四半期報告書-第116期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態および経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により個人消費が回復基調にあるものの、米中貿易摩擦などの通商問題や中国経済の減速、ならびに2019年10月に予定されている消費税増税の影響による懸念など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、2019年度より新たな「ニチバングループの理念」を策定するとともに、新中期経営計画「ISHIZUE 2023 ~SHINKA・変革~」をスタートし、「NICHIBAN GROUP 2030 VISION」実現に向けて取り組んでおります。
売上高は、メディカル事業のインバウンド需要鈍化やテープ事業の需要低迷により、前年同期比7.4%減の104億8千6百万円となりました。
営業利益は、売上高の減少に加え、テレビCMをはじめ、販売促進活動による費用が一時的に増加したことや、BCP対応や最適生産体制を目的として、物流拠点を再編したことによる移送費等も一時的に増加したことにより、販売費および一般管理費が増加したため、前年同期比20.2%減の7億4千1百万円となりました。
経常利益は、営業利益の減少により、前年同期比23.3%減の7億5千9百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、これらの影響に加え、当社の旧大阪工場(藤井寺市)における建物の解体工事にかかる費用を特別損失として引当計上したことにより、前年同期比45.6%減の3億3千6百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
メディカル事業
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンによる経営統合協議が開始されるなど業界再編の先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況の中、高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”シリーズの売上は、横ばいに推移いたしました。今後は、夏場の需要期の店頭回転アップや“ケアリーヴTM”シリーズの認知拡大を目的とした「ニチバンのケアリーヴTMイチバン選手権キャンペーン」を実施し、販売拡大に努めてまいります。また、鎮痛消炎剤“ロイヒつぼ膏TM”シリーズについては、テレビCMを5月よりスポット展開いたしましたが、インバウンド需要の低迷により、売上は前年を下回りました。今後は「ロイヒつぼ膏TM」30周年、「ロイヒつぼ膏TM大判タイプ」10周年および「ロイヒつぼ膏TMクール」5周年を記念した「いろんなコリに!いろんなロイヒ!キャンペーン!」を展開し、販売促進活動に取り組んでまいります。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費削減の傾向により、衛生材消耗品に対するコスト要求は依然として高く、厳しい販売環境でありました。
このような状況の中、透湿性に優れた“カテリープラスTM”シリーズをはじめとしたドレッシング材の売上は、好調に推移いたしました。他方、医療現場のニーズを取り入れ、製品化いたしました手術後の傷あとケアテープ「アトファインTM」等の手術後トータルケア製品“アスカブリックTM”シリーズは、学会への出展を積極的に進め、病院での新規採用にもつながりましたが、フィールド全体としての売上は、伸び悩みました。今後は、当社ホームページ上での製品紹介およびブランドイメージの向上を図るとともに、さらなる販売促進活動に努めてまいります。
以上の結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業全体(海外事業を含む)の売上高は50億8百万円(前年同期比6.6%減)、営業利益は13億4千1百万円(前年同期比9.7%減)となりました。
テープ事業
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、米中貿易摩擦などの通商問題や中国経済の減速に対する警戒感から企業心理が一段と冷え込みオフィス需要は低迷し、学校学童向け需要も減少を続けているため、厳しい販売環境でありました。
このような状況の中、「セロテープⓇ」、「ナイスタックTM」については、売上は前年を下回りました。他方、文具事務用品市場以外では、全国の雑貨店や大型スーパーでの売り場を整備し、キッチン雑貨ブランド“ディアキチTMワザアリTMテープ”シリーズの販売促進活動を行ってまいりましたが、需要が伸び悩み、売上は前年を下回りました。今後は、対象店舗との取り組みを強化のうえ販売拡大に努めてまいります。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、米中貿易摩擦や中国経済の減速に対する警戒感、世界的な半導体需要の減少を背景に設備投資の先送りが出始め、全体として厳しい販売環境となりました。
このような状況の中、自動車産業や建築業界向け塗装マスキングテープ製品の売上については、好調に推移いたしました。しかしながら、包装用テープについては、前年度価格改定を実施し、利益率での改善効果は見受けられましたが、依然として需要の回復が鈍く、売上は前年を下回りました。また、食品結束用「たばねらTMテープ」および梱包用テープ製品についても需要の回復が遅れ、売上は前年を下回りました。今後は「セロテープⓇ」については、天然素材を活用した環境配慮製品である点をさらに訴求し、包装市場におけるさらなるブランド構築に努めてまいります。
以上の結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業全体(海外事業を含む)の売上高は54億7千8百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益は3億4千2百万円(前年同期比18.3%増)となりました。
なお、海外事業におきましては、アジアならびに欧州を重点取組地域とし、高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”や止血製品“セサブリックTM”シリーズなどのメディカル事業製品と、「PanfixTMセルローステープ」や塗装用和紙マスキングテープなどのテープ事業製品の販売チャネルの構築、マーケティング活動、地域需要に対応した製品開発を進めております。また、ドイツのデュッセルドルフ駐在員事務所にて、欧州地域での販売事業の拡大および成長戦略を推進するため、情報収集と市場調査を実施するとともに、タイ・バンコクの販売子会社NICHIBAN(THAILAND) CO.,LTD.にて、さらに大きな需要が見込めるアジア圏へ高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”シリーズの販売拡大に努めてまいります。
当第1四半期連結累計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ14億9千5百万円減少し、588億3千4百万円となりました。流動資産は10億3千3百万円の減少、固定資産は4億6千1百万円の減少となりました。
流動資産の減少は、受取手形及び売掛金の減少等によるものです。
負債は、前連結会計年度末と比べ10億1千6百万円減少し、228億3千2百万円となりました。流動負債は、29億6千1百万円の減少、固定負債は、19億4千4百万円の増加となりました。
流動負債の減少は、1年内返済予定の長期借入金の減少等によるものです。また、固定負債の増加は、借り換えによる長期借入金の増加等によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比べ4億7千9百万円減少し、360億1百万円となりました。これは配当金の支払いにより利益剰余金が減少していること等によるものです。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ2千3百万円(0.3%)増加し、78億4千6百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ11億3千9百万円(43.1%)減少し、15億7百万円となりました。これは主に未払消費税が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ8億5千4百万円(56.4%)減少し、6億6千万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ19億4千8百万円増加し、8億2千1百万円となりました。これは主に短期借入れによる収入が減少したことによるものです。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億6千8百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態および経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により個人消費が回復基調にあるものの、米中貿易摩擦などの通商問題や中国経済の減速、ならびに2019年10月に予定されている消費税増税の影響による懸念など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、2019年度より新たな「ニチバングループの理念」を策定するとともに、新中期経営計画「ISHIZUE 2023 ~SHINKA・変革~」をスタートし、「NICHIBAN GROUP 2030 VISION」実現に向けて取り組んでおります。
売上高は、メディカル事業のインバウンド需要鈍化やテープ事業の需要低迷により、前年同期比7.4%減の104億8千6百万円となりました。
営業利益は、売上高の減少に加え、テレビCMをはじめ、販売促進活動による費用が一時的に増加したことや、BCP対応や最適生産体制を目的として、物流拠点を再編したことによる移送費等も一時的に増加したことにより、販売費および一般管理費が増加したため、前年同期比20.2%減の7億4千1百万円となりました。
経常利益は、営業利益の減少により、前年同期比23.3%減の7億5千9百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、これらの影響に加え、当社の旧大阪工場(藤井寺市)における建物の解体工事にかかる費用を特別損失として引当計上したことにより、前年同期比45.6%減の3億3千6百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
メディカル事業
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンによる経営統合協議が開始されるなど業界再編の先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況の中、高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”シリーズの売上は、横ばいに推移いたしました。今後は、夏場の需要期の店頭回転アップや“ケアリーヴTM”シリーズの認知拡大を目的とした「ニチバンのケアリーヴTMイチバン選手権キャンペーン」を実施し、販売拡大に努めてまいります。また、鎮痛消炎剤“ロイヒつぼ膏TM”シリーズについては、テレビCMを5月よりスポット展開いたしましたが、インバウンド需要の低迷により、売上は前年を下回りました。今後は「ロイヒつぼ膏TM」30周年、「ロイヒつぼ膏TM大判タイプ」10周年および「ロイヒつぼ膏TMクール」5周年を記念した「いろんなコリに!いろんなロイヒ!キャンペーン!」を展開し、販売促進活動に取り組んでまいります。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費削減の傾向により、衛生材消耗品に対するコスト要求は依然として高く、厳しい販売環境でありました。
このような状況の中、透湿性に優れた“カテリープラスTM”シリーズをはじめとしたドレッシング材の売上は、好調に推移いたしました。他方、医療現場のニーズを取り入れ、製品化いたしました手術後の傷あとケアテープ「アトファインTM」等の手術後トータルケア製品“アスカブリックTM”シリーズは、学会への出展を積極的に進め、病院での新規採用にもつながりましたが、フィールド全体としての売上は、伸び悩みました。今後は、当社ホームページ上での製品紹介およびブランドイメージの向上を図るとともに、さらなる販売促進活動に努めてまいります。
以上の結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業全体(海外事業を含む)の売上高は50億8百万円(前年同期比6.6%減)、営業利益は13億4千1百万円(前年同期比9.7%減)となりました。
テープ事業
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、米中貿易摩擦などの通商問題や中国経済の減速に対する警戒感から企業心理が一段と冷え込みオフィス需要は低迷し、学校学童向け需要も減少を続けているため、厳しい販売環境でありました。
このような状況の中、「セロテープⓇ」、「ナイスタックTM」については、売上は前年を下回りました。他方、文具事務用品市場以外では、全国の雑貨店や大型スーパーでの売り場を整備し、キッチン雑貨ブランド“ディアキチTMワザアリTMテープ”シリーズの販売促進活動を行ってまいりましたが、需要が伸び悩み、売上は前年を下回りました。今後は、対象店舗との取り組みを強化のうえ販売拡大に努めてまいります。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、米中貿易摩擦や中国経済の減速に対する警戒感、世界的な半導体需要の減少を背景に設備投資の先送りが出始め、全体として厳しい販売環境となりました。
このような状況の中、自動車産業や建築業界向け塗装マスキングテープ製品の売上については、好調に推移いたしました。しかしながら、包装用テープについては、前年度価格改定を実施し、利益率での改善効果は見受けられましたが、依然として需要の回復が鈍く、売上は前年を下回りました。また、食品結束用「たばねらTMテープ」および梱包用テープ製品についても需要の回復が遅れ、売上は前年を下回りました。今後は「セロテープⓇ」については、天然素材を活用した環境配慮製品である点をさらに訴求し、包装市場におけるさらなるブランド構築に努めてまいります。
以上の結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業全体(海外事業を含む)の売上高は54億7千8百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益は3億4千2百万円(前年同期比18.3%増)となりました。
なお、海外事業におきましては、アジアならびに欧州を重点取組地域とし、高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”や止血製品“セサブリックTM”シリーズなどのメディカル事業製品と、「PanfixTMセルローステープ」や塗装用和紙マスキングテープなどのテープ事業製品の販売チャネルの構築、マーケティング活動、地域需要に対応した製品開発を進めております。また、ドイツのデュッセルドルフ駐在員事務所にて、欧州地域での販売事業の拡大および成長戦略を推進するため、情報収集と市場調査を実施するとともに、タイ・バンコクの販売子会社NICHIBAN(THAILAND) CO.,LTD.にて、さらに大きな需要が見込めるアジア圏へ高機能救急絆創膏“ケアリーヴTM”シリーズの販売拡大に努めてまいります。
当第1四半期連結累計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ14億9千5百万円減少し、588億3千4百万円となりました。流動資産は10億3千3百万円の減少、固定資産は4億6千1百万円の減少となりました。
流動資産の減少は、受取手形及び売掛金の減少等によるものです。
負債は、前連結会計年度末と比べ10億1千6百万円減少し、228億3千2百万円となりました。流動負債は、29億6千1百万円の減少、固定負債は、19億4千4百万円の増加となりました。
流動負債の減少は、1年内返済予定の長期借入金の減少等によるものです。また、固定負債の増加は、借り換えによる長期借入金の増加等によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比べ4億7千9百万円減少し、360億1百万円となりました。これは配当金の支払いにより利益剰余金が減少していること等によるものです。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ2千3百万円(0.3%)増加し、78億4千6百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ11億3千9百万円(43.1%)減少し、15億7百万円となりました。これは主に未払消費税が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ8億5千4百万円(56.4%)減少し、6億6千万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ19億4千8百万円増加し、8億2千1百万円となりました。これは主に短期借入れによる収入が減少したことによるものです。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億6千8百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。