四半期報告書-第79期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の業績におきましては、半導体液晶部門について、世界的に旺盛な半導体需要により国内・海外向けともに販売が増加しました。また、原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売増加も寄与し、売上高は181億9百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
利益面におきましては、主要原材料の無水フッ酸価格が、中国市場の需給等の影響により前年同期に比べ上昇したものの、半導体液晶部門の出荷量増加等により、営業利益は24億48百万円(同37.0%増)、経常利益は25億89百万円(同51.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億63百万円(同69.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
① 高純度薬品
高純度薬品事業につきましては、半導体液晶部門において、世界的に旺盛な半導体需要により国内・海外向けともに販売が増加しました。また、原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売増加も寄与し、売上高は156億31百万円(前年同期比8.6%増)となりました。
利益面では、主要原材料の無水フッ酸価格が、中国市場の需給等の影響により前年同期に比べ上昇したものの、半導体液晶部門の出荷量増加等により、営業利益は25億23百万円(同34.1%増)となりました。
② 運輸
運輸事業につきましては、運送関連等の取扱量が前年同期を上回った結果、売上高は23億26百万円(前年同期比18.5%増)となりました。
利益面では、軽油価格が前年同期に比べ上昇したものの、売上高の増加等の影響により、営業利益は3億73百万円(同37.0%増)となりました。
③ メディカル
メディカル事業につきましては、がん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ホウ素薬剤について、前年同期は販売承認後の初回出荷であり、卸売業者の在庫分を含めた出荷を行ったため、売上高は69百万円(前年同期比53.2%減)、営業損失は3億32百万円(前年同期は2億86百万円の営業損失)となりました。
④ その他
その他事業につきましては、保険代理業収入等が前年同期を下回った結果、売上高は82百万円(前年同期比19.2%減)、営業利益は8百万円(同32.2%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は582億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ52億86百万円増加しました。主な要因は、当社の連結子会社であるステラファーマ株式会社の新規上場に伴う公募増資等により、現金及び預金が33億20百万円増加したことなどによるものです。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は161億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ37百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金などが増加した一方で、長期借入金が減少したことなどによるものです。
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は420億82百万円となり、前連結会計年度末に比べ53億24百万円増加しました。主な要因は、当社の連結子会社であるステラファーマ株式会社の新規上場に伴う公募増資等により、資本剰余金が16億円、非支配株主持分が18億33百万円それぞれ増加したことなどによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は前連結会計年度末と比較して32億96百万円増加し、185億42百万円となりました(前年同期末比では、49億82百万円の増加)。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、24億76百万円(前年同期比14億38百万円収入減少)となりました。
主な内訳は、税金等調整前四半期純利益が25億68百万円、減価償却費の計上が13億38百万円、仕入債務の増加が5億87百万円、売上債権の増加が4億38百万円、棚卸資産の増加が3億5百万円、法人税等の支払額が8億58百万円などです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、15億84百万円(前年同期比1億46百万円支出減少)となりました。
主な内訳は、有形固定資産の取得による支出が10億54百万円、投資有価証券の取得による支出が5億18百万円などです。有形固定資産の取得については、半導体液晶部門の生産設備更新、研究開発設備の建設などです。投資有価証券の取得については、当社関係会社である衢州北斗星化学新材料有限公司の増資を行いました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、22億31百万円(前年同期は18億13百万円の支出)となりました。
主な内訳は、長期借入金の返済による支出が10億29百万円、配当金の支払額が3億23百万円、非支配株主からの払込による収入が36億1百万円などです。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、3億59百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の業績におきましては、半導体液晶部門について、世界的に旺盛な半導体需要により国内・海外向けともに販売が増加しました。また、原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売増加も寄与し、売上高は181億9百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
利益面におきましては、主要原材料の無水フッ酸価格が、中国市場の需給等の影響により前年同期に比べ上昇したものの、半導体液晶部門の出荷量増加等により、営業利益は24億48百万円(同37.0%増)、経常利益は25億89百万円(同51.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億63百万円(同69.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
① 高純度薬品
高純度薬品事業につきましては、半導体液晶部門において、世界的に旺盛な半導体需要により国内・海外向けともに販売が増加しました。また、原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売増加も寄与し、売上高は156億31百万円(前年同期比8.6%増)となりました。
利益面では、主要原材料の無水フッ酸価格が、中国市場の需給等の影響により前年同期に比べ上昇したものの、半導体液晶部門の出荷量増加等により、営業利益は25億23百万円(同34.1%増)となりました。
② 運輸
運輸事業につきましては、運送関連等の取扱量が前年同期を上回った結果、売上高は23億26百万円(前年同期比18.5%増)となりました。
利益面では、軽油価格が前年同期に比べ上昇したものの、売上高の増加等の影響により、営業利益は3億73百万円(同37.0%増)となりました。
③ メディカル
メディカル事業につきましては、がん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ホウ素薬剤について、前年同期は販売承認後の初回出荷であり、卸売業者の在庫分を含めた出荷を行ったため、売上高は69百万円(前年同期比53.2%減)、営業損失は3億32百万円(前年同期は2億86百万円の営業損失)となりました。
④ その他
その他事業につきましては、保険代理業収入等が前年同期を下回った結果、売上高は82百万円(前年同期比19.2%減)、営業利益は8百万円(同32.2%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は582億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ52億86百万円増加しました。主な要因は、当社の連結子会社であるステラファーマ株式会社の新規上場に伴う公募増資等により、現金及び預金が33億20百万円増加したことなどによるものです。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は161億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ37百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金などが増加した一方で、長期借入金が減少したことなどによるものです。
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は420億82百万円となり、前連結会計年度末に比べ53億24百万円増加しました。主な要因は、当社の連結子会社であるステラファーマ株式会社の新規上場に伴う公募増資等により、資本剰余金が16億円、非支配株主持分が18億33百万円それぞれ増加したことなどによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は前連結会計年度末と比較して32億96百万円増加し、185億42百万円となりました(前年同期末比では、49億82百万円の増加)。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、24億76百万円(前年同期比14億38百万円収入減少)となりました。
主な内訳は、税金等調整前四半期純利益が25億68百万円、減価償却費の計上が13億38百万円、仕入債務の増加が5億87百万円、売上債権の増加が4億38百万円、棚卸資産の増加が3億5百万円、法人税等の支払額が8億58百万円などです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、15億84百万円(前年同期比1億46百万円支出減少)となりました。
主な内訳は、有形固定資産の取得による支出が10億54百万円、投資有価証券の取得による支出が5億18百万円などです。有形固定資産の取得については、半導体液晶部門の生産設備更新、研究開発設備の建設などです。投資有価証券の取得については、当社関係会社である衢州北斗星化学新材料有限公司の増資を行いました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、22億31百万円(前年同期は18億13百万円の支出)となりました。
主な内訳は、長期借入金の返済による支出が10億29百万円、配当金の支払額が3億23百万円、非支配株主からの払込による収入が36億1百万円などです。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、3億59百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。