有価証券報告書-第51期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

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2021/06/30 9:51
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107項目

(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済活動が停滞し、各産業に大きな打撃を与えており、感染者数が増加するなか景気は先行き不透明な状況にありました。
また、建設業界においても、受注の減少や工期遅れなどが出ております。
このような状況のなか、当社は高機能・高品質屋根の普及に取り組むと共に、今期より全国ネットでテレビCМ放映を開始した「元旦内樋」の拡販にも努めてまいりました。
この結果、当事業年度の売上高は12,293百万円(前年同期比10.0%減)となり、その内訳は製品売上高が6,628百万円(前年同期比10.5%減)、完成工事高が5,665百万円(前年同期比9.3%減)となりました。
損益面におきましては、営業利益は335百万円(前年同期比28.5%減)、経常利益は337百万円(前年同期比27.0%減)、当期純利益は243百万円(前年同期比32.2%減)となりました。
財政状態につきましては、当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ876百万円減少し9,067百万円となりました。その主な要因としては、現金及び預金が223百万円、売上債権が229百万円、未成工事支出金が633百万円それぞれ減少したことなどによるものです。
負債合計は、前事業年度末に比べ1,292百万円減少し4,574百万円となりました。その主な要因としては、仕入債務が565百万円、未成工事受入金が560百万円、設備関係支払手形が170百万円それぞれ減少したことなどによるものです。
純資産合計は、前事業年度末に比べ415百万円増加し4,493百万円となり、自己資本比率は49.5%になりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ223百万円減少し439百万円となりました。その資金の増減内容については、主に以下の要因によるものであります。
営業活動によるキャッシュ・フローについては、税引前当期純利益346百万円、期末完成物件の減少などによる売上債権の減少236百万円、仕掛工事の減少による棚卸資産の減少533百万円などが資金にプラスとなる一方、仕入債務の減少565百万円や大規模工事の年度内完成済みにより未成工事受入金が560百万円減少するなど資金がマイナスとなった結果、営業活動によるキャッシュ・フローは119百万円(前事業年度末は490百万円)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローについては、機械等の設備投資などによる有形固定資産の支出が146百万円、基幹システム導入等の無形固定資産の取得による支出が127百万円などにより、投資活動によるキャッシュ・フローは△288百万円(前事業年度末は△261百万円)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、長短借入金の純減少による支出16百万円、配当金の支払いが38百万円あり、財務活動によるキャッッシュ・フローは△55百万円(前事業年度末は78百万円)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
(a) 生産実績
品目生産高(千円)前年同期比(%)
金属屋根事業
製品
金属横葺屋根製品1,294,924△10.9
金属縦葺屋根製品2,492,123△12.3
その他屋根製品1,033,362△9.1
その他製品2,029,506△17.8
6,849,917△13.3
請負工事(1,886,212)
5,645,877
(23.2)
9.2

(注) 1.金額は販売価格によっております。
2.製品の生産実績には、請負工事に使用された当社製品の生産実績を含んでおります。
3.請負工事の( )内は内数で、請負工事に使用された当社製品の使用高を販売価格で表示しており、一部仕入製品を含んでおります。
(b) 製品仕入実績
品目仕入高(千円)前年同期比(%)
金属屋根事業
金属横葺屋根製品16,545△43.3
金属縦葺屋根製品92,992△16.4
その他屋根製品140,068△22.6
その他製品1,320,253△23.4
合計1,569,861△23.2

(注) 1.金額は仕入価格によっております。
2.上記は屋根・壁等の施工時に使用される当社付属製品(バックアップ材、野地材、軒先唐草等)の一部であります。
3.製品仕入実績には、請負工事に使用された製品を一部含んでおります。
(c) 受注実績
品目受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
金属屋根事業
製品
金属横葺屋根製品991,566△9.151,500△20.4
金属縦葺屋根製品1,845,7710.089,09142.2
その他屋根製品900,9653.456,51050.3
その他製品2,781,1040.4188,03991.4
小計6,519,4081.2385,141△22.0
請負工事6,059,7292.93,223,52513.9
合計12,579,1380.73,608,6668.5

(注) 金額は販売価格によっております。
(d) 販売実績
品目販売高(千円)前年同期比(%)
金属屋根事業
製品
金属横葺屋根製品981,884△13.7
金属縦葺屋根製品1,921,537△9.8
その他屋根製品960,671△6.5
その他製品2,764,492△11.2
小計6,628,586△10.5
請負工事5,665,320△9.3
合計12,293,907△10.0

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(e) 主要請負工事名
最近2事業年度の完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
ア.前事業年度請負金額100百万円以上の主なもの
有限会社ケント(仮称)崇教真光高山多目的施設(岐阜県高山市)
大成建設株式会社四日市中央緑地新体育館(三重県四日市市)
大成建設株式会社EPRプロジェクト(東京都世田谷区)
株式会社松村組京都市美術館(京都府京都市)
清水建設株式会社片瀬江ノ島駅(神奈川県藤沢市)
株式会社竹中工務店九州産業大学60周年記念アリーナ(仮称)(福岡県福岡市)
西松建設株式会社沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡恩納村)
株木建設株式会社牛久市立ひたち野うしく中学校(茨城県牛久市)
大成建設株式会社東京国際空港第2ターミナル(東京都大田区)
小野建株式会社小野建株式会社南福岡営業所(福岡県八女郡広川町)

イ.当事業年度請負金額100百万円以上の主なもの
株式会社竹中工務店日本武道館(東京都千代田区)
株式会社長谷工コーポレーション10号ふ頭西上屋(東京都江東区)
三菱自動車工業株式会社京都製作所京都工場(京都市右京区)
有限会社横手鈑金工業所石巻市総合文化施設(宮城県石巻市)
五洋建設株式会社13号地新客船ターミナル施設(東京都江東区)
不二サッシリニューアル株式会社不二サッシ株式会社千葉工場(千葉県市原市)

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針につきましては、「第一部 第5 経理の状況」に記載しております。また、この財務諸表の作成にあたり、経営者より一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があります。これらの見積りについては、継続して検証し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらとは異なることがあります。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、特に重要なものについては、「第一部 第5 経理の状況(追加情報)」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度における経営成績は、新型コロナウイルスの蔓延により、全国各地で緊急事態宣言が発令されるなど飲食、観光業を中心に経済活動へ多大な影響を受けておりましたが、当社を取り巻く設備投資の経済状況は比較的中長期の計画に基づき実行されるため、他の業界に比べ影響は軽微でありました。また、テレワークの推進や時差出勤など感染防止に努めることで感染者を少数にとどめ、ITの有効活用で企業活動の停滞を抑えられたため、当初予想よりも短期で受注・完成する案件を多数受注することができました。また、全国ネットでのTVCMを放映した元旦内樋をはじめとした一般住宅向けの新製品の販売も引き続きご好評いただいた結果、当初売上高予想12,000百万円に対し、売上高12,293百万円(2.4%増)となりました。
当期の利益については、短期で受注・完成する小中規模工事案件は比較的当社が元請として受注できる物件も増加するため、工事原価率は前事業年度の83.7%から78.5%に改善したことや不要不急の経費支出を抑制したこともあり、当初予想営業利益169百万円に対し335百万円(98.3%増)、当初予想経常利益150百万円に対し337百万円(125.1%増)、当初予想当期純利益107百万円に対し243百万円(117.1%増)と伸ばすことができました。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要のうち主なものは、材料・製品の仕入、人件費、地代家賃等の販売費及び一般管理費の営業費用であります。また、設備投資にかかる資金需要の主なものは、工場生産設備等の有形固定資産の取得であります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、長期運転資金は金融機関からの長期借入を基本としております。
キャッシュ・フロー関連指標の推移は以下のとおりであります。
2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期2021年3月期
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)6.12.5-2.18.7
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)6.819.3-22.46.7

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
2.有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
3.2019年3月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。

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