有価証券報告書-第32期(2024/03/21-2025/03/20)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
イ 財政状態
資産の部
当連結会計年度末の資産は、12,056百万円と前連結会計年度末比1,325百万円の増加となりました。増加の主な内訳は、現金及び預金が1,787百万円、商品及び製品が252百万円増加した一方、売掛金が157百万円、仕掛品が299百万円、未収消費税等が159百万円減少したためであります。
負債の部
当連結会計年度末の負債は、1,485百万円と前連結会計年度末比138百万円の増加となりました。増加の主な内訳は、未払法人税等が178百万円、未払金が30百万円、退職給付に係る負債が43百万円増加した一方、受注損失引当金が54百万円、長期未払金が41百万円減少したためであります。
純資産の部
当連結会計年度末の純資産は、10,570百万円と前連結会計年度末比1,187百万円の増加となりました。増加の主な内訳は、利益剰余金が933百万円増加したためであります。
ロ 経営成績
売上高
当連結会計年度における売上高は7,881百万円と前年同期比753百万円(10.6%)の増収となりました。
主な製品別の売上高につきましては、ハンドナットランナの売上高は4,571百万円と前年同期比87百万円(2.0%)の増収、ナットランナの売上高は1,389百万円と前年同期比71百万円(5.4%)の増収、ネジ締付装置の売上高は1,301百万円と前年同期比468百万円(56.2%)の増収となりました。
営業利益
売上高の増収により売上総利益が3,663百万円と前年同期比372百万円(11.3%)の増益となり、販売費及び一般管理費については、2,025百万円と前年同期比225百万円(12.5%)の増加となった結果、営業利益は、1,637百万円と前年同期比147百万円(9.9%)の増益となりました。
経常利益
持分法による投資利益66百万円などにより、経常利益は1,723百万円と前年同期比172百万円(11.1%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益
法人税等の計上が501百万円あり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,181百万円と前年同期比48百万円(4.3%)の増益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は3,359百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,787百万円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フロー別の状況は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは2,059百万円の収入(前連結会計年度は376百万円の収入)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益1,723百万円、減価償却費186百万円、売上債権の減少額190百万円、棚卸資産の減少額158百万円などの増加要因があった一方、受注損失引当金の減少額54百万円、持分法による投資損益の増加額66百万円、法人税等の支払額318百万円などの減少要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは87百万円の支出(前連結会計年度は845百万円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出72百万円などの減少要因があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは279百万円の支出(前連結会計年度は244百万円の支出)となりました。
これは主に、配当金の支払額248百万円などの減少要因があったことによるものです。
③ 生産、受注及び販売の状況
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 当社グループは、単一セグメントであるため製品別で記載しております。
2 金額は、販売価格によっております。
ロ 受注実績
当連結会計年度における受注実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 当社グループは、単一セグメントであるため製品別で記載しております。
2 見込生産品については、表示しておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 当社グループは、単一セグメントであるため製品別で記載しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載したとおりであります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載したとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ 国内市場
ロ 米国市場
ハ 中国市場
ニ その他の市場
当連結会計年度の売上状況は、上記の市場環境によりサーボプレス以外の品種で前期比増収となり売上高7,881百万円(前期比10.6%増)となりました。
利益状況は、ハンドナットランナ、ネジ締付装置の売上が堅調に推移したものの、比較的利益率の低いネジ締付装置のウエイトが高まったことから、営業利益1,637百万円(前期比9.9%増)、売上高営業利益率20.8%(前期は20.9%)、経常利益1,723百万円(前期比11.1%増)、売上高経常利益率21.9%(前期は21.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,181百万円(前期比4.3%増)となりました。
地域別売上においては、国内市場でネジ締付装置の売上高が増加したことを受け、海外売上高4,915百万円(前期比2.8%増)、国内売上高2,965百万円(前期比26.5%増)、売上全体に占める海外売上比率は62.4%(前期は67.1%)、国内売上比率は37.6%(前期は32.9%)となりました。
なお、当社製品は、ネジ締付装置、同部品及びネジ締付工具でありますので、単一セグメントとして市場環境を判断しております。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の製品は、生産設備の一部を構成しておりますので、設備投資の動向の影響は少なからず受けます。このため、自動車生産設備以外に売上を分散すること及び海外売上の拡大により設備投資の動向の影響を出来るだけ少なくするよう対応に努めております。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの主な資金需要は、今後予想される経営環境の変化に対応するべく、事業展開への備え、研究開発費用及び設備投資によるものであります。
これらは、主として営業活動によるキャッシュ・フローを財源としております。
なお、今後の設備投資の計画については、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」をご参照ください。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
イ 財政状態
資産の部
当連結会計年度末の資産は、12,056百万円と前連結会計年度末比1,325百万円の増加となりました。増加の主な内訳は、現金及び預金が1,787百万円、商品及び製品が252百万円増加した一方、売掛金が157百万円、仕掛品が299百万円、未収消費税等が159百万円減少したためであります。
負債の部
当連結会計年度末の負債は、1,485百万円と前連結会計年度末比138百万円の増加となりました。増加の主な内訳は、未払法人税等が178百万円、未払金が30百万円、退職給付に係る負債が43百万円増加した一方、受注損失引当金が54百万円、長期未払金が41百万円減少したためであります。
純資産の部
当連結会計年度末の純資産は、10,570百万円と前連結会計年度末比1,187百万円の増加となりました。増加の主な内訳は、利益剰余金が933百万円増加したためであります。
ロ 経営成績
売上高
当連結会計年度における売上高は7,881百万円と前年同期比753百万円(10.6%)の増収となりました。
主な製品別の売上高につきましては、ハンドナットランナの売上高は4,571百万円と前年同期比87百万円(2.0%)の増収、ナットランナの売上高は1,389百万円と前年同期比71百万円(5.4%)の増収、ネジ締付装置の売上高は1,301百万円と前年同期比468百万円(56.2%)の増収となりました。
営業利益
売上高の増収により売上総利益が3,663百万円と前年同期比372百万円(11.3%)の増益となり、販売費及び一般管理費については、2,025百万円と前年同期比225百万円(12.5%)の増加となった結果、営業利益は、1,637百万円と前年同期比147百万円(9.9%)の増益となりました。
経常利益
持分法による投資利益66百万円などにより、経常利益は1,723百万円と前年同期比172百万円(11.1%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益
法人税等の計上が501百万円あり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,181百万円と前年同期比48百万円(4.3%)の増益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は3,359百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,787百万円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フロー別の状況は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは2,059百万円の収入(前連結会計年度は376百万円の収入)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益1,723百万円、減価償却費186百万円、売上債権の減少額190百万円、棚卸資産の減少額158百万円などの増加要因があった一方、受注損失引当金の減少額54百万円、持分法による投資損益の増加額66百万円、法人税等の支払額318百万円などの減少要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは87百万円の支出(前連結会計年度は845百万円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出72百万円などの減少要因があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは279百万円の支出(前連結会計年度は244百万円の支出)となりました。
これは主に、配当金の支払額248百万円などの減少要因があったことによるものです。
③ 生産、受注及び販売の状況
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
製品別 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
ナットランナ | 1,318,036 | 15.2 |
ハンドナットランナ | 4,082,490 | 9.2 |
サーボプレス | 61,265 | △23.7 |
ネジ締付装置 | 1,315,656 | 53.4 |
修理・点検・その他 | 408,327 | 69.4 |
合 計 | 7,185,775 | 18.5 |
(注) 1 当社グループは、単一セグメントであるため製品別で記載しております。
2 金額は、販売価格によっております。
ロ 受注実績
当連結会計年度における受注実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
製品別 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
ネジ締付装置 | 1,273,108 | △0.8 | 675,406 | △5.9 |
合計 | 1,273,108 | △0.8 | 675,406 | △5.9 |
(注) 1 当社グループは、単一セグメントであるため製品別で記載しております。
2 見込生産品については、表示しておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
製品別 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
ナットランナ | 1,389,047 | 5.4 |
ハンドナットランナ | 4,571,212 | 2.0 |
サーボプレス | 66,687 | △17.5 |
ネジ締付装置 | 1,301,051 | 56.2 |
修理・点検・その他 | 553,304 | 34.0 |
合計 | 7,881,304 | 10.6 |
(注) 1 当社グループは、単一セグメントであるため製品別で記載しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載したとおりであります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載したとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ 国内市場
市場環境 | 当期の国内自動車産業各社の設備投資は、多くのメーカーで過去最高の設備投資額を更新する勢いで、国内需要のみならず国内調達の海外設備投資も拡大傾向に推移いたしました。また、世界的EV需要の鈍化の中でも、EV関連設備投資は継続しつつ、HEV関連設備投資も堅調に推移しております。加えて、生産効率向上のためのロボット等の省力・省人化設備の投資なども堅調に推移してまいりました。 |
販売状況 | ナットランナ 国内大型設備投資が堅調に推移したことにより、売上高は当初計画を上回る状況で推移いたしましたが、今期はネジ締付装置の売上が増加し、それに伴う同設備への組み込みによる売上の増加が起因したこともあり、ナットランナ単体での売上としては前期比減収となりました。 ハンドナットランナ 世界的なEV自動車販売鈍化により、投資計画の変更、見直しにより、発注時期に遅れが生じたこともあり、売上高は前年同期を上回りましたが、計画比では、下期にかけて増加傾向を示したものの、通期では伸び悩み計画比微減となりました。 ネジ締付装置 昨年度受注した大型設備案件の第2四半期での売上が実現し、前年同期比で大幅に増加いたしました。第3四半期以降は、期初から計画延期になっていた設備案件が徐々に執行され、通期を通して堅調に推移いたしました。 |
利益状況 | ハンドナットランナ、ネジ締付装置の売上が堅調に推移したことにより営業利益額は前期比増益となったものの、円安、資源高などの影響による原材料価格の高騰や人件費の高騰、売上セグメントミックスにおいて比較的利益率の低いネジ締付装置のウエイトが高まったことなどから、売上高営業利益率は前期比微減となりました。 |
ロ 米国市場
市場環境 | 大統領選の動向注視などから、設備投資計画の先延ばしや世界的EV需要の低迷などにより、大手EVメーカーを筆頭に自動車メーカ-各社の設備投資が鈍化しておりましたが、自動車販売台数においては堅調な経済環境もあり、年後半にかけては大幅な増加傾向を示してまいりました。それに連動し、工具系を中心に設備投資も回復傾向で推移いたしました。 |
販売状況 | 売上高において年前半の遅れが影響し、前期比マイナスで推移しておりましたが、ハンドナットランナ、ナットランナ共に販売状況は徐々に増加傾向で推移してまいりました。また、日系メーカーの設備案件を確実に取り込めたことにより、装置系の売上高が拡大したことも受け、売上高は前期比増収となりました。 |
利益状況 | 人件費の高騰や今後のシェア拡大を志向した人員増加にともなう固定費の増加に対して、売上高が計画を下回る状況で推移していることから相対的に固定費比率が増加し、粗利においては円安によるプラス効果はあるものの、営業利益においては前期比減益となりました。 |
ハ 中国市場
市場環境 | 日系自動車メーカーの撤退や設備投資減少により、当社が主力としていた顧客市場環境は縮小傾向に推移しており、一部にハイブリッド系設備投資の見直し増加も見えるものの、総じて投資マインドは低調な状況にあります。現地系自動車メーカーも乱立したEVメーカーの倒産が多発し市場再編の様相を呈している中、EV大手を中心に積極的な設備投資を展開しております。 |
販売状況 | 日系自動車メーカーの撤退や設備投資減少を受け、現地駐在員の増強や現地販売代理店との連携強化などにより、現地系自動車メーカーや同部品メーカーの顧客拡大を積極的に展開してまいりました。それらの施策により現地系自動車メーカーやEV関連の設備受注が拡大し、ナットランナ、ハンドナットランナ共に前年同期比を大幅に上回る状況で推移いたしました。 |
利益状況 | 中国経済全体が低迷している中、自動車産業も一部メーカーを除き業績が非常に厳しい環境下で、必然的に激化する競争により販売価格も低下傾向にあり、利益水準は厳しい状況で推移しております。 |
ニ その他の市場
販売状況 | スペインで前期に大口需要があり、その反動で欧州地域の売上高が前期比減収となっておりますが、タイ、メキシコ、トルコなどで前期比を上回る売上高となり、その他欧州、中南米および東南アジア地域とも市場環境においては比較的堅調に推移しております。 |
当連結会計年度の売上状況は、上記の市場環境によりサーボプレス以外の品種で前期比増収となり売上高7,881百万円(前期比10.6%増)となりました。
利益状況は、ハンドナットランナ、ネジ締付装置の売上が堅調に推移したものの、比較的利益率の低いネジ締付装置のウエイトが高まったことから、営業利益1,637百万円(前期比9.9%増)、売上高営業利益率20.8%(前期は20.9%)、経常利益1,723百万円(前期比11.1%増)、売上高経常利益率21.9%(前期は21.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,181百万円(前期比4.3%増)となりました。
地域別売上においては、国内市場でネジ締付装置の売上高が増加したことを受け、海外売上高4,915百万円(前期比2.8%増)、国内売上高2,965百万円(前期比26.5%増)、売上全体に占める海外売上比率は62.4%(前期は67.1%)、国内売上比率は37.6%(前期は32.9%)となりました。
なお、当社製品は、ネジ締付装置、同部品及びネジ締付工具でありますので、単一セグメントとして市場環境を判断しております。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の製品は、生産設備の一部を構成しておりますので、設備投資の動向の影響は少なからず受けます。このため、自動車生産設備以外に売上を分散すること及び海外売上の拡大により設備投資の動向の影響を出来るだけ少なくするよう対応に努めております。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの主な資金需要は、今後予想される経営環境の変化に対応するべく、事業展開への備え、研究開発費用及び設備投資によるものであります。
これらは、主として営業活動によるキャッシュ・フローを財源としております。
なお、今後の設備投資の計画については、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」をご参照ください。