四半期報告書-第39期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 9:00
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の当社グループの売上高は、前連結会計年度から引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けておりますが、特定製品の継続取引における受注が増加いたしました。その結果、売上高は116,598千円(前年同期比2.9%増)となりました。利益面においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、営業部門の諸経費が減少しましたが、遺伝子組換えカイコ事業において抗HIV抗体のバイオ医薬品にむけた開発の進捗に伴い研究開発費が増加したことにより販売費及び一般管理費が増加いたしました。その結果、営業損失は101,611千円(前年同期は104,480千円の営業損失)となりました。また、営業外収益に国の持続化給付金2,000千円(2020年6月12日に公表の「営業外収益の計上に関するお知らせ」参照。)を補助金収入として計上した一方、営業外費用に関係会社の持分法による投資損失を26,392千円計上したこと等により経常損失は127,681千円(前年同期は127,850千円の経常損失)となりました。以上より、親会社株主に帰属する四半期純損失は129,074千円(前年同期は124,603千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、2020年5月14日に公表の「2020年3月 期決算短信[日本基準](連結)」において未定としておりました2021年3月期の連結業績予想(通期)及び中期経営計画について、2020年8月6日に「2021年3月期連結業績予想(通期)に関するお知らせ」及び「2021年3月期通期連結業績予想及び中期経営計画修正に関するお知らせ」並びに「抗HIV抗体の製造方法の変更および資金使途変更に関するお知らせ」を公表しておりますので、ご参照ください。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
・診断・試薬事業
研究用試薬関連の売上高につきましては、当社の主力製品であるEIAキットや抗体において、国内外の各取引先が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、研究活動や事業活動が停滞していた影響により前年比30%程度売上高が減少しております。また、試薬受託サービスにつきましては、企業からの受注は比較的継続しており、大きな影響はなく、前年同期と比較するとほぼ同等の売上を計上できております。しかしながら、取引先の活動状況が停滞していることや当社営業部門の営業活動も制約を余儀なくされている状況のため、今後、前年並みの売上回復は、厳しい状況と予想しております。
一方で、医薬用関連の売上高につきましては、主力である動物用体外診断用医薬品の牛海綿状脳症測定キット(BSEキット)の需要は近年縮小しておりますが、当第1四半期において売上計上することができました。
その結果、当セグメントの売上高は91,394千円(前年同期比3.9%増)、営業損失は16,584千円(前年同期は19,467千円の営業損失)となりました。
・遺伝子組換えカイコ事業
当事業においては、iPS細胞等の培養足場材として有用であるラミニン511-E8のほか各種抗体や受託等の売上が前年同期に比べ増加しております。また、当事業におきましては、抗HIV抗体をはじめとするバイオ医薬品開発ならびに、その製造技術の開発に注力しており、事業の重点を研究開発に置いております。なお、抗HIV抗体の生産については、2020年8月6日に「抗HIV抗体の製造方法の変更および資金使途変更に関するお知らせ」を公表しておりますので、ご参照ください。 その結果、当セグメントの売上高は12,034千円(前年同期比97.6%増)、営業損失は70,127千円(前年同期は74,723千円の営業損失)となりました。
・検査事業
当事業においては、診断・試薬事業同様、新型コロナウイルス感染症拡大による影響が大きく出ており、主力事業である、血中リポタンパク質プロファイリングサービス「LipoSEARCH」に関連する取引先での活動が著しく停滞しております。また、国内製薬メーカーにおける脂質異常症治療薬の開発は減少しており、これまでのような大型案件の受注が期待しにくい状況です。一方、食品関連企業やCROにおいては当サービスの需要が見込まれるため、当該分野への営業活動に力を入れている状況であります。さらに、動物向けサービス「LipoTEST」は、堅調な売上を計上できており、オンラインセミナー等の開催により継続して取引拡大を目指しております。
その結果、当セグメントの売上高は11,665千円(前年同期比35.1%減)、営業損失は9,443千円(前年同期は5,804千円の営業損失)となりました。
・化粧品関連事業
当事業においては、「ネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠ」配合化粧品「フレヴァン」シリーズにつきまして、国内通信販売の売上は前年同期と比較し若干の減少となりました。また、中国の商標問題につきましては、鋭意当局と情報交換を行っております。一方、欧州においては、「フレヴァン」の通信販売サイトが完成し、今後、欧州での販売が開始される予定です。また、Giuliani S.p.A社 (1889年創業の老舗イタリア製薬企業)は、当社の開発したネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠを配合した注射医療器具をイタリア製薬ベンチャ企業303 Pharma S.R.L.社と共同開発し、クラス3(93/42/EEC/CE認証)として登録を完了致しました。なお、当該製品は、Giuliani S.p.A社により製造・販売される予定です。
その結果、当セグメントの売上高は1,777千円(前年同期比11.1%減)、営業損失は、5,695千円(前年同期は4,724千円の営業損失)となりました。
財政状況につきましては、次のとおりであります。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比5.9%減の2,232,642千円となりました。この主な要因は次のとおりであります。
現金及び預金が55,277千円減少したこと、受取手形及び売掛金が22,936千円減少したこと及び投資有価証券が26,392千円減少したこと等によるものであります。
現金及び預金の減少につきましては税金の還付による入金や売掛金の回収が進んだものの、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したこと等により収入より支出の方が多かったこと等によるもの、受取手形及び売掛金の減少につきましては、前第4四半期連結会計期間の売上より当第1四半期連結累計期間の売上が減少及び回収が進んだこと、投資有価証券の減少につきましては持分法適用関連会社の投資損失の計上によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は前連結会計年度末比2.7%減少し、413,260千円となりました。この主な要因は1年内返済予定の長期借入金を含む長期借入金の返済が16,500千円あったこと等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は前連結会計年度末比6.6%減少し、1,819,382千円となりました。この要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により繰越利益剰余金が129,074千円減少したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は72,814千円であります。

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