四半期報告書-第115期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調が持続しましたが、相次ぐ自然災害の影響も生じ、米中の通商問題や英国のEU離脱などの影響を受け、株価や為替相場の乱高下も発生し、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済情勢のなか、当社グループは中長期経営計画「NB100」の最終年度の戦略フレームとして「500億企業品質の確立」「人財育成」「創造開発型企業の実現」に取り組んでおります。
その結果、売上高は、メディカル事業の拡大により、前年同期比1.8%増の357億4百万円となりました。
営業利益は、売上高の増加はあったものの、新工場の立ち上げ等による減価償却費増及び原材料価格、エネルギーコスト上昇により売上原価が増加したことや、販売費及び一般管理費が一時的に増加したことで、前年同期比27.9%減の28億6千2百万円となりました。
経常利益は、営業利益減の影響により、前年同期比27.4%減の30億7百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、これらの影響により、前年同期比26.0%減の20億4百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
メディカル事業
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンの業務提携化や一部医薬品や商品の小売価格競争の影響に加えて、自然災害の影響や、インバウンド需要の回復遅れにより市況は停滞傾向でありました。高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”及び鎮痛消炎剤“ロイヒつぼ膏TM”の両シリーズでは、テレビCMをはじめとして様々なメディアでの広告展開を実施し、販売促進キャンペーンも展開いたしました結果、売上は若干前年を上回りました。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費削減の傾向により、衛生材消耗品に対するコスト要求は強く、引き続き厳しい販売環境でありました。極低刺激性サージカルテープ「スキナゲートTM」、フィルムドレッシング材「カテリープラスTM」及び注射や点滴治療時の保護・止血製品“セサブリックTM”シリーズの販売は堅調に推移し、手術後の傷あとケアテープ「アトファインTM」等の手術後トータルケア製品“アスカブリックTM”シリーズは順次採用件数を増やし、売上は順調に推移いたしました。
以上の結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業全体(海外事業を含む)の売上高は163億6千4百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は43億1千2百万円(前年同期比14.2%減)となりました。
テープ事業
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、オフィスでの需要回復は依然として緩慢ではありましたが、当フィールドの主力製品であり、発売70周年を迎えました「セロテープⓇ」の販売促進キャンペーンを展開して営業活動を進めるとともに、“Dear KitchenTM(ディアキチ)ワザアリTMテープ”と“プチジョアTM”の両シリーズをキッチン用品売り場や雑貨小物売り場にて販売を進めました結果、売上は前年並みとなりました。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、国内景気の緩やかな回復により、塗装マスキングテープ製品や電器製品、工業製品の製造工程にて使用される粘着テープ製品などに売上回復がありました。発売70周年を迎えました「セロテープⓇ」を含む包装用粘着テープ製品や食品包装用テープ製品も、緩やかではありますが売上の回復があり、当フィールドの売上は前年を上回りました。
以上の結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業全体(海外事業を含む)の売上高は193億3千9百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は10億3千9百万円(前年同期比24.6%減)となりました。
また、海外事業におきましては、アジア並びに欧州をターゲットとして、高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”や止血製品“セサブリックTM”シリーズなどのメディカル事業製品と、「PanfixTMセルローステープ」や塗装用和紙マスキングテープなどのテープ事業製品の販売チャネルの構築、マーケティング活動、地域需要に対応した製品開発を進めております。重点取組地域として取り組んでおりますアジア地域に向けては、タイ・バンコクの販売子会社NICHIBAN (THAILAND) CO.,LTD.による現地に密着した営業活動を推進して売上の拡大を進めております。また、欧州につきましても、マーケティング調査と販売チャネルの探索に向けた拠点開設の準備を進めております。
当第3四半期連結累計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ5億4百万円減少し、602億5千1百万円となりました。流動資産は6億2千2百万円の減少、固定資産は1億1千7百万円の増加となりました。
流動資産の減少は、現金及び預金の減少等によるものです。また、固定資産の増加は、土地の増加及び退職給付に係る資産の増加等によるものです。
負債は、前連結会計年度末と比べ25億3千3百万円減少し、249億4百万円となりました。流動負債は、2億5百万円の減少、固定負債は、23億2千8百万円の減少となりました。
流動負債の減少は、営業外電子記録債務の減少等によるものです。また、固定負債の減少は、長期借入金の減少等によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比べ20億2千9百万円増加し、353億4千7百万円となりました。これは利益剰余金の増加及び退職給付に係る調整額の増加等によるものです。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ9億7千4百万円(12.2%)減少し、69億8千9百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ20億9百万円(133.8%)増加し、35億1千1百万円となりました。これは主に売上債権の増加が前年同期に比べ、減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ9億5千9百万円(26.8%)増加し、45億3千5百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ9億5千2百万円増加し、5千2百万円(前年同期は9億円の使用)となりました。これは主に短期借入れによる収入が増加したことによるものです。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8億8千4百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調が持続しましたが、相次ぐ自然災害の影響も生じ、米中の通商問題や英国のEU離脱などの影響を受け、株価や為替相場の乱高下も発生し、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済情勢のなか、当社グループは中長期経営計画「NB100」の最終年度の戦略フレームとして「500億企業品質の確立」「人財育成」「創造開発型企業の実現」に取り組んでおります。
その結果、売上高は、メディカル事業の拡大により、前年同期比1.8%増の357億4百万円となりました。
営業利益は、売上高の増加はあったものの、新工場の立ち上げ等による減価償却費増及び原材料価格、エネルギーコスト上昇により売上原価が増加したことや、販売費及び一般管理費が一時的に増加したことで、前年同期比27.9%減の28億6千2百万円となりました。
経常利益は、営業利益減の影響により、前年同期比27.4%減の30億7百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、これらの影響により、前年同期比26.0%減の20億4百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
メディカル事業
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンの業務提携化や一部医薬品や商品の小売価格競争の影響に加えて、自然災害の影響や、インバウンド需要の回復遅れにより市況は停滞傾向でありました。高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”及び鎮痛消炎剤“ロイヒつぼ膏TM”の両シリーズでは、テレビCMをはじめとして様々なメディアでの広告展開を実施し、販売促進キャンペーンも展開いたしました結果、売上は若干前年を上回りました。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費削減の傾向により、衛生材消耗品に対するコスト要求は強く、引き続き厳しい販売環境でありました。極低刺激性サージカルテープ「スキナゲートTM」、フィルムドレッシング材「カテリープラスTM」及び注射や点滴治療時の保護・止血製品“セサブリックTM”シリーズの販売は堅調に推移し、手術後の傷あとケアテープ「アトファインTM」等の手術後トータルケア製品“アスカブリックTM”シリーズは順次採用件数を増やし、売上は順調に推移いたしました。
以上の結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業全体(海外事業を含む)の売上高は163億6千4百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は43億1千2百万円(前年同期比14.2%減)となりました。
テープ事業
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、オフィスでの需要回復は依然として緩慢ではありましたが、当フィールドの主力製品であり、発売70周年を迎えました「セロテープⓇ」の販売促進キャンペーンを展開して営業活動を進めるとともに、“Dear KitchenTM(ディアキチ)ワザアリTMテープ”と“プチジョアTM”の両シリーズをキッチン用品売り場や雑貨小物売り場にて販売を進めました結果、売上は前年並みとなりました。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、国内景気の緩やかな回復により、塗装マスキングテープ製品や電器製品、工業製品の製造工程にて使用される粘着テープ製品などに売上回復がありました。発売70周年を迎えました「セロテープⓇ」を含む包装用粘着テープ製品や食品包装用テープ製品も、緩やかではありますが売上の回復があり、当フィールドの売上は前年を上回りました。
以上の結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業全体(海外事業を含む)の売上高は193億3千9百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は10億3千9百万円(前年同期比24.6%減)となりました。
また、海外事業におきましては、アジア並びに欧州をターゲットとして、高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”や止血製品“セサブリックTM”シリーズなどのメディカル事業製品と、「PanfixTMセルローステープ」や塗装用和紙マスキングテープなどのテープ事業製品の販売チャネルの構築、マーケティング活動、地域需要に対応した製品開発を進めております。重点取組地域として取り組んでおりますアジア地域に向けては、タイ・バンコクの販売子会社NICHIBAN (THAILAND) CO.,LTD.による現地に密着した営業活動を推進して売上の拡大を進めております。また、欧州につきましても、マーケティング調査と販売チャネルの探索に向けた拠点開設の準備を進めております。
当第3四半期連結累計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ5億4百万円減少し、602億5千1百万円となりました。流動資産は6億2千2百万円の減少、固定資産は1億1千7百万円の増加となりました。
流動資産の減少は、現金及び預金の減少等によるものです。また、固定資産の増加は、土地の増加及び退職給付に係る資産の増加等によるものです。
負債は、前連結会計年度末と比べ25億3千3百万円減少し、249億4百万円となりました。流動負債は、2億5百万円の減少、固定負債は、23億2千8百万円の減少となりました。
流動負債の減少は、営業外電子記録債務の減少等によるものです。また、固定負債の減少は、長期借入金の減少等によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比べ20億2千9百万円増加し、353億4千7百万円となりました。これは利益剰余金の増加及び退職給付に係る調整額の増加等によるものです。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ9億7千4百万円(12.2%)減少し、69億8千9百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ20億9百万円(133.8%)増加し、35億1千1百万円となりました。これは主に売上債権の増加が前年同期に比べ、減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ9億5千9百万円(26.8%)増加し、45億3千5百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ9億5千2百万円増加し、5千2百万円(前年同期は9億円の使用)となりました。これは主に短期借入れによる収入が増加したことによるものです。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8億8千4百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。