有価証券報告書-第20期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 9:09
【資料】
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【項目】
159項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当社グループを取り巻く経営環境は、原材料費やエネルギー費の高止まり、労務費や物流費等の上昇、為替の急激な変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの属する自動車業界の概況は、前連結会計年度に頻発した半導体供給不足による生産調整は概ね解消され、総生産台数は回復基調にあります。然しながら、中国市場において日系メーカーのシェア低下等の懸念があります。
このような情勢の中、当連結会計年度の売上高は、お客様の生産・販売台数回復及びコストに見合った売価反映等により、81,886百万円(前連結会計年度比10.5%増)となりました。
営業利益は、売上高増及び構造改革の効果等により、2,093百万円(前連結会計年度は251百万円の営業損失)となりました。
経常利益は、為替差損の影響はあったものの営業利益改善により、1,781百万円(前連結会計年度は498百万円の経常損失)となりました。
親会社株主に帰属する当期純損失は、1,935百万円を特別損失に計上したこと等により、790百万円(前連結会計年度は2,310百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。国内工場及び英国子会社が所有する事業用資産について今後の収益性の低下が想定されるため減損損失を計上したことが主要因です。
セグメントの業績は、以下のとおりであります。
(日本)
売上高(セグメント間売上高を含まない)は、お客様の生産・販売台数回復及びコストに見合った売価反映により、62,832百万円(前連結会計年度比11.6%増)となりました。セグメント利益は、売上高増及び構造改革の効果等により、2,065百万円(前連結会計年度比217.1%増)となりました。
(アジア)
売上高(セグメント間売上高を含まない)は、中国において日系メーカーの生産・販売台数減により、9,287百万円(前連結会計年度比12.4%減)となりました。セグメント利益は、売上高減に加えて原材料費高騰の影響等により、646百万円(前連結会計年度比13.3%減)となりました。
(北米他)
売上高(セグメント間売上高を含まない)は、お客様の生産・販売台数回復に伴い、9,766百万円(前連結会計年度比36.1%増)となりました。セグメント損失は、原材料費やエネルギー費高騰影響があったものの売上高増の効果等により損失額を縮小し、647百万円(前連結会計年度は1,663百万円のセグメント損失)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は14,497百万円となり、前連結会計年度末比で2,659百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、6,573百万円(前連結会計年度比3,532百万円増)となりました。主な資金の増加は、減価償却費4,275百万円、固定資産減損損失1,917百万円であります。主な資金の減少は、法人税等の支払848百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、3,761百万円(前連結会計年度比127百万円増)となりました。主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出4,289百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により運用した資金は、59百万円(前連結会計年度は1,877百万円の調達)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出5,730百万円、長期借入れによる収入5,000百万円、短期借入金の純増加額500百万円であります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
生産高(百万円)前年同期比(%)
日本53,526107.9
アジア7,72186.2
北米他7,909112.1
合計69,158105.4

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.金額は、製造原価によっております。
b.受注実績
確定受注は主に納期直前であり、販売実績と重要な相違は無いため記載は省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
販売高(百万円)前年同期比(%)
日本62,832111.6
アジア9,28787.6
北米他9,766136.1
合計81,886110.5

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額
(百万円)
割合
(%)
金額
(百万円)
割合
(%)
日産自動車㈱14,79620.016,29619.9

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
当社グループを取り巻く経営環境は、原材料費やエネルギー費の高止まり、労務費や物流費等の上昇、為替の急激な変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの属する自動車業界の概況は、前連結会計年度に頻発した半導体供給不足による生産調整は概ね解消され、総生産台数は回復基調にあります。然しながら、中国市場において日系メーカーのシェア低下等の懸念があります。
このような情勢の中、当連結会計年度の売上高は、お客様の生産・販売台数回復及びコストに見合った売価反映等により、81,886百万円(前連結会計年度比10.5%増)となりました。
営業利益は、売上高増及び構造改革の効果等により、2,093百万円(前連結会計年度は251百万円の営業損失)となりました。
経常利益は、為替差損の影響はあったものの営業利益改善により、1,781百万円(前連結会計年度は498百万円の経常損失)となりました。
親会社株主に帰属する当期純損失は、1,935百万円を特別損失に計上したこと等により、790百万円(前連結会計年度は2,310百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。国内工場及び英国子会社が所有する事業用資産について今後の収益性の低下が想定されるため減損損失を計上したことが主要因です。
当社グループにおいて、英国事業の再建は喫緊の課題であり、日本のマザー工場からの集中的な支援により、製品品質の一層の向上、現場の生産効率向上を推進すると共に現地マネジメントが中心となり、大幅な固定費削減に取り組んでおります。
また、中長期的には「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の取組みを推進し、連結営業利益4%、自己資本比率30%、ROE8%を目指します。
b.財政状態
当連結会計年度末における総資産は69,040百万円となり、前連結会計年度末比で343百万円の減少となりました。このうち、流動資産は41,999百万円となり前連結会計年度末比で1,842百万円の増加となりました。流動資産の主な増減は、手許資金を多めに確保したことによる現金及び預金の増加2,277百万円、売上増に伴う電子記録債権の増加173百万円、商品及び製品の減少562百万円であります。また、固定資産は27,040百万円となり前連結会計年度末比で2,186百万円の減少となりました。固定資産の主な減少は、資産購入の抑制等による機械装置及び運搬具(純額)の減少1,260百万円、国内工場の減損による土地の減少1,028百万円であります。
負債は49,968百万円となり、前連結会計年度末比で158百万円の減少となりました。このうち、流動負債は35,355百万円となり前連結会計年度末比で517百万円の増加となりました。流動負債の主な増加は、仕入高増加による電子記録債務の増加1,191百万円であります。固定負債は14,612百万円となり前連結会計年度末比で676百万円の減少となりました。固定負債の主な減少は、長期借入金の減少771百万円であります。
純資産は19,071百万円となり、前連結会計年度末比で185百万円の減少となりました。純資産の主な増減は、国内工場の減損に伴う土地再評価差額金の減少760百万円、退職給付に係る調整累計額の増加260百万円、為替換算調整勘定の増加202百万円であります。
当社グループが重要視している当連結会計年度末における自己資本比率は23.8%となり、前連結会計年度末対比で0.4ポイントの低下となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金及び投融資資金は、主として営業活動によるキャッシュ・フローである自己資金に加え、必要に応じた金融機関からの借入実施を基本方針としております。かかる方針に従い、当連結会計年度における運転資金や新規及び更新の設備投資資金は、自己資金及び金融機関からの借入により充当しました。
今後の投融資に係る支出は長期借入金等で賄うこととし、短期運転資金や一過性の要因による資金ニーズがある場合は、臨機応変に短期借入金による調達で対応して参ります。中期的に借入金返済を進め、自己資本比率を向上させることを経営目標の一つとして、財務体質の強化を図って参ります。
③重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりでありますが、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼす項目は、以下のとおりであります。
a.繰延税金資産の回収可能性
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するにあたって、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しておりますので、今後その見積額が減少した場合は、繰延税金資産を減額し税金費用を計上する可能性があります。
b.固定資産の減損
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候のある資産又は資産グループについて、将来キャッシュ・フローを見積り、将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。今後この回収可能価額が減少した場合は、減損損失が発生する可能性があります。

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