四半期報告書-第68期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が長期化する中、4度目の緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置が実施されるなど、引き続き厳しい状況で推移しました。一方では、ワクチン接種が進展し社会経済の正常化に向けた明るい兆しも見られますが、収束の時期は未だ見通せず、国内経済の先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループと関連の深い上水道・下水道業界及び住宅機器関連業界におきましては、住宅ローン減税特例措置等の住宅取得支援策や人々の生活様式の変化を背景とした住宅取得へのニーズの高まりなどから、新設住宅着工戸数は前年同期に比べ回復基調にありますが、足元ではウッドショックによる住宅資材高騰の影響が出始めており、厳しい事業環境にあります。
このような状況の中、当社グループは、前中期経営計画「TakeAction2020」の結果と当社グループを取り巻く事業環境等を踏まえ、2021年度から2023年度の3か年を対象とする中期経営計画「Look Forward 2023」を策定いたしました。基本的な方向性は、前中期経営計画を発展的に継承するべく、「成長ドライバーの創出」「事業基盤整備」というテーマの下で施策を実行していくとともに、新たに「ESGを意識した取り組み」というテーマを掲げ、当社グループの持続的な成長と発展に向けた取り組みを開始しております。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績につきましては、ナフサ価格上昇の継続に伴う塩ビ樹脂価格値上げの影響を受けたものの、住宅着工戸数が回復基調にあることで、全般的には堅調に推移しました。
この結果、売上高105億37百万円(前年同期は100億20百万円)、営業利益5億56百万円(前年同期は3億73百万円)、経常利益7億21百万円(前年同期は5億13百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億69百万円(前年同期は3億8百万円)となりました。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①管工機材分野
管工機材分野につきましては、2度にわたる原材料価格の値上げの影響を受けたものの、コロナ禍での住宅需要の高まりと各種住宅取得支援策の期限が迫る中での駆け込み需要などを受けて、主力の戸建住宅向け製品は堅調に推移しました。また、中期経営計画で拡充を目指すデザイン性を追求したエクステリアブランド「MELS」の製品群も売上を伸ばしました。さらには同じく注力しているビル設備分野製品において、優れた排水性・遮音性・施工性を兼ね備えた超高層住宅向けの「ビニコアV-HQ」を上市するなど製品の品揃えの拡充と新たな市場開拓に取り組み続けたことで大きく売上を伸ばしました。
以上により、売上高は94億41百万円(前年同期は91億38百万円)、セグメント利益6億3百万円(前年同期は5億1百万円)となりました。
②水処理分野
水処理分野につきましては、多様な水処理システムの積極的な提案活動を行うとともに、収益改善を図るべくメンテナンス業務及び商材販売の強化に引き続き注力してまいりました。当第2四半期連結累計期間では、受注済の大型工事案件が予定どおりに進捗したことに加え、メンテナンス業務関連の売上も伸びてきており、取り組みの成果は着実に現れてきております。
以上により、売上高は5億20百万円(前年同期は2億71百万円)、セグメント損失16百万円(前年同期は61百万円のセグメント損失)となりました。
③各種プラスチック成形分野
各種プラスチック成形分野につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響などにより、受注の減少が続いており厳しい状況にあります。受注の減少を補うべく、新規取引先の開拓や生産性の向上に努めてはおりますが、収益改善には至っておりません。
以上により、売上高は5億95百万円(前年同期は7億54百万円)、セグメント損失39百万円(前年同期は66百万円のセグメント損失)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べ4億60百万円増加し、453億79百万円となりました。これは主として、現金及び預金が増加したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比べ2億27百万円増加し、77億85百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金等の仕入債務が増加したこと等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比べ2億33百万円増加し、375億93百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は114億12百万円となり、前年同期と比べ15億6百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、11億16百万円の収入となりました(前年同期は、10億76百万円の収入)。これは主に、税金等調整前四半期純利益7億20百万円や減価償却費5億57百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億53百万円の収入となりました(前年同期は、3億15百万円の支出)。これは主に、有価証券の償還による収入24億円、有価証券の取得による支出15億円、有形固定資産の取得による支出4億8百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億97百万円の支出となりました(前年同期は、3億5百万円の支出)。これは主に、配当金の支払額2億98百万円等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループで優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に、重要な変更又は新たに発生した事項はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1億57百万円(消費税等を除く)であり、2021年9月30日現在における国内外の産業財産権の総数は、202件であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況において重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が長期化する中、4度目の緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置が実施されるなど、引き続き厳しい状況で推移しました。一方では、ワクチン接種が進展し社会経済の正常化に向けた明るい兆しも見られますが、収束の時期は未だ見通せず、国内経済の先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループと関連の深い上水道・下水道業界及び住宅機器関連業界におきましては、住宅ローン減税特例措置等の住宅取得支援策や人々の生活様式の変化を背景とした住宅取得へのニーズの高まりなどから、新設住宅着工戸数は前年同期に比べ回復基調にありますが、足元ではウッドショックによる住宅資材高騰の影響が出始めており、厳しい事業環境にあります。
このような状況の中、当社グループは、前中期経営計画「TakeAction2020」の結果と当社グループを取り巻く事業環境等を踏まえ、2021年度から2023年度の3か年を対象とする中期経営計画「Look Forward 2023」を策定いたしました。基本的な方向性は、前中期経営計画を発展的に継承するべく、「成長ドライバーの創出」「事業基盤整備」というテーマの下で施策を実行していくとともに、新たに「ESGを意識した取り組み」というテーマを掲げ、当社グループの持続的な成長と発展に向けた取り組みを開始しております。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績につきましては、ナフサ価格上昇の継続に伴う塩ビ樹脂価格値上げの影響を受けたものの、住宅着工戸数が回復基調にあることで、全般的には堅調に推移しました。
この結果、売上高105億37百万円(前年同期は100億20百万円)、営業利益5億56百万円(前年同期は3億73百万円)、経常利益7億21百万円(前年同期は5億13百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億69百万円(前年同期は3億8百万円)となりました。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①管工機材分野
管工機材分野につきましては、2度にわたる原材料価格の値上げの影響を受けたものの、コロナ禍での住宅需要の高まりと各種住宅取得支援策の期限が迫る中での駆け込み需要などを受けて、主力の戸建住宅向け製品は堅調に推移しました。また、中期経営計画で拡充を目指すデザイン性を追求したエクステリアブランド「MELS」の製品群も売上を伸ばしました。さらには同じく注力しているビル設備分野製品において、優れた排水性・遮音性・施工性を兼ね備えた超高層住宅向けの「ビニコアV-HQ」を上市するなど製品の品揃えの拡充と新たな市場開拓に取り組み続けたことで大きく売上を伸ばしました。
以上により、売上高は94億41百万円(前年同期は91億38百万円)、セグメント利益6億3百万円(前年同期は5億1百万円)となりました。
②水処理分野
水処理分野につきましては、多様な水処理システムの積極的な提案活動を行うとともに、収益改善を図るべくメンテナンス業務及び商材販売の強化に引き続き注力してまいりました。当第2四半期連結累計期間では、受注済の大型工事案件が予定どおりに進捗したことに加え、メンテナンス業務関連の売上も伸びてきており、取り組みの成果は着実に現れてきております。
以上により、売上高は5億20百万円(前年同期は2億71百万円)、セグメント損失16百万円(前年同期は61百万円のセグメント損失)となりました。
③各種プラスチック成形分野
各種プラスチック成形分野につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響などにより、受注の減少が続いており厳しい状況にあります。受注の減少を補うべく、新規取引先の開拓や生産性の向上に努めてはおりますが、収益改善には至っておりません。
以上により、売上高は5億95百万円(前年同期は7億54百万円)、セグメント損失39百万円(前年同期は66百万円のセグメント損失)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べ4億60百万円増加し、453億79百万円となりました。これは主として、現金及び預金が増加したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比べ2億27百万円増加し、77億85百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金等の仕入債務が増加したこと等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比べ2億33百万円増加し、375億93百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は114億12百万円となり、前年同期と比べ15億6百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、11億16百万円の収入となりました(前年同期は、10億76百万円の収入)。これは主に、税金等調整前四半期純利益7億20百万円や減価償却費5億57百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億53百万円の収入となりました(前年同期は、3億15百万円の支出)。これは主に、有価証券の償還による収入24億円、有価証券の取得による支出15億円、有形固定資産の取得による支出4億8百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億97百万円の支出となりました(前年同期は、3億5百万円の支出)。これは主に、配当金の支払額2億98百万円等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループで優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に、重要な変更又は新たに発生した事項はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1億57百万円(消費税等を除く)であり、2021年9月30日現在における国内外の産業財産権の総数は、202件であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況において重要な変更はありません。