四半期報告書-第109期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態および経営成績の状況
(経営成績の状況)
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が緩和されつつあり、持ち直しの動きが継続しております。感染拡大の防止策を講じての経済社会活動の継続、および各種政策の効果や海外経済の改善もあって、今後、国内経済の持ち直しの動きが続くことが期待されますが、感染症の再拡大や、原材料価格の高騰、半導体の不足等が懸念され、先行きは不透明な状況です。
このような状況のなか、当社グループは、新型コロナウイルス感染症に対し従業員等の安全な労働環境を確保し感染予防と感染リスク低減に努めつつ、安定的に事業活動を継続しております。一方、機能製品事業を中心に原燃料等の価格の上昇による業績への悪影響が懸念されますが、これに対し適切な製品価格への転嫁等の対策を図っております。
当社グループの当第3四半期連結累計期間は、機能製品事業等の持ち直しにより、前年同期比で増収増益となりました。
売上収益は前年同期比16.5%増の1,231億11百万円、営業利益は前年同期比24.9%増の181億72百万円、税引前四半期利益は前年同期比24.4%増の184億86百万円、四半期利益は前年同期比13.6%増の134億33百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比13.1%増の133億20百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(単位:百万円)
(注) 営業利益の調整額には、報告セグメントに配分していないその他の収支が含まれております。詳細は、要約四半期連結財務諸表注記「5.セグメント情報」に記載しております。
① 機能製品事業
機能樹脂分野では、リチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂、PPS樹脂、シェールオイル・ガス掘削用途向けのPGA(ポリグリコール酸)樹脂加工品、その他の樹脂加工品等の売上げが増加し、当四半期連結累計期間に米国のPGA樹脂製造会社において生産活動を行わなかった影響はありますが、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
炭素製品分野では、自動車部品用摺動材および高温炉用断熱材向けの炭素繊維の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比44.2%増の449億74百万円となり、営業利益は前年同期比119.1%増の41億82百万円となりました。
② 化学製品事業
農薬・医薬分野では、農業・園芸用殺菌剤、および慢性腎不全用剤「クレメジン」の売上げが増加し、この分野での売上げは増加しましたが、営業利益は前年同期並みとなりました。
工業薬品分野では、有機薬品類の売上げが増加し、この分野での売上げは増加し、営業損失は減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比17.3%増の206億33百万円となり、営業利益は前年同期比14.6%増の21億74百万円となりました。
③ 樹脂製品事業
コンシューマー・グッズ分野では、家庭用ラップ「NEWクレラップ」およびフッ化ビニリデン釣糸「シーガー」の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
業務用食品包装材分野では、塩化ビニリデン・フィルムはアジア地域で売上げ、営業利益がともに増加する一方、欧州の熱収縮多層フィルムは売上げが増加したものの原料価格上昇の影響により前年同期並みの営業損失となり、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比8.0%増の352億72百万円となり、営業利益は前年同期比30.7%増の85億18百万円となりました。
④ 建設関連事業
建設事業では、民間工事は増加したものの公共工事の着工遅れにより、売上げ、営業利益はともに減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比8.8%減の84億85百万円となり、営業利益は前年同期比27.6%減の5億2百万円となりました。
⑤ その他関連事業
環境事業では、低濃度PCB廃棄物等の産業廃棄物処理は増加しましたが、前年同期にあった災害廃棄物処理等が完了していることにより、売上げ、営業利益はともに減少しました。
運送事業では、売上げ、営業利益はともに前年同期並みとなりました。
病院事業では、売上げ、営業損失はともに前年同期並みとなりました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比7.9%減の137億45百万円となり、営業利益は前年同期比30.4%減の24億73百万円となりました。
(財政状態の状況)
当第3四半期末の資産合計につきましては、前期末比159億96百万円増の2,729億19百万円となりました。流動資産は、現金及び現金同等物ならびに営業債権等が増加したこと等により、前期末比132億12百万円増の994億49百万円となりました。非流動資産は、有形固定資産で補助金受領に伴う圧縮記帳を実施したこと等により前期末比17億59百万円減の1,184億12百万円となりましたが、無形資産、持分法投資および退職給付に係る資産が増加したこと等により、前期末比27億84百万円増の1,734億70百万円となりました。
負債合計につきましては、前期末比36億51百万円増の750億53百万円となりました。これは、有利子負債が借入金等の返済により前期末比11億40百万円減の283億66百万円となりましたが、営業債務等が増加したこと等によるものです。
資本合計につきましては、前期末比123億44百万円増の1,978億66百万円となりました。これは、剰余金の配当を33億18百万円実施した一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益を133億20百万円計上するとともに、その他の資本の構成要素が増加したこと等によるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは171億74百万円の収入となり、前年同期に比べ12億88百万円収入が増加しました。これは、税引前四半期利益が増加したこと等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは75億36百万円の支出となり、前年同期に比べ55億75百万円支出が増加しました。これは、投資有価証券の売却による収入が減少したこと等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは56億22百万円の支出となり、前年同期に比べ37億85百万円支出が減少しました。これは、短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの増減額による収入が増加したこと等によるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は、前期末に比べ43億46百万円増加し221億80百万円となりました。これは、今後の資金の流動性の確保のために現金及び現金同等物を積み上げしたことによるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
「(1)財政状態および経営成績の状況」に記載のとおり、原燃料等の価格上昇が続いており、一部製品では製品価格への転嫁等の対策を実施いたしました。
引き続き業績に悪影響を与えることが懸念される原燃料等の価格上昇に対して、適切な製品価格への転嫁等の対策を図っていくことが重要と認識しております。なお、経営の基本方針・目標とする経営指標・会社の経営戦略は、何れも中長期の観点で設定したものであることから、現時点において見直す必要はないと判断しております。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,023百万円であります。
(1) 財政状態および経営成績の状況
(経営成績の状況)
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が緩和されつつあり、持ち直しの動きが継続しております。感染拡大の防止策を講じての経済社会活動の継続、および各種政策の効果や海外経済の改善もあって、今後、国内経済の持ち直しの動きが続くことが期待されますが、感染症の再拡大や、原材料価格の高騰、半導体の不足等が懸念され、先行きは不透明な状況です。
このような状況のなか、当社グループは、新型コロナウイルス感染症に対し従業員等の安全な労働環境を確保し感染予防と感染リスク低減に努めつつ、安定的に事業活動を継続しております。一方、機能製品事業を中心に原燃料等の価格の上昇による業績への悪影響が懸念されますが、これに対し適切な製品価格への転嫁等の対策を図っております。
当社グループの当第3四半期連結累計期間は、機能製品事業等の持ち直しにより、前年同期比で増収増益となりました。
売上収益は前年同期比16.5%増の1,231億11百万円、営業利益は前年同期比24.9%増の181億72百万円、税引前四半期利益は前年同期比24.4%増の184億86百万円、四半期利益は前年同期比13.6%増の134億33百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比13.1%増の133億20百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(単位:百万円)
| 売 上 収 益 | 営 業 利 益 | |||||
| 前第3四半期 | 当第3四半期 | 増減 | 前第3四半期 | 当第3四半期 | 増減 | |
| 機能製品事業 | 31,188 | 44,974 | 13,786 | 1,909 | 4,182 | 2,273 |
| 化学製品事業 | 17,597 | 20,633 | 3,035 | 1,897 | 2,174 | 277 |
| 樹脂製品事業 | 32,665 | 35,272 | 2,606 | 6,517 | 8,518 | 2,000 |
| 建設関連事業 | 9,308 | 8,485 | △822 | 694 | 502 | △191 |
| その他関連事業 | 14,925 | 13,745 | △1,179 | 3,555 | 2,473 | △1,081 |
| セグメント合計 | 105,685 | 123,111 | 17,426 | 14,573 | 17,851 | 3,278 |
| 調整額 (注) | - | - | - | △22 | 321 | 343 |
| 連結合計 | 105,685 | 123,111 | 17,426 | 14,551 | 18,172 | 3,621 |
(注) 営業利益の調整額には、報告セグメントに配分していないその他の収支が含まれております。詳細は、要約四半期連結財務諸表注記「5.セグメント情報」に記載しております。
① 機能製品事業
機能樹脂分野では、リチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂、PPS樹脂、シェールオイル・ガス掘削用途向けのPGA(ポリグリコール酸)樹脂加工品、その他の樹脂加工品等の売上げが増加し、当四半期連結累計期間に米国のPGA樹脂製造会社において生産活動を行わなかった影響はありますが、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
炭素製品分野では、自動車部品用摺動材および高温炉用断熱材向けの炭素繊維の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比44.2%増の449億74百万円となり、営業利益は前年同期比119.1%増の41億82百万円となりました。
② 化学製品事業
農薬・医薬分野では、農業・園芸用殺菌剤、および慢性腎不全用剤「クレメジン」の売上げが増加し、この分野での売上げは増加しましたが、営業利益は前年同期並みとなりました。
工業薬品分野では、有機薬品類の売上げが増加し、この分野での売上げは増加し、営業損失は減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比17.3%増の206億33百万円となり、営業利益は前年同期比14.6%増の21億74百万円となりました。
③ 樹脂製品事業
コンシューマー・グッズ分野では、家庭用ラップ「NEWクレラップ」およびフッ化ビニリデン釣糸「シーガー」の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
業務用食品包装材分野では、塩化ビニリデン・フィルムはアジア地域で売上げ、営業利益がともに増加する一方、欧州の熱収縮多層フィルムは売上げが増加したものの原料価格上昇の影響により前年同期並みの営業損失となり、この分野での売上げ、営業利益はともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比8.0%増の352億72百万円となり、営業利益は前年同期比30.7%増の85億18百万円となりました。
④ 建設関連事業
建設事業では、民間工事は増加したものの公共工事の着工遅れにより、売上げ、営業利益はともに減少しました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比8.8%減の84億85百万円となり、営業利益は前年同期比27.6%減の5億2百万円となりました。
⑤ その他関連事業
環境事業では、低濃度PCB廃棄物等の産業廃棄物処理は増加しましたが、前年同期にあった災害廃棄物処理等が完了していることにより、売上げ、営業利益はともに減少しました。
運送事業では、売上げ、営業利益はともに前年同期並みとなりました。
病院事業では、売上げ、営業損失はともに前年同期並みとなりました。
この結果、本セグメントの売上収益は前年同期比7.9%減の137億45百万円となり、営業利益は前年同期比30.4%減の24億73百万円となりました。
(財政状態の状況)
当第3四半期末の資産合計につきましては、前期末比159億96百万円増の2,729億19百万円となりました。流動資産は、現金及び現金同等物ならびに営業債権等が増加したこと等により、前期末比132億12百万円増の994億49百万円となりました。非流動資産は、有形固定資産で補助金受領に伴う圧縮記帳を実施したこと等により前期末比17億59百万円減の1,184億12百万円となりましたが、無形資産、持分法投資および退職給付に係る資産が増加したこと等により、前期末比27億84百万円増の1,734億70百万円となりました。
負債合計につきましては、前期末比36億51百万円増の750億53百万円となりました。これは、有利子負債が借入金等の返済により前期末比11億40百万円減の283億66百万円となりましたが、営業債務等が増加したこと等によるものです。
資本合計につきましては、前期末比123億44百万円増の1,978億66百万円となりました。これは、剰余金の配当を33億18百万円実施した一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益を133億20百万円計上するとともに、その他の資本の構成要素が増加したこと等によるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは171億74百万円の収入となり、前年同期に比べ12億88百万円収入が増加しました。これは、税引前四半期利益が増加したこと等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは75億36百万円の支出となり、前年同期に比べ55億75百万円支出が増加しました。これは、投資有価証券の売却による収入が減少したこと等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは56億22百万円の支出となり、前年同期に比べ37億85百万円支出が減少しました。これは、短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの増減額による収入が増加したこと等によるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は、前期末に比べ43億46百万円増加し221億80百万円となりました。これは、今後の資金の流動性の確保のために現金及び現金同等物を積み上げしたことによるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
「(1)財政状態および経営成績の状況」に記載のとおり、原燃料等の価格上昇が続いており、一部製品では製品価格への転嫁等の対策を実施いたしました。
引き続き業績に悪影響を与えることが懸念される原燃料等の価格上昇に対して、適切な製品価格への転嫁等の対策を図っていくことが重要と認識しております。なお、経営の基本方針・目標とする経営指標・会社の経営戦略は、何れも中長期の観点で設定したものであることから、現時点において見直す必要はないと判断しております。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,023百万円であります。