四半期報告書-第139期第2四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

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2019/08/09 11:14
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35項目

当第2四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析内容は以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年6月30日)における世界経済は、各国において様々な財政政策が打ち出されましたが、米中貿易摩擦の激化による貿易の縮小や中国経済成長の鈍化、加えて欧州における政治混乱の長期化や中東の地政学的リスク増大など減速感が強まりました。かかる状況下、当社グループの業績においても、売上高は前年同期比13,963百万円(4.6%)減の287,419百万円、営業利益は8,348百万円(23.0%)減の27,921百万円、経常利益は9,885百万円(28.6%)減の24,685百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,334百万円(41.3%)減の13,254百万円と前年同期を下回る結果となりました。
当社グループは2018年度より中期経営計画「PROUD 2020」をスタートさせました。2年目となる2019年度においても、ありたい姿である「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指して、「PROUD 2020」で掲げた主要経営戦略の具体的施策を順次実施し、中長期的な視点に基づく、新たな事業ポートフォリオ構築に継続して取り組んでまいります。
なお、2018年3月9日付で行われたCalgon Carbon Corporation株式の取得に伴う企業結合について、前第2四半期連結会計期間は暫定的な会計処理を行っていましたが、前連結会計年度末に確定したため、前年同四半期連結累計期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っています。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は134,747百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は23,087百万円(同20.3%減)となりました。
① ポバール樹脂は景気減速の影響を受け、販売量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、大型ディスプレイ向けの需要が引き続き堅調に推移しましたが、第1四半期連結会計期間に発生した生産トラブルによる操業低下と偏光板の在庫調整の影響を受けました。また、PVBフィルムは、建築用高機能フィルムが拡大しましたが、汎用用途向けの販売量が減少しました。一方、水溶性ポバールフィルムは引き続き需要が伸長し、順調でした。
② EVOH樹脂<エバール>は、自動車ガソリンタンク用途で自動車生産台数減少の影響を受けました。また、食品包材用途は昨年発生した米国工場の火災事故の影響が販売面で残り、数量が減少しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は27,433百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益は3,449百万円(同28.5%減)となりました。
① イソプレン関連では、熱可塑性エラストマー<セプトン>で中国を中心に需要が縮小し、販売量が減少しました。一方、ファインケミカルは堅調に推移しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、車載用コネクタ向けの新規採用は進みましたが、電気・電子デバイス向けは世界的な需要の停滞に伴い、数量が減少しました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は62,558百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益は2,213百万円(同18.0%増)となりました。
① メタクリルは市況が悪化したことに加え、樹脂の販売が伸び悩みました。
② メディカルは、歯科材料の審美修復関連製品を中心に堅調に推移しました。
③ カルゴン・カーボンは、第1四半期連結会計期間に米国工場で発生したユーティリティ設備の不調による操業低下の影響を受けました。一方、炭素材料は高付加価値品の販売が拡大しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は33,071百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は2,963百万円(同9.9%減)となりました。
① 人工皮革<クラリーノ>は、ラグジュアリー商品用途が引き続き堅調に推移しましたが、靴用途の販売量が減少しました。
② 繊維資材は、ゴム資材向けの販売量が増加しましたが、景気減速の影響を受け、セメント補強用の輸出が低調でした。
③ 生活資材は、<クラフレックス>で汎用品の数量が減少しましたが、高付加価値品の販売が拡大し、堅調に推移しました。
[トレーディング]
繊維関連事業は、スポーツ衣料用途の販売が堅調に推移し、高機能原糸の輸出も拡大しました。一方、樹脂・化成品関連事業は主に中国向け輸出が減少しました。その結果、売上高は64,765百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は2,053百万円(同0.8%減)となりました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことに加え、研究開発費等の増加により、売上高は26,040百万円(前年同期比10.8%減)、営業利益は369百万円(同48.0%減)となりました。
(2)財政状態の状況
総資産は、有形固定資産の増加30,582百万円等の一方、無形固定資産の減少11,022百万円等により前連結会計年度末比17,478百万円増の964,574百万円となりました。負債は、コマーシャル・ペーパーの発行24,000百万円及びその他固定負債の増加17,925百万円等により前連結会計年度末比27,590百万円増の407,652百万円となりました。有形固定資産及びその他固定負債増加の要因は、主として第1四半期連結会計期間より一部の海外関係会社について「リース」(IFRS第16号)を適用したため、使用権資産とリース負債がそれぞれ増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末比10,111百万円減少し、556,921百万円となりました。自己資本は544,940百万円となり、自己資本比率は56.5%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
(単位:百万円)
第138期
第2四半期連結累計期間
第139期
第2四半期連結累計期間
増減
営業活動によるキャッシュ・フロー30,78837,4406,652
投資活動によるキャッシュ・フロー△144,392△49,46394,929
財務活動によるキャッシュ・フロー109,7673,474△106,293

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前四半期純利益20,339百万円及び減価償却費28,440百万円等の収入に対して、仕入債務の減少7,449百万円及び法人税等の支払額7,434百万円等の支出により、営業活動によるキャッシュ・フローは37,440百万円の収入となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
有価証券の増加7,728百万円及び有形及び無形固定資産の取得40,793百万円等の支出により、投資活動によるキャッシュ・フローは49,463百万円の支出となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
コマーシャル・ペーパーの純増額24,000百万円及び長期借入れ2,094百万円等の収入に対して、長期借入金の返済11,033百万円及び配当金の支払い額7,671百万円等の支出により、財務活動によるキャッシュ・フローは3,474百万円の収入となりました。
以上の要因に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額等により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より9,249百万円減少して、62,095百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は10,615百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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