四半期報告書-第95期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/07 10:41
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成30年4月1日~平成30年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が持続し、緩やかな回復基調で推移しました。海外においては、米国・欧州の経済は緩やかな回復が継続したものの、中国の経済は成長ペースが鈍化しつつあります。世界経済の先行きは、米中貿易摩擦による景気減速等により不透明な状況が継続しております。
当社グループの主要事業分野であります自動車関連業界におきましては、主要顧客の自動車生産台数は、日本、米国および中国において、総じて前年同期並みに推移しました。
このような中、当第3四半期連結累計期間の売上高は、新規売上の獲得や株式取得した子会社を連結したこと等により1,006億7百万円(前年同期比16.0%増)となりました。利益面では、戦略的な設備投資による減価償却費の増加や株式取得に伴う費用の発生等があるものの、売上増による利益増や原価改善、連結子会社数の増加等により、営業利益は67億11百万円(前年同期比17.3%増)となりました。経常利益は株式取得の資金調達に伴う支払手数料の発生もあり77億99百万円(前年同期比7.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は57億46百万円(前年同期比6.6%増)となりました。
当社は平成30年8月31日付でフランス AUGUST FRANCE HOLDING COMPANY SAS 及び SCHRADER SAS の株式100%を取得しました。また米国 SCHRADER-BRIDGEPORT INTERNATIONAL, INC.の株式100%を当社の米国の100%子会社PACIFIC INDUSTRIES USA INC.が取得しました。(以下、新たに取得した3社をSchrader社という。)
日本・アジアで高いシェアを誇る当社のバルブ製品事業と、欧米市場に強いSchrader社がグループとなることで、 日本・アジア・北米・欧州に生産・販売拠点を有する世界4極体制の構築、製品・技術ラインナップの拡充・製品開発力の向上、グローバル生産体制の最適化とシナジーの創出によるコスト競争力の強化が可能となり、中長期的な観点からも同事業の基盤強化と成長に大きく貢献することとなり、企業価値向上に資するものと判断しております。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(プレス・樹脂製品事業)
主要顧客の自動車生産台数は、日本、米国および中国ともに前年同期並みで推移しましたが、新規製品の拡販が寄与し、当事業全体の売上高は696億28百万円(前年同期比13.8%増)となりました。利益面では、売上増による利益増や原価改善等により、営業利益は19億37百万円(前年同期比75.8%増)となりました。
(バルブ製品事業)
TPMS製品および鍛圧製品の販売物量の増加や連結子会社数の増加等により、当事業全体の売上高は308億25百万円(前年同期比21.2%増)となりました。利益面では、株式取得に伴う費用の発生等があるものの、売上増による利益増や連結子会社数の増加等により、営業利益は47億50百万円(前年同期比3.6%増)となりました。
なお、第2四半期連結会計期間よりSchrader社を連結対象に含めております。四半期連結損益計算書には、米国Schrader社の平成30年9月1日から平成30年12月31日までの業績およびフランスSchrader社の平成30年9月1日から平成30年9月30日までの業績を含みます。
(その他)
その他は主に情報関連事業等のサービス事業から成っており、売上高は1億53百万円(前年同期比6.0%増)、営業損失が21百万円(前年同期は営業損失5百万円)となりました。
なお、セグメント別の金額は、セグメント間取引の消去後の数値であります。
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は1,954億98百万円となり、前連結会計年度末と比較して366億40百万円の増加となりました。
資産の部では、流動資産は589億83百万円となり、前連結会計年度末と比較して150億95百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が60億11百万円、たな卸資産が68億57百万円それぞれ増加したことによるものであります。その主な理由は、第2四半期連結会計期間末よりSchrader社を連結子会社化したためであり、その影響額は、流動資産が85億53百万円、現金及び預金が22億6百万円、たな卸資産が28億36百万円それぞれ増加しております。
固定資産は1,365億15百万円となり、前連結会計年度末と比較して215億44百万円の増加となりました。これは主に、連結の範囲に含めたPACIFIC AUTO PARTS (THAILAND)CO.,LTD.向け長期貸付金(投資その他の資産のその他に表示)が内部取引消去により34億45百万円減少した一方、有形固定資産が戦略的な設備投資の実施に伴い132億28百万円増加(うち、Schrader社の連結により23億53百万円増加)、のれんがSchrader社の株式取得に伴い138億45百万円発生したことによるものであります。のれんの金額は、取得原価の配分等が完了していないため、暫定的に算定された金額です。
負債の部では、流動負債は419億67百万円となり、前連結会計年度末と比較して44億32百万円の増加となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が16億44百万円、長期借入金からの振替えにより1年内返済予定の長期借入金が14億9百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は586億42百万円となり、前連結会計年度末と比較して292億32百万円の増加となりました。これは主に、長期借入金が288億88百万円増加したことによるものであります。長期借入金の増加の理由は戦略的な設備投資及びSchrader社の株式取得資金の調達であり、当第3四半期連結会計期間において短期借入金から長期借入金へ借り換えております。
純資産の部は、その他有価証券評価差額金が14億42百万円減少した一方、利益剰余金が39億91百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末から29億75百万円増加し948億88百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は47.9%となり、前連結会計年度末と比較して、9.3ポイント減少しました。
(2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
創業80周年を機に、長期ビジョン「PACIFIC GLOCAL VISION 2020」を策定し、その実現に向けた具体的なアクションプランである中期経営計画「OCEAN-20」を2017年度に策定し推進してまいりました。
自動車業界の環境は、電気自動車・ハイブリッド車・自動運転といった次世代モビリティの普及に伴い大きく変化しており、当社がこれらの市場の変化に応え、新たな成長を遂げるためには、新製品・新技術の深化・拡充、新規顧客の獲得や北米・欧州を中心とした海外拠点の確保、コスト競争力の強化等が必要であると認識しております。
この様な環境変化をチャンスと捉え、当社は、Schraderグループが展開する米国及びフランスの自動車・タイヤ・空調・産業機械用等のバルブ開発・製造及び販売事業を取得し、子会社化いたしました。これに伴い、中期経営計画「OCEAN-20」を見直しました。
日本・アジア市場を持つ「PACIFICブランド」に加え、欧米市場において圧倒的な認知度を有する「SCHRADERブランド」の使用が可能となる他、日本・アジア・北米・欧州に生産・販売拠点を有する「世界4極体制」の構築が実現できます。加えて、製品・技術ラインナップの拡充・製品開発力の向上及び、グローバル生産体制の最適化とシナジーの創出によるコスト競争力の強化も可能であると考えております。
社会から信頼され、期待される企業であり続けるため、ステークホルダーの皆様との絆を深める活動に積極的に取組み、未来に向けた価値の創造と企業経営の質の向上を実現してまいります。
成長戦略
2020年度目標
前回今回見直し
連結売上高1,400億円1,550億円
連結営業利益率8%台8%台
ROA(営業利益)7%台7%台

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、9億11百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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