四半期報告書-第142期第1四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)
当第1四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析内容は以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年3月31日)における世界経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大があったものの、各国でワクチンの追加接種が進み、経済活動の制限緩和が進んだことで回復基調が続きました。一方で、世界的な半導体不足や物流の混乱継続、加えてロシアのウクライナ侵攻やインフレの加速により景気の先行きは不透明感が増しました。かかる環境下、コスト削減に一層注力するとともに販売価格の改定を進めた結果、売上高は167,558百万円(前年同四半期は144,398百万円)、営業利益は22,145百万円(前年同四半期は16,786百万円)、経常利益は22,295百万円(前年同四半期は16,268百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12,701百万円(前年同四半期は5,282百万円)となりました。なお、当第1四半期連結累計期間において、米国子会社の一部生産設備の停止などに伴う操業休止関連費用として2,805百万円を特別損失に計上しました。
また、2022年1月1日に組織改定を行い、アクア事業のセグメント区分を「その他」から「機能材料」に変更しました。加えて、一部の内部取引利益の消去について、各セグメント及び全社への配分方法を変更しました。当第1四半期連結累計期間の比較及び分析は、これらの変更を反映した数字に基づいています。さらに、2022年1月1日より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用していますが、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従い、前第1四半期連結累計期間においては、新たな会計方針を遡及適用していません。トレーディングセグメント及び調整額の当第1四半期連結累計期間の売上高が前年同四半期に比べ大きく変動していますが、これは主に、トレーディングセグメントにおける代理人取引の売上高の計上額について、収益認識会計基準等の適用により、取引総額から純額へと変更したことによるものです。なお、当該変更により、従来の方法に比べてトレーディングセグメントの売上高が22,026百万円減少しています。
当社グループは、長期ビジョン『Kuraray Vision 2026』の実現に向けて、当連結会計年度より中期経営計画「PASSION 2026」をスタートさせました。「PASSION 2026」では、①機会としてのサステナビリティ、②ネットワーキングから始めるイノベーション、③人と組織のトランスフォーメーションの3つの挑戦を設定しています。これらへの取り組みを通じて事業ポートフォリオの高度化を進め、創立100周年を迎える2026年度には、売上高7,500億円、営業利益1,000億円の目標を達成します。
(単位:百万円)
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は86,154百万円(前年同四半期は72,175百万円)、営業利益は17,243百万円(前年同四半期は13,484百万円)となりました。

① ポバール樹脂は、米国子会社の一部生産設備停止の影響を受け販売量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、需要が堅調で前年同四半期並みの出荷となりました。また、テレビ用パネルサイズ大型化のニーズに対応するため、倉敷事業所での設備投資(2024年央稼働予定、2022年5月9日公表)を決定しました。高機能中間膜は、PVBフィルムで自動車生産減の影響を受け、販売量が減少しました。水溶性ポバールフィルムは、洗濯用及び食洗器用個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、自動車生産減の影響を受けたものの、食品用途を中心に需要は堅調に推移しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は15,358百万円(前年同四半期は14,894百万円)、営業利益は2,672百万円(前年同四半期は2,986百万円)となりました。

① イソプレン関連は、ファインケミカル、エラストマーともに需要は堅調だったものの、一時的な原料調達難の影響を受け販売量が減少しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、自動車向けは堅調に推移したものの、電気・電子デバイス向けは物流混乱などの影響を受け販売量が減少しました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は38,026百万円(前年同四半期は30,914百万円)、営業利益は2,201百万円(前年同四半期は963百万円)となりました。

① メタクリルは、需要は堅調だったものの、一時的な原料調達難の影響を受け販売量が減少しました。
② メディカルは、欧米を中心に歯科材料の需要が旺盛で、販売が拡大しました。
③ 環境ソリューションは、欧州を中心に需要が増え、活性炭の販売が堅調に推移しました。
④ アクアは、中空糸水処理膜の需要が堅調に推移しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は14,425百万円(前年同四半期は13,721百万円)、営業利益は1,627百万円(前年同四半期は558百万円)となりました。

① 人工皮革<クラリーノ>は、スポーツ用途やラグジュアリー用途を中心に販売が堅調に推移しました。
② 繊維資材は、ビニロンが自動車生産減の影響を受けましたが、<ベクトラン>は輸出を中心に販売が堅調に推移しました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>で外食産業の需要が低調でした。
[トレーディング]
当セグメントの売上高は13,953百万円(前年同四半期は32,972百万円)、営業利益は1,316百万円(前年同四半期は1,075百万円)となりました。

① 繊維関連事業は、スポーツ衣料等が好調に推移しました。
② 樹脂・化成品関連事業はアジア市場で順調に推移しました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が回復し、売上高は10,681百万円(前年同四半期は9,631百万円)、営業利益は381百万円(前年同四半期は営業損失5百万円)となりました。

(2)財政状態の状況
総資産は、棚卸資産の増加19,224百万円、建設仮勘定の増加13,808百万円及び受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度末は受取手形及び売掛金)の増加6,043百万円等の一方、現金及び預金の減少14,586百万円等により前連結会計年度末比39,033百万円増の1,130,047百万円となりました。負債は、支払手形及び買掛金の増加6,029百万円及び長期借入金の増加3,507百万円等の一方、未払法人税等の減少6,392百万円等により前連結会計年度末比11,121百万円増の522,533百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末比27,911百万円増加し、607,514百万円となりました。自己資本は587,509百万円となり、自己資本比率は52.0%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は5,466百万円です。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第1四半期連結累計期間開始日以降、当四半期報告書提出日までの間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年3月31日)における世界経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大があったものの、各国でワクチンの追加接種が進み、経済活動の制限緩和が進んだことで回復基調が続きました。一方で、世界的な半導体不足や物流の混乱継続、加えてロシアのウクライナ侵攻やインフレの加速により景気の先行きは不透明感が増しました。かかる環境下、コスト削減に一層注力するとともに販売価格の改定を進めた結果、売上高は167,558百万円(前年同四半期は144,398百万円)、営業利益は22,145百万円(前年同四半期は16,786百万円)、経常利益は22,295百万円(前年同四半期は16,268百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12,701百万円(前年同四半期は5,282百万円)となりました。なお、当第1四半期連結累計期間において、米国子会社の一部生産設備の停止などに伴う操業休止関連費用として2,805百万円を特別損失に計上しました。
また、2022年1月1日に組織改定を行い、アクア事業のセグメント区分を「その他」から「機能材料」に変更しました。加えて、一部の内部取引利益の消去について、各セグメント及び全社への配分方法を変更しました。当第1四半期連結累計期間の比較及び分析は、これらの変更を反映した数字に基づいています。さらに、2022年1月1日より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用していますが、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従い、前第1四半期連結累計期間においては、新たな会計方針を遡及適用していません。トレーディングセグメント及び調整額の当第1四半期連結累計期間の売上高が前年同四半期に比べ大きく変動していますが、これは主に、トレーディングセグメントにおける代理人取引の売上高の計上額について、収益認識会計基準等の適用により、取引総額から純額へと変更したことによるものです。なお、当該変更により、従来の方法に比べてトレーディングセグメントの売上高が22,026百万円減少しています。
当社グループは、長期ビジョン『Kuraray Vision 2026』の実現に向けて、当連結会計年度より中期経営計画「PASSION 2026」をスタートさせました。「PASSION 2026」では、①機会としてのサステナビリティ、②ネットワーキングから始めるイノベーション、③人と組織のトランスフォーメーションの3つの挑戦を設定しています。これらへの取り組みを通じて事業ポートフォリオの高度化を進め、創立100周年を迎える2026年度には、売上高7,500億円、営業利益1,000億円の目標を達成します。
(単位:百万円)
| 2021年度 第1四半期 連結累計期間 | 2022年度 第1四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 売上高 | 営業利益 | 売上高 | 営業利益 | 売上高 | 営業利益 | |
| ビニルアセテート | 72,175 | 13,484 | 86,154 | 17,243 | 13,978 | 3,758 |
| イソプレン | 14,894 | 2,986 | 15,358 | 2,672 | 464 | △313 |
| 機能材料 | 30,914 | 963 | 38,026 | 2,201 | 7,112 | 1,238 |
| 繊維 | 13,721 | 558 | 14,425 | 1,627 | 703 | 1,069 |
| トレーディング | 32,972 | 1,075 | 13,953 | 1,316 | △19,019 | 240 |
| その他 | 9,631 | △5 | 10,681 | 381 | 1,050 | 387 |
| 消去又は全社 | △29,912 | △2,275 | △11,041 | △3,297 | 18,871 | △1,021 |
| 合計 | 144,398 | 16,786 | 167,558 | 22,145 | 23,160 | 5,358 |
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は86,154百万円(前年同四半期は72,175百万円)、営業利益は17,243百万円(前年同四半期は13,484百万円)となりました。

① ポバール樹脂は、米国子会社の一部生産設備停止の影響を受け販売量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、需要が堅調で前年同四半期並みの出荷となりました。また、テレビ用パネルサイズ大型化のニーズに対応するため、倉敷事業所での設備投資(2024年央稼働予定、2022年5月9日公表)を決定しました。高機能中間膜は、PVBフィルムで自動車生産減の影響を受け、販売量が減少しました。水溶性ポバールフィルムは、洗濯用及び食洗器用個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、自動車生産減の影響を受けたものの、食品用途を中心に需要は堅調に推移しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は15,358百万円(前年同四半期は14,894百万円)、営業利益は2,672百万円(前年同四半期は2,986百万円)となりました。

① イソプレン関連は、ファインケミカル、エラストマーともに需要は堅調だったものの、一時的な原料調達難の影響を受け販売量が減少しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、自動車向けは堅調に推移したものの、電気・電子デバイス向けは物流混乱などの影響を受け販売量が減少しました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は38,026百万円(前年同四半期は30,914百万円)、営業利益は2,201百万円(前年同四半期は963百万円)となりました。

① メタクリルは、需要は堅調だったものの、一時的な原料調達難の影響を受け販売量が減少しました。
② メディカルは、欧米を中心に歯科材料の需要が旺盛で、販売が拡大しました。
③ 環境ソリューションは、欧州を中心に需要が増え、活性炭の販売が堅調に推移しました。
④ アクアは、中空糸水処理膜の需要が堅調に推移しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は14,425百万円(前年同四半期は13,721百万円)、営業利益は1,627百万円(前年同四半期は558百万円)となりました。

① 人工皮革<クラリーノ>は、スポーツ用途やラグジュアリー用途を中心に販売が堅調に推移しました。
② 繊維資材は、ビニロンが自動車生産減の影響を受けましたが、<ベクトラン>は輸出を中心に販売が堅調に推移しました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>で外食産業の需要が低調でした。
[トレーディング]
当セグメントの売上高は13,953百万円(前年同四半期は32,972百万円)、営業利益は1,316百万円(前年同四半期は1,075百万円)となりました。

① 繊維関連事業は、スポーツ衣料等が好調に推移しました。
② 樹脂・化成品関連事業はアジア市場で順調に推移しました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が回復し、売上高は10,681百万円(前年同四半期は9,631百万円)、営業利益は381百万円(前年同四半期は営業損失5百万円)となりました。

(2)財政状態の状況
総資産は、棚卸資産の増加19,224百万円、建設仮勘定の増加13,808百万円及び受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度末は受取手形及び売掛金)の増加6,043百万円等の一方、現金及び預金の減少14,586百万円等により前連結会計年度末比39,033百万円増の1,130,047百万円となりました。負債は、支払手形及び買掛金の増加6,029百万円及び長期借入金の増加3,507百万円等の一方、未払法人税等の減少6,392百万円等により前連結会計年度末比11,121百万円増の522,533百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末比27,911百万円増加し、607,514百万円となりました。自己資本は587,509百万円となり、自己資本比率は52.0%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は5,466百万円です。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第1四半期連結累計期間開始日以降、当四半期報告書提出日までの間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。
| 会社名 事業所名 | セグメント の名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達 方法 | 着手及び完了予定年月 | 完成後の 増加能力 | ||
| 総額 | 既支払額 | 着手 | 完了 | |||||
| 株式会社クラレ 倉敷事業所 (岡山県倉敷市) | ビニルアセテート | 光学用ポバールフィルム 生産設備増強 | 14,090 (百万円) | 101 (百万円) | 自己資金 | 2022年 4月 | 2024年 7月 | 3,200万 ㎡/年 |