四半期報告書-第77期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済情勢は、国内における景況感は製造業を中心に慎重な見方が続き、米中貿易摩擦の長期化や、中東情勢をはじめ世界経済の減速に伴う輸出の低迷に加え、国内での相次ぐ自然災害の影響など、先行きは依然として不透明な状況が続いています。
このような環境のもと、当社グループは国内外の情報通信産業を中心に、顧客のニーズに基づいた多種多様なフッ化物製品の供給を行うとともに、特殊貨物輸送で培った独自のノウハウに基づいた化学品の物流を担う事業展開を行ってきました。
当第3四半期連結累計期間の業績におきましては、半導体市場が活況であった前年同期に比べ、米中貿易摩擦や韓国に対する輸出管理強化などを背景に半導体液晶部門の輸出販売が減少したことにより、売上高は247億31百万円(前年同期比13.9%減)となりました。
利益面におきましては、主要原材料の無水フッ酸価格が前年同期に比べ低下したものの、売上高減少の影響により、営業利益は16億49百万円(同42.9%減)となりました。また、原材料購入における為替リスクのヘッジを目的として取り組んでいるデリバティブ取引について、前年同期に計上したデリバティブ評価益3億10百万円が、当第3四半期連結累計期間では16百万円と縮小したことにより、経常利益は16億11百万円(同49.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億94百万円(同44.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
① 高純度薬品
高純度薬品事業につきましては、半導体市場が活況であった前年同期に比べ、米中貿易摩擦や韓国に対する輸出管理強化などを背景に半導体液晶部門の輸出販売が減少したことにより、売上高は212億49百万円(前年同期比15.9%減)となりました。
利益面では、主要原材料の無水フッ酸価格が前年同期に比べ低下したものの、売上高減少の影響により、営業利益は20億8百万円(同33.3%減)となりました。
② 運輸
運輸事業につきましては、国内外の運送取扱量が前年同期を下回った結果、売上高は32億93百万円(前年同期比1.0%減)となりました。
利益面では、韓国向けの取扱量減少および減価償却費の増加等により、営業利益は3億79百万円(同36.6%減)となりました。
③ メディカル
メディカル事業につきましては、次世代のがん治療であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の治験や製造販売承認申請へ向けた先行投資費用が発生した結果、営業損失が7億68百万円(前年同期は7億66百万円の営業損失)となりました。
④ その他
その他事業につきましては、保険代理業収入等が前年同期を上回った結果、売上高は1億88百万円(前年同期比28.4%増)となったものの、営業利益は24百万円(同16.1%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は510億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億93百万円減少しました。主な要因は、現金及び預金、受取手形及び売掛金がそれぞれ減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は172億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億4百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金、未払法人税等、有利子負債がそれぞれ減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は338億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ89百万円減少しました。主な要因は、利益剰余金が増加したものの、繰延ヘッジ損益、為替換算調整勘定、非支配株主持分がそれぞれ減少したことによるものです。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、11億21百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済情勢は、国内における景況感は製造業を中心に慎重な見方が続き、米中貿易摩擦の長期化や、中東情勢をはじめ世界経済の減速に伴う輸出の低迷に加え、国内での相次ぐ自然災害の影響など、先行きは依然として不透明な状況が続いています。
このような環境のもと、当社グループは国内外の情報通信産業を中心に、顧客のニーズに基づいた多種多様なフッ化物製品の供給を行うとともに、特殊貨物輸送で培った独自のノウハウに基づいた化学品の物流を担う事業展開を行ってきました。
当第3四半期連結累計期間の業績におきましては、半導体市場が活況であった前年同期に比べ、米中貿易摩擦や韓国に対する輸出管理強化などを背景に半導体液晶部門の輸出販売が減少したことにより、売上高は247億31百万円(前年同期比13.9%減)となりました。
利益面におきましては、主要原材料の無水フッ酸価格が前年同期に比べ低下したものの、売上高減少の影響により、営業利益は16億49百万円(同42.9%減)となりました。また、原材料購入における為替リスクのヘッジを目的として取り組んでいるデリバティブ取引について、前年同期に計上したデリバティブ評価益3億10百万円が、当第3四半期連結累計期間では16百万円と縮小したことにより、経常利益は16億11百万円(同49.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億94百万円(同44.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
① 高純度薬品
高純度薬品事業につきましては、半導体市場が活況であった前年同期に比べ、米中貿易摩擦や韓国に対する輸出管理強化などを背景に半導体液晶部門の輸出販売が減少したことにより、売上高は212億49百万円(前年同期比15.9%減)となりました。
利益面では、主要原材料の無水フッ酸価格が前年同期に比べ低下したものの、売上高減少の影響により、営業利益は20億8百万円(同33.3%減)となりました。
② 運輸
運輸事業につきましては、国内外の運送取扱量が前年同期を下回った結果、売上高は32億93百万円(前年同期比1.0%減)となりました。
利益面では、韓国向けの取扱量減少および減価償却費の増加等により、営業利益は3億79百万円(同36.6%減)となりました。
③ メディカル
メディカル事業につきましては、次世代のがん治療であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の治験や製造販売承認申請へ向けた先行投資費用が発生した結果、営業損失が7億68百万円(前年同期は7億66百万円の営業損失)となりました。
④ その他
その他事業につきましては、保険代理業収入等が前年同期を上回った結果、売上高は1億88百万円(前年同期比28.4%増)となったものの、営業利益は24百万円(同16.1%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は510億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億93百万円減少しました。主な要因は、現金及び預金、受取手形及び売掛金がそれぞれ減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は172億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億4百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金、未払法人税等、有利子負債がそれぞれ減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は338億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ89百万円減少しました。主な要因は、利益剰余金が増加したものの、繰延ヘッジ損益、為替換算調整勘定、非支配株主持分がそれぞれ減少したことによるものです。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、11億21百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。