四半期報告書-第140期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
当第3四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析内容は以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)における世界の経済環境は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くの産業で需要が減退しましたが、その後経済活動が徐々に再開されたことを受け、中国や米国で回復の兆しがみられました。このような状況下、当社グループは、産業のサプライチェーンを支えるべく、安全の確保と感染防止策の徹底を行った上で事業活動を継続してまいりました。その結果、当連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は前年同期比35,136百万円(8.2%)減の393,778百万円、営業利益は9,807百万円(23.2%)減の32,527百万円、経常利益は8,118百万円(21.4%)減の29,823百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,210百万円(21.8%)減の15,147百万円となりました。
当社グループは長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」のありたい姿として「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を掲げています。引き続き、ありたい姿の実現に向け、中期経営計画「PROUD 2020」の戦略に沿った具体的施策の実行を通じ、新たな事業ポートフォリオ構築に取り組んでまいります。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は186,759百万円(前年同期比7.3%減)、営業利益は27,996百万円(同22.3%減)となりました。
① ポバール樹脂は、世界的な需要の低迷により販売が減少し、それに伴う生産調整を行ったため低調となりました。光学用ポバールフィルムは、大型ディスプレイ向けを中心に需要が回復したことにより、堅調に推移しました。PVBフィルムは、建築向け、自動車向けともに需要低迷の影響を受けました。水溶性ポバールフィルムは、引き続き、個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、自動車生産台数減少の影響を受け、ガソリンタンク用途の販売量が減少しましたが、食品包材用途は巣ごもり消費の拡大により販売量が増加しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は36,143百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は2,130百万円(同48.1%減)となりました。
① イソプレン関連は、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>ともに、主に中国、アジアにおいて需要低迷の影響を受けました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、引き続き電気・電子デバイス用途が堅調に推移しましたが、自動車用途では生産台数減少の影響を受けました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は90,675百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益は2,891百万円(同9.4%減)となりました。
① メタクリルは、飛沫飛散防止用仕切板やディスプレイ向けの販売が増えましたが、事業全体では原料高と市況悪化の影響を受け低調でした。
② メディカルは、歯科材料において、感染蔓延により休業する歯科医が増えた結果、当初は欧米において苦戦しましたが、その後、歯科医の診療再開により需要は回復基調にあります。
③ カルゴン・カーボンは、コロナ禍においても生活を支える製品として、堅調に推移しました。炭素材料も水処理用途の需要が増え販売が拡大しました。なお、高機能活性炭の需要拡大に合わせ当第2四半期にCalgon Carbon Corporation米国既存工場における設備増強を決定しました。またベルギー子会社では工業用途の需要拡大に合わせ当第3四半期に再生活性炭の設備増強を決定しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は40,020百万円(前年同期比15.9%減)、営業利益は2,703百万円(同38.0%減)となりました。
① 人工皮革<クラリーノ>は、アジア及び欧州での需要減退に伴い、販売量が減少しました。
② 繊維資材は、ビニロンで需要の低迷が続いており、セメント補強向け、ゴム資材向けともに販売量が減少しました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>でマスク用途の販売は増えたものの、コスメティック用途や自動車用途の需要が低迷しました。
[トレーディング]
繊維関連事業は各用途とも苦戦しましたが、樹脂・化成品関連事業は中国の需要回復により前年並みとなりました。その結果、売上高は89,322百万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は2,817百万円(同6.1%減)となりました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことにより、売上高は32,051百万円(前年同期比16.3%減)、営業利益は347百万円(同40.4%減)となりました。
(2)財政状態の状況
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に備えるため、手元流動性を高めました。具体的には社債30,000百万円、コマーシャル・ペーパー28,000百万円、長期借入金78,364百万円など、有利子負債が135,996百万円増加したこと等により、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性は103,670百万円増加しました。上記に加えて、未払費用が25,927百万円減少した結果、資産合計は前連結会計年度末比83,898百万円増の1,075,047百万円、負債合計は前連結会計年度末比94,353百万円増の546,957百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末比10,455百万円減少し、528,089百万円となりました。自己資本は512,924百万円となり、自己資本比率は47.7%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は15,361百万円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)における世界の経済環境は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くの産業で需要が減退しましたが、その後経済活動が徐々に再開されたことを受け、中国や米国で回復の兆しがみられました。このような状況下、当社グループは、産業のサプライチェーンを支えるべく、安全の確保と感染防止策の徹底を行った上で事業活動を継続してまいりました。その結果、当連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は前年同期比35,136百万円(8.2%)減の393,778百万円、営業利益は9,807百万円(23.2%)減の32,527百万円、経常利益は8,118百万円(21.4%)減の29,823百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,210百万円(21.8%)減の15,147百万円となりました。
当社グループは長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」のありたい姿として「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を掲げています。引き続き、ありたい姿の実現に向け、中期経営計画「PROUD 2020」の戦略に沿った具体的施策の実行を通じ、新たな事業ポートフォリオ構築に取り組んでまいります。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は186,759百万円(前年同期比7.3%減)、営業利益は27,996百万円(同22.3%減)となりました。
① ポバール樹脂は、世界的な需要の低迷により販売が減少し、それに伴う生産調整を行ったため低調となりました。光学用ポバールフィルムは、大型ディスプレイ向けを中心に需要が回復したことにより、堅調に推移しました。PVBフィルムは、建築向け、自動車向けともに需要低迷の影響を受けました。水溶性ポバールフィルムは、引き続き、個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、自動車生産台数減少の影響を受け、ガソリンタンク用途の販売量が減少しましたが、食品包材用途は巣ごもり消費の拡大により販売量が増加しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は36,143百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は2,130百万円(同48.1%減)となりました。
① イソプレン関連は、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>ともに、主に中国、アジアにおいて需要低迷の影響を受けました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、引き続き電気・電子デバイス用途が堅調に推移しましたが、自動車用途では生産台数減少の影響を受けました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は90,675百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益は2,891百万円(同9.4%減)となりました。
① メタクリルは、飛沫飛散防止用仕切板やディスプレイ向けの販売が増えましたが、事業全体では原料高と市況悪化の影響を受け低調でした。
② メディカルは、歯科材料において、感染蔓延により休業する歯科医が増えた結果、当初は欧米において苦戦しましたが、その後、歯科医の診療再開により需要は回復基調にあります。
③ カルゴン・カーボンは、コロナ禍においても生活を支える製品として、堅調に推移しました。炭素材料も水処理用途の需要が増え販売が拡大しました。なお、高機能活性炭の需要拡大に合わせ当第2四半期にCalgon Carbon Corporation米国既存工場における設備増強を決定しました。またベルギー子会社では工業用途の需要拡大に合わせ当第3四半期に再生活性炭の設備増強を決定しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は40,020百万円(前年同期比15.9%減)、営業利益は2,703百万円(同38.0%減)となりました。
① 人工皮革<クラリーノ>は、アジア及び欧州での需要減退に伴い、販売量が減少しました。
② 繊維資材は、ビニロンで需要の低迷が続いており、セメント補強向け、ゴム資材向けともに販売量が減少しました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>でマスク用途の販売は増えたものの、コスメティック用途や自動車用途の需要が低迷しました。
[トレーディング]
繊維関連事業は各用途とも苦戦しましたが、樹脂・化成品関連事業は中国の需要回復により前年並みとなりました。その結果、売上高は89,322百万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は2,817百万円(同6.1%減)となりました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことにより、売上高は32,051百万円(前年同期比16.3%減)、営業利益は347百万円(同40.4%減)となりました。
(2)財政状態の状況
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に備えるため、手元流動性を高めました。具体的には社債30,000百万円、コマーシャル・ペーパー28,000百万円、長期借入金78,364百万円など、有利子負債が135,996百万円増加したこと等により、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性は103,670百万円増加しました。上記に加えて、未払費用が25,927百万円減少した結果、資産合計は前連結会計年度末比83,898百万円増の1,075,047百万円、負債合計は前連結会計年度末比94,353百万円増の546,957百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末比10,455百万円減少し、528,089百万円となりました。自己資本は512,924百万円となり、自己資本比率は47.7%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は15,361百万円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
| 会社名 事業所名 | セグメント の名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達 方法 | 着手及び完了予定年月 | 完成後の 増加能力 | ||
| 総額 | 既支払額 | 着手 | 完了 | |||||
| Calgon Carbon Corporation | 機能材料 | 活性炭 生産設備増強 | 185 (百万USD) | 4 (百万USD) | 自己資金 | 2020年 6月 | 2022年 12月 | 25,000 トン/年 |