では、家庭用ラップ「NEWクレラップ」の売上げは前年同期並みでしたが、フッ化ビニリデン釣糸「シーガー」の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
業務用食品包装材分野では、熱収縮多層フィルム等の売上げが減少し、前年度にブローボトル事業の譲渡を行ったこともあり、この分野での売上げ、営業利益はともに減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比8.0%減の210億86百万円となり、営業利益は前年同期並みの37億22百万円となりました。
④ 建設関連事業
建設事業では、公共土木工事の増加により売上げは増加しましたが、営業利益は前年同期並みとなりました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比8.0%増の58億28百万円となり、営業利益は前年同期並みの4億62百万円となりました。
⑤ その他関連事業
環境事業では、産業廃棄物処理および処分の増加により、売上げ、営業利益はともに増加しました。
運送事業では、売上げ、営業利益はともに前年同期並みとなりました。
病院事業では、売上げが減少し、営業損失となりました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比11.2%増の94億64百万円となり、営業利益は前年同期比80.8%増の20億3百万円となりました。
(財政状態の状況)
当第2四半期末の資産合計につきましては、前期末比18億66百万円増の2,487億57百万円となりました。流動資産は、営業債権及びその他の債権は減少しましたが現金及び現金同等物の増加等により、前期末比38億86百万円増の828億97百万円となりました。非流動資産は、有形固定資産が前期末比5億95百万円減の1,191億87百万円となり、投資有価証券の売却に伴う減少等により、前期末比20億19百万円減の1,658億59百万円となりました。
負債合計につきましては、前期末比44億68百万円減の757億98百万円となりました。これは、有利子負債が借入金等の返済等により前期末比23億82百万円減の349億34百万円となり、営業債務及びその他の債務が減少したこと等によります。
資本合計につきましては、前期末比63億34百万円増の1,729億58百万円となりました。これは、剰余金の配当を16億59百万円実施した一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益を48億13百万円計上するとともに、投資有価証券の評価額の増加等によります。
なお、当第2四半期末で、当社グループの流動性確保および債権保全への新型コロナウイルス感染症による影響は発生しておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは113億23百万円の収入となり、前年同期に比べ47億18百万円収入が増加しました。これは、棚卸資産の減少による収入が増加したこと等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは前年同期24億76百万円の支出から、当第2四半期は34億54百万円の収入となりました。これは、投資有価証券の売却による収入が増加したこと等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは44億66百万円の支出となり、前年同期に比べて18億26百万円支出が増加しました。これは、長期借入金の返済による支出が減少したものの、短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの増減額による支出が増加したこと等によるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期末残高は、前期末に比べ103億15百万円増加し175億83百万円となりました。これは、今後の資金の流動性の確保のために現金及び現金同等物を積み上げしたことによるものです。
新型コロナウイルス感染症の影響については、現金及び現金同等物に加え、コマーシャル・ペーパーの発行枠の確保、金融機関とのコミットメントライン契約、当座貸越契約等の活用により、当面は資金不足に陥ることはないものと考えております。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
「(1)財政状態および経営成績の状況」に記載の通り、自動車産業およびシェールオイル・ガス産業を主要な市場とする機能製品事業における販売は弱さが見られ、当第2四半期連結累計期間の経営成績は減収減益となりました。
引き続き新型コロナウイルス感染症への対処が重要課題と認識しております。顧客動向を注視し、顧客での生産立ち上がりに適時適切な対応が可能となるよう供給体制の維持に努めます。また、これらの活動を支える当社グループ従業員の安全確保と資金流動性の確保に努めます。経営環境の変化に遅滞なく対応することが重要と認識しており、新型コロナウイルス感染症拡大の当社グループへの影響を一過性の影響と中長期にわたる影響に峻別して機動的な対応を図ります。なお、経営の基本方針・目標とする経営指標・会社の経営戦略は、何れも中長期の観点で設定したものであることから、現時点において見直す必要はないと判断しております。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,716百万円であります。

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