四半期報告書-第141期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/12 13:37
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【項目】
33項目
当第2四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析内容は以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)における世界経済は、依然として新型コロナウイルス感染症による影響を受け、先行き不透明な状況が続いていますが、他の国・地域に先行して持ち直しの進む米国や中国に牽引され、景気の回復が進みました。一方で、原燃料価格の高騰に加え、部材の供給不足や物流費の上昇が企業の利益を圧迫しています。かかる状況下、当社グループの業績においては、売上高は前年同期比40,290百万円(15.4%)増の302,296百万円、営業利益は10,787百万円(55.0%)増の30,398百万円、経常利益は10,858百万円(61.6%)増の28,496百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,549百万円(27.8%)増の11,710百万円となりました。
当社グループは創立100周年となる2026年に向けた長期ビジョン『Kuraray Vision 2026』の中で、ありたい姿として「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を掲げています。『Kuraray Vision 2026』の3つの基本方針「競争優位の追求」「新たな事業領域の拡大」「グループ総合力強化」に基づく具体的施策を着実に実行し、事業ポートフォリオの最適化に取り組んでまいります。2021年度は、コロナ禍における安全・安定操業に注力するとともに、前中期経営計画「PROUD 2020」期間に決定した諸施策を着実に実行してまいります。併せて、2022年度を初年度とする次期中期経営計画の策定も進めます。
(単位:百万円)
2020年度 第2四半期2021年度 第2四半期増減
売上高営業利益売上高営業利益売上高営業利益
ビニルアセテート121,80916,924148,42624,64426,6177,720
イソプレン24,7202,11630,4623,2105,7411,094
機能材料59,1431,05464,7213,0425,5781,988
繊維28,2241,65629,8901,9921,665336
トレーディング60,0372,07869,1372,3269,100247
その他22,15520621,75420△401△186
消去又は全社△54,085△4,425△62,096△4,839△8,011△413
合計262,00619,611302,29630,39840,29010,787


[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は148,426百万円(前年同期比21.9%増)、営業利益は24,644百万円(同45.6%増)となりました。

① ポバール樹脂は、世界的に需要回復が進み販売量が増加しましたが、生産面では本年2月に米国南部を襲った寒波の影響を受けました。光学用ポバールフィルムは、前年後半からの大型ディスプレイ向けを中心とした液晶パネルの需要増加により、好調に推移しました。PVBフィルムは、建築向け、自動車向けともに需要が回復し販売量が増加しました。水溶性ポバールフィルムは、洗濯用及び食洗器用個包装洗剤向けの販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、ガソリンタンク用途の需要が回復したことを受け、販売量は増加しましたが、生産面では米国南部の寒波の影響を受けました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は30,462百万円(前年同期比23.2%増)、営業利益は3,210百万円(同51.7%増)となりました。

① イソプレン関連は、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>ともに、需要の回復により販売量が増加しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、電気・電子デバイス向け、自動車向けともに需要が伸び、販売が好調に推移しました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は64,721百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は3,042百万円(同188.6%増)となりました。

① メタクリルは、飛沫飛散防止用仕切板やディスプレイ向けなどの販売の増加に加え、市況の回復が進みました。
② メディカルは、歯科材料において新製品の投入が奏功し、欧米を中心に販売が好調に推移しました。
③ 環境ソリューションは、工業用途の需要に回復の兆しが見られ、活性炭の販売は堅調に推移しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は29,890百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は1,992百万円(同20.3%増)となりました。

① 人工皮革<クラリーノ>は、シューズ用途、ラグジュアリー商品用途ともに需要が回復し、販売が好調に推移しました。
② 繊維資材は、ビニロンでセメント補強向け、ゴム資材向けともに需要の回復が進み、販売量が増加しました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>で外食産業向けのカウンタークロスの需要が低調でした。
[トレーディング]
繊維関連事業は、資材用途は堅調でしたが、衣料用途は市況悪化の影響を受けました。樹脂・化成品関連事業は、国内及び中国を含むアジアにおける需要増により販売が好調に推移しました。その結果、売上高は69,137百万円(前年同期比15.2%増)、営業利益は2,326百万円(同11.9%増)となりました。

[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことにより、売上高は21,754百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は20百万円(同89.9%減)となりました。

(2)財政状態の状況
総資産は、建設仮勘定の増加15,598百万円、受取手形及び売掛金の増加11,952百万円、たな卸資産の増加3,416百万円、その他流動資産の増加3,281百万円、その他投資その他の資産の増加1,895百万円及び為替影響によるのれんの増加1,513百万円等の一方、現金及び預金の減少41,536百万円及び有価証券の減少5,159百万円等により前連結会計年度末比5,717百万円減の1,045,867百万円となりました。負債は、支払手形及び買掛金の増加6,012百万円等の一方、コマーシャル・ペーパーの償還20,000百万円、社債の償還10,000百万円及び主として未払金の減少に伴うその他流動負債の減少18,948百万円等により前連結会計年度末比36,094百万円減の500,009百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末比30,377百万円増加し、545,858百万円となりました。自己資本は527,708百万円となり、自己資本比率は50.5%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
(単位:百万円)
第140期
第2四半期連結累計期間
第141期
第2四半期連結累計期間
増減
営業活動によるキャッシュ・フロー12,09321,1289,035
投資活動によるキャッシュ・フロー△46,973△32,63514,337
財務活動によるキャッシュ・フロー139,081△32,785△171,867

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前四半期純利益21,699百万円に対して、減価償却費28,801百万円、訴訟関連損失の支払額22,840百万円及び売上債権の増加8,479百万円等により、営業活動によるキャッシュ・フローは21,128百万円の収入となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
有形及び無形固定資産の取得37,447百万円等の支出により、投資活動によるキャッシュ・フローは32,635百万円の支出となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
コマーシャル・ペーパーの償還20,000百万円、社債の償還10,000百万円及び配当金の支払額6,534百万円等の支出により、財務活動によるキャッシュ・フローは32,785百万円の支出となりました。
以上の要因に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額等により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より41,538百万円減少して、140,545百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は10,319百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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