四半期報告書-第140期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
当第2四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析内容は以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)における世界の経済環境は、新型コロナウイルス感染の拡大に歯止めがかからず、景気の後退が一段と浮き彫りとなりました。このような状況下、当社グループは、産業のサプライチェーンを支えるべく、安全の確保と感染防止策の徹底を行った上で事業活動を継続してまいりました。その結果、当連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は前年同期比25,412百万円(8.8%)減の262,006百万円、営業利益は8,310百万円(29.8%)減の19,611百万円、経常利益は7,047百万円(28.5%)減の17,638百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,093百万円(30.9%)減の9,160百万円となりました。
当社グループは長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」のありたい姿として「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を掲げています。引き続き、ありたい姿の実現に向け、中期経営計画「PROUD 2020」の戦略に沿った具体的施策の実行を通じ、新たな事業ポートフォリオ構築に取り組んでまいります。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は121,809百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は16,924百万円(同26.7%減)となりました。
① ポバール樹脂は、世界的な需要の低迷により、数量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、液晶パネルメーカーによる在庫調整は一段落しましたが、コロナ禍の影響で前年同期並みの出荷に留まりました。PVBフィルムは、建築向け、自動車向けともに低調でした。一方、水溶性ポバールフィルムは、引き続き、個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、食品包材用途で販売量が増えましたが、ガソリンタンク用途は自動車生産台数減少の影響を大きく受けました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は24,720百万円(前年同期比9.9%減)、営業利益は2,116百万円(同38.6%減)となりました。
① イソプレン関連は、ファインケミカル及び熱可塑性エラストマー<セプトン>ともに、主に中国、アジアにおいて需要減速の影響を受けました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、電気・電子デバイス用途は堅調に推移しましたが、自動車用途は生産台数減少の影響を受けました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は59,143百万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は1,054百万円(同52.4%減)となりました。
① メタクリルは、飛沫飛散防止用仕切板の需要は増えましたが、事業全体では市況悪化の影響を受け低調でした。
② メディカルは、歯科材料において、感染蔓延により休業する歯科医が増えた結果、特に欧米において苦戦しました。
③ カルゴン・カーボンは、コロナ禍においても生活を支える製品として、底堅く推移し、炭素材料も高付加価値品の販売が拡大しました。なお、高機能活性炭の需要拡大に合わせ当第2四半期にCalgon Carbon Corporation米国既存工場における設備増強を決定しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は28,224百万円(前年同期比14.7%減)、営業利益は1,656百万円(同44.1%減)となりました。
① 人工皮革<クラリーノ>は、アジア及び欧州での需要減退に伴い、販売量が減少しました。
② 繊維資材は、ビニロンでセメント補強用が低調に推移し、ゴム資材向けも自動車生産台数減少の影響を受けました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>でマスク用途の販売は増えたものの、コスメティック用途や自動車用途の需要が低迷しました。
[トレーディング]
繊維関連事業は縫製品販売が堅調に推移しました。一方、樹脂・化成品関連事業は国内及びアジアにおいて需要減の影響を受けました。その結果、売上高は60,037百万円(前年同期比7.3%減)、営業利益は2,078百万円(同1.2%増)となりました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことにより、売上高は22,155百万円(前年同期比14.9%減)、営業利益は206百万円(同44.0%減)となりました。
(2)財政状態の状況
総資産は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対応するため、手元流動性を増額したことによる現金及び預金の増加117,450百万円、受取手形及び売掛金の減少10,686百万円及び有価証券の減少15,413百万円等により前連結会計年度末比92,640百万円増の1,083,789百万円となりました。負債は、社債の発行30,000百万円、コマーシャル・ペーパーの増加36,000百万円及び長期借入金の増加79,099百万円等の一方、未払費用の減少30,157百万円等により前連結会計年度末比98,903百万円増の551,507百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末比6,262百万円減少し、532,282百万円となりました。自己資本は517,189百万円となり、自己資本比率は47.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前四半期純利益13,264百万円及び減価償却費31,026百万円等の収入に対して、訴訟関連損失の支払額31,303百万円及び法人税等の支払額4,269百万円等の支出により、営業活動によるキャッシュ・フローは12,093百万円の収入となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
有形及び無形固定資産の取得46,937百万円等の支出により、投資活動によるキャッシュ・フローは46,973百万円の支出となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
長期借入れ79,261百万円、社債の発行30,000百万円及びコマーシャル・ペーパーの純増額36,000百万円等の収入に対して、配当金の支払額7,562百万円等の支出により、財務活動によるキャッシュ・フローは139,081百万円の収入となりました。
以上の要因に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額等により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より103,279百万円増加して、179,246百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は10,328百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)における世界の経済環境は、新型コロナウイルス感染の拡大に歯止めがかからず、景気の後退が一段と浮き彫りとなりました。このような状況下、当社グループは、産業のサプライチェーンを支えるべく、安全の確保と感染防止策の徹底を行った上で事業活動を継続してまいりました。その結果、当連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は前年同期比25,412百万円(8.8%)減の262,006百万円、営業利益は8,310百万円(29.8%)減の19,611百万円、経常利益は7,047百万円(28.5%)減の17,638百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,093百万円(30.9%)減の9,160百万円となりました。
当社グループは長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」のありたい姿として「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を掲げています。引き続き、ありたい姿の実現に向け、中期経営計画「PROUD 2020」の戦略に沿った具体的施策の実行を通じ、新たな事業ポートフォリオ構築に取り組んでまいります。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は121,809百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は16,924百万円(同26.7%減)となりました。
① ポバール樹脂は、世界的な需要の低迷により、数量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、液晶パネルメーカーによる在庫調整は一段落しましたが、コロナ禍の影響で前年同期並みの出荷に留まりました。PVBフィルムは、建築向け、自動車向けともに低調でした。一方、水溶性ポバールフィルムは、引き続き、個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、食品包材用途で販売量が増えましたが、ガソリンタンク用途は自動車生産台数減少の影響を大きく受けました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は24,720百万円(前年同期比9.9%減)、営業利益は2,116百万円(同38.6%減)となりました。
① イソプレン関連は、ファインケミカル及び熱可塑性エラストマー<セプトン>ともに、主に中国、アジアにおいて需要減速の影響を受けました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、電気・電子デバイス用途は堅調に推移しましたが、自動車用途は生産台数減少の影響を受けました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は59,143百万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は1,054百万円(同52.4%減)となりました。
① メタクリルは、飛沫飛散防止用仕切板の需要は増えましたが、事業全体では市況悪化の影響を受け低調でした。
② メディカルは、歯科材料において、感染蔓延により休業する歯科医が増えた結果、特に欧米において苦戦しました。
③ カルゴン・カーボンは、コロナ禍においても生活を支える製品として、底堅く推移し、炭素材料も高付加価値品の販売が拡大しました。なお、高機能活性炭の需要拡大に合わせ当第2四半期にCalgon Carbon Corporation米国既存工場における設備増強を決定しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は28,224百万円(前年同期比14.7%減)、営業利益は1,656百万円(同44.1%減)となりました。
① 人工皮革<クラリーノ>は、アジア及び欧州での需要減退に伴い、販売量が減少しました。
② 繊維資材は、ビニロンでセメント補強用が低調に推移し、ゴム資材向けも自動車生産台数減少の影響を受けました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>でマスク用途の販売は増えたものの、コスメティック用途や自動車用途の需要が低迷しました。
[トレーディング]
繊維関連事業は縫製品販売が堅調に推移しました。一方、樹脂・化成品関連事業は国内及びアジアにおいて需要減の影響を受けました。その結果、売上高は60,037百万円(前年同期比7.3%減)、営業利益は2,078百万円(同1.2%増)となりました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことにより、売上高は22,155百万円(前年同期比14.9%減)、営業利益は206百万円(同44.0%減)となりました。
(2)財政状態の状況
総資産は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対応するため、手元流動性を増額したことによる現金及び預金の増加117,450百万円、受取手形及び売掛金の減少10,686百万円及び有価証券の減少15,413百万円等により前連結会計年度末比92,640百万円増の1,083,789百万円となりました。負債は、社債の発行30,000百万円、コマーシャル・ペーパーの増加36,000百万円及び長期借入金の増加79,099百万円等の一方、未払費用の減少30,157百万円等により前連結会計年度末比98,903百万円増の551,507百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末比6,262百万円減少し、532,282百万円となりました。自己資本は517,189百万円となり、自己資本比率は47.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
| (単位:百万円) | |||
| 第139期 第2四半期連結累計期間 | 第140期 第2四半期連結累計期間 | 増減 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 37,440 | 12,093 | △25,347 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △49,463 | △46,973 | 2,490 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 3,474 | 139,081 | 135,606 |
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前四半期純利益13,264百万円及び減価償却費31,026百万円等の収入に対して、訴訟関連損失の支払額31,303百万円及び法人税等の支払額4,269百万円等の支出により、営業活動によるキャッシュ・フローは12,093百万円の収入となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
有形及び無形固定資産の取得46,937百万円等の支出により、投資活動によるキャッシュ・フローは46,973百万円の支出となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
長期借入れ79,261百万円、社債の発行30,000百万円及びコマーシャル・ペーパーの純増額36,000百万円等の収入に対して、配当金の支払額7,562百万円等の支出により、財務活動によるキャッシュ・フローは139,081百万円の収入となりました。
以上の要因に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額等により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より103,279百万円増加して、179,246百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は10,328百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
| 会社名 事業所名 | セグメント の名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達 方法 | 着手及び完了予定年月 | 完成後の 増加能力 | ||
| 総額 | 既支払額 | 着手 | 完了 | |||||
| Calgon Carbon Corporation | 機能材料 | 活性炭 生産設備増強 | 185 (百万USD) | 4 (百万USD) | 自己資金 | 2020年 6月 | 2022年 12月 | 25,000 トン/年 |