四半期報告書-第58期第3四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策を背景に、企業収益、雇用情勢の改善等が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移してきた一方、中国をはじめとする新興国経済の減速、金融市場の不安定化等により、未だ先行き不透明な状況が続いております。
4月の熊本地震、6月の九州の長雨、北海道を直撃した台風により、たまねぎ・ばれいしょを中心に大きな被害が出るなど、今年の自然災害で大きなダメージを受けた産地も多く、品不足により野菜の価格が高騰しております。このように、農業を取り巻く環境は相変わらず厳しい状況にあります。「政府の農林水産業・地域の活性創造プラン」に基づき様々な分野において大きな変革が進められています。この様な状況下、国内農薬業界においては、全体でほぼ前年並みか若干下回る出荷実績となりました。
このような状況のもと、当社グループは、土壌消毒剤中心に、基本理念である「我が信条」に則り基本方針であります地域密着・農家密着型営業を展開し、現場のニーズの把握と技術普及活動を積極的に実施してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は113億7千3百万円(前年同四半期比9千7百万円の増加、前年同四半期比0.9%増)、営業利益は18億6千1百万円(前年同四半期比2億8千7百万円の減少、前年同四半期比13.4%減)、経常利益は18億8千万円(前年同四半期比3億7千6百万円の減少、前年同四半期比16.7%減)、更に特別利益として東京電力ホールディングス株式会社より受取補償金の入金がありました。この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億3千8百万円(前年同四半期比2千8百万円の増加、前年同四半期比2.3%増)となりました。
製品の種類別売上高については次のとおりであります。
(イ)害虫防除剤
BT剤「チューンアップ顆粒水和剤」、ダニ剤「ペンタック水和剤」が伸長しましたが、害虫防除剤「ペイオフME」が需要の変化により減少、「アルバリン剤」も減少し、害虫防除剤全体では前年同四半期を下回る実績となりました。この結果、売上高は15億3千7百万円(前年同四半期比8千4百万円の減少、前年同四半期比5.2%減)となりました。
(ロ)病害防除剤
全般的に前年同四半期並みの動きでしたが、「ストライド顆粒水和剤」、「フルーツセイバー」が前年同四半期を上回る販売となり、「キノンドー顆粒水和剤」が今年から発売され、病害防除剤全体では前年同四半期を上回る実績となりました。この結果、売上高は6億9千9百万円(前年同四半期比8千2百万円の増加、前年同四半期比13.3%増)となりました。
(ハ)土壌消毒剤
「ネマキック粒剤」が前年同四半期を上回る販売となりましたが、「バスアミド微粒剤」は国内製品・原体及び欧州でも前年同四半期を下回り、「D-D」は欧州を中心とした海外ではユーロベースでは増加しましたが、円高の影響で円換算では前年同四半期に対し減少し、土壌消毒剤全体では前年同四半期を下回る実績となりました。この結果、売上高は60億6千4百万円(前年同四半期比2億1千万円の減少、前年同四半期比3.4%減)となりました。
(ニ)除草剤等
除草剤「カソロン粒剤6.7」、「アークエース剤」が前年同四半期を上回りました。「モゲトン粒剤」が前年同四半期並で、除草剤等全体で前年同四半期を上回る実績となりました。この結果、売上高は15億9千5百万円(前年同四半期比9千1百万円の増加、前年同四半期比6.1%増)となりました。
(ホ)輸出・その他
輸出は「カネマイトフロアブル」が前年同四半期を上回りました。その他では家庭園芸、液肥も前年同四半期並みに推移し、輸出・その他全体で前年同四半期を上回る実績となりました。この結果、売上高は14億7千5百万円(前年同四半期比2億1千9百万円の増加、前年同四半期比17.5%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は233億6千3百万円(前連結会計年度比23億3千5百万円の減少、前連結会計年度比9.1%減)となりました。これは主に売上増加により売上債権が6億6千1百万円増加した一方、たな卸資産が5億3千9百万円減少したことと、主に配当金等の支払、前連結会計年度末より円高に振れたことにより海外連結子会社の現金及び預金が減少したことで、現金及び預金が20億4千1百万円減少、前連結会計年度末に計上されていた東京電力ホールディングス株式会社(旧東京電力株式会社)からの当社福島工場のたな卸資産の廃棄に係る費用の賠償金が入金されたこと等により、その他の流動資産が6億4千万円減少したことによるものです。
(負債及び純資産)
当第3四半期連結会計期間末における負債は54億8百万円(前連結会計年度比17億6千3百万円の減少、前連結会計年度比24.6%減)となりました。これは主にたな卸資産からの原価算入により、今期の仕入額が相対的に減少したことで仕入債務が7億3千7百万円減少したことと、借入金が返済により2億1千5百万円減少、前連結会計年度末に計上されていた当社福島工場のたな卸資産の廃棄に係る費用等の減少により、その他の流動負債が11億7千9百万円減少した一方、利益の増加により、未払法人税等が2億3千万円増加したことによるものです。純資産は179億5千5百万円となりました。その結果、自己資本比率は65.2%、1株当たり純資産額は1,205円80銭となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億8百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。