四半期報告書-第28期第3四半期(令和2年9月21日-令和2年12月20日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
① 国内市場
当第3四半期累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の第3波の拡大により依然として経済活動の本格的再開が見えない中ではありますが、ウィズコロナによる施策も広がりを見せ経済活動も徐々に回復の実態が見えつつある状況となりました。
そのような状況のなか当社主力販売先である自動車産業における設備投資の状況につきましては、未だ一部の顧客において訪問制限、接触制限が継続されており、顧客とのコンタクトが完全に回復したとは言えない状況が継続しております。また大型設備案件においては計画の先送りや見直し途上の客先が多く、未だ市場環境は先行きが読みづらい状況にあります。
② 米国市場
新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が大きく減少し、設備投資も大幅に減少している状況下ではありましたが、当社の主要顧客における設備投資は比較的早期に回復を示しており、売上高においてはハンドナットランナを中心に前年同期を上回る状況となりました。
③ 中国市場
新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が大きく減少し、設備投資も大幅に減少しておりましたが、他地域に先んじて経済活動が回復しており、大型設備投資の回復は多少時間を要すると思われますが、工具であるハンドナットランナの需要は早期に回復し前年同期を上回る状況となり、全体では売上高で前年同期比微増まで回復いたしました。
④ その他の市場
全地域において新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が大きく減少し、設備投資も大幅に減少している状況下ではありますが、地域によっては徐々に回復傾向を示しつつあります。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上状況は、上記の市場環境により全品種とも前年比減収となり売上高4,019百万円(前年同四半期比23.5%減)となりました。
利益状況は、従業員の新規増員抑制や経費削減等による固定費削減を実施しましたが、売上高が大幅に減少したことにより固定比率が上昇した結果、営業利益767百万円(前年同四半期比48.9%減)、売上高営業利益率19.1%(前年同四半期は28.6%)、経常利益769百万円(前年同四半期比48.1%減)、売上高経常利益率19.1%(前年同四半期は28.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益517百万円(前年同四半期比47.4%減)となりました。
地域別売上においては、国内市場の回復が遅く、北米及び中国市場の回復が顕著であったことから海外売上比率が上昇し、海外売上高2,375百万円(前年同四半期比3.2%増)、国内売上高1,644百万円(前年同四半期比44.3%減)、売上全体に占める海外売上比率は59.1%(前年同四半期は43.8%)、国内売上比率は40.9%(前年同四半期は56.2%)となりました。
なお、当社製品は、ネジ締付装置、同部品及びネジ締付工具でありますので、単一セグメントとして市場環境を判断しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、7,209百万円と前連結会計年度末比63百万円の増加となりました。増減の主な内訳は、原材料が192百万円増加した一方、仕掛品が120百万円減少したためであります。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、899百万円と前連結会計年度末比220百万円の減少となりました。増減の主な内訳は、未払法人等が157百万円減少したためであります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、6,309百万円と前連結会計年度末比284百万円の増加となりました。増減の主な内訳は利益剰余金が276百万円増加したためであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、245百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動に重要な変更はありません。
(1)経営成績の分析
① 国内市場
当第3四半期累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の第3波の拡大により依然として経済活動の本格的再開が見えない中ではありますが、ウィズコロナによる施策も広がりを見せ経済活動も徐々に回復の実態が見えつつある状況となりました。
そのような状況のなか当社主力販売先である自動車産業における設備投資の状況につきましては、未だ一部の顧客において訪問制限、接触制限が継続されており、顧客とのコンタクトが完全に回復したとは言えない状況が継続しております。また大型設備案件においては計画の先送りや見直し途上の客先が多く、未だ市場環境は先行きが読みづらい状況にあります。
② 米国市場
新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が大きく減少し、設備投資も大幅に減少している状況下ではありましたが、当社の主要顧客における設備投資は比較的早期に回復を示しており、売上高においてはハンドナットランナを中心に前年同期を上回る状況となりました。
③ 中国市場
新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が大きく減少し、設備投資も大幅に減少しておりましたが、他地域に先んじて経済活動が回復しており、大型設備投資の回復は多少時間を要すると思われますが、工具であるハンドナットランナの需要は早期に回復し前年同期を上回る状況となり、全体では売上高で前年同期比微増まで回復いたしました。
④ その他の市場
全地域において新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が大きく減少し、設備投資も大幅に減少している状況下ではありますが、地域によっては徐々に回復傾向を示しつつあります。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上状況は、上記の市場環境により全品種とも前年比減収となり売上高4,019百万円(前年同四半期比23.5%減)となりました。
利益状況は、従業員の新規増員抑制や経費削減等による固定費削減を実施しましたが、売上高が大幅に減少したことにより固定比率が上昇した結果、営業利益767百万円(前年同四半期比48.9%減)、売上高営業利益率19.1%(前年同四半期は28.6%)、経常利益769百万円(前年同四半期比48.1%減)、売上高経常利益率19.1%(前年同四半期は28.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益517百万円(前年同四半期比47.4%減)となりました。
地域別売上においては、国内市場の回復が遅く、北米及び中国市場の回復が顕著であったことから海外売上比率が上昇し、海外売上高2,375百万円(前年同四半期比3.2%増)、国内売上高1,644百万円(前年同四半期比44.3%減)、売上全体に占める海外売上比率は59.1%(前年同四半期は43.8%)、国内売上比率は40.9%(前年同四半期は56.2%)となりました。
なお、当社製品は、ネジ締付装置、同部品及びネジ締付工具でありますので、単一セグメントとして市場環境を判断しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、7,209百万円と前連結会計年度末比63百万円の増加となりました。増減の主な内訳は、原材料が192百万円増加した一方、仕掛品が120百万円減少したためであります。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、899百万円と前連結会計年度末比220百万円の減少となりました。増減の主な内訳は、未払法人等が157百万円減少したためであります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、6,309百万円と前連結会計年度末比284百万円の増加となりました。増減の主な内訳は利益剰余金が276百万円増加したためであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、245百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動に重要な変更はありません。