四半期報告書-第44期第1四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、5か年の中期経営計画「『ASAHI Road to 1000』~Only One技術で強固なグローバルニッチNo.1を目指す~」に基づき、連結売上高1,000億円達成に向けた事業ポートフォリオの構築として、「グローバル市場の戦略的な開拓と患部・治療領域の拡大」を推進することで、これまでの基本戦略の集大成を図り、既存事業の収益基盤を強化、また将来に向けた成長への投資を継続することにより「グローバルニッチ市場における新規事業の創出」を実現し、グローバルニッチ市場における当社のプレゼンスの強化と企業価値の一層の向上を目指し、その成長戦略を支えるためのビジネス基盤として、「グローバル展開に最適な研究開発・生産体制の構築」を進めるとともに「持続的成長に向けた経営基盤の確立」を図ってまいりたいと考えております。本計画では、連結売上高1,000億円に至るマイルストーンとして、2023年6月期に連結売上高800億円を達成することを目標とし、当該時点での営業利益率は25%を目途としております。
その実現に向けた施策として、当第1四半期連結累計期間では、新製品としてニッケルチタンハイブリッドのPTCAガイドワイヤー「MINAMO(ミナモ)」や脳用バルーン付ガイディングカテーテル「Branchor(ブランカ―)」の限定販売の開始や、拡大する中国市場での販売・マーケティング活動強化のために朝日英達科貿(北京)有限公司/広州事務所を開設、コーポレート・ガバナンス体制の強化の一環としての報酬諮問委員会の設立などを実施いたしました。
今後におきましても、中期経営計画に基づく成長戦略を着実に進めていくことにより、企業価値の拡大を目指してまいります。
当社グループの当第1四半期連結累計期間における売上高は、円高の為替動向など厳しい外部環境があるものの、特にメディカル事業の海外向け売上高が増加し、155億12百万円(前年同期比13.0%増)となりました。
売上総利益は、好調な受注に伴い、108億44百万円(同9.3%増)となりました。
営業利益は、米国や中国市場を中心とした販売・マーケティングの強化に伴う営業関係費用や、開発強化のための研究開発費、2018年12月竣工の新社屋本社の維持管理費用、組織体制強化のための人件費の増加などにより、販売費及び一般管理費が増加したものの、売上総利益の増加により、49億79百万円(同4.8%増)となりました。
経常利益は、為替差益の減少があるものの、営業利益の増加により、49億59百万円(同2.1%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、RetroVascular, Inc.(現、ASAHI Medical Technologies,Inc.)株式の取得に伴う段階取得に係る差益の減少により、35億57百万円(同9.3%減)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間における外国為替レート実績は、下記となります。
1米ドル=107.44円(前年同期111.46円、比3.6%減)
1ユーロ=119.46円(前年同期129.59円、比7.8%減)
1中国元=15.31円(前年同期16.37円、比6.5%減)
1タイバーツ=3.50円(前年同期3.38円、比3.6%増)
セグメントごとの経営業績は次のとおりであります。
(メディカル事業)
メディカル事業は、国内・海外市場ともに、順調に推移いたしました。
国内市場においては、安定狭窄症に対する施術要件の厳格化を背景として、前年同期と比べて症例数が減少するなど致しましたが、循環器系のPTCAガイドワイヤーが横ばいに推移し、また循環器系領域の貫通カテーテルや非循環器系領域の脳血管系ガイドワイヤーなどが順調に推移したことなどから、売上高は増加いたしました。
海外市場においては、循環器系領域のPTCAガイドワイヤーが米国を中心として全地域において増加したことや、循環器系領域のPTCAガイディングカテーテルが中国地域での市場浸透とともに増加傾向にあること、非循環器系の腹部血管系ガイドワイヤーが中国市場で順調に推移していることなどから、売上高は増加いたしました。
以上の結果、売上高は131億71百万円(前年同期比14.9%増)となりました。
また、セグメント利益は、研究開発費及び営業関係費用の増加などにより販売費及び一般管理費が増加したものの、好調な受注による売上高の増加により、47億35百万円(同2.2%増)となりました。
(デバイス事業)
デバイス事業は、産業部材が減少したものの、医療部材が順調なため、増加いたしました。
医療部材については、海外市場において、米国向け循環器系検査用カテーテル部材の取引が増加するなどし、売上高は増加いたしました。
産業部材につきましては、国内市場の建築関係の取引や、海外市場のレジャー関係取引が増加したものの、海外市場の自動車関係やOA機器関係の取引が減少したことなどから、売上高が減少いたしました。
以上の結果、売上高は23億41百万円(前年同期比3.7%増)となりました。
また、セグメント利益は、外部売上高やセグメント間取引が増加したため、9億88百万円(同31.9%増)となりました。
(財政状態)
当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、総資産額が845億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億8百万円増加しております。主な要因は、現金及び預金が13億61百万円減少した一方、有形固定資産が21億41百万円増加したことによるものであります。
負債につきましては、負債合計額が181億88百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億19百万円減少しております。主な要因は、賞与引当金が3億57百万円増加した一方、その他(流動負債)が14億円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、純資産合計額が663億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億27百万円増加しております。主な要因は、利益剰余金が7億10百万円、為替換算調整勘定が1億40百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、14億4百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、5か年の中期経営計画「『ASAHI Road to 1000』~Only One技術で強固なグローバルニッチNo.1を目指す~」に基づき、連結売上高1,000億円達成に向けた事業ポートフォリオの構築として、「グローバル市場の戦略的な開拓と患部・治療領域の拡大」を推進することで、これまでの基本戦略の集大成を図り、既存事業の収益基盤を強化、また将来に向けた成長への投資を継続することにより「グローバルニッチ市場における新規事業の創出」を実現し、グローバルニッチ市場における当社のプレゼンスの強化と企業価値の一層の向上を目指し、その成長戦略を支えるためのビジネス基盤として、「グローバル展開に最適な研究開発・生産体制の構築」を進めるとともに「持続的成長に向けた経営基盤の確立」を図ってまいりたいと考えております。本計画では、連結売上高1,000億円に至るマイルストーンとして、2023年6月期に連結売上高800億円を達成することを目標とし、当該時点での営業利益率は25%を目途としております。
その実現に向けた施策として、当第1四半期連結累計期間では、新製品としてニッケルチタンハイブリッドのPTCAガイドワイヤー「MINAMO(ミナモ)」や脳用バルーン付ガイディングカテーテル「Branchor(ブランカ―)」の限定販売の開始や、拡大する中国市場での販売・マーケティング活動強化のために朝日英達科貿(北京)有限公司/広州事務所を開設、コーポレート・ガバナンス体制の強化の一環としての報酬諮問委員会の設立などを実施いたしました。
今後におきましても、中期経営計画に基づく成長戦略を着実に進めていくことにより、企業価値の拡大を目指してまいります。
当社グループの当第1四半期連結累計期間における売上高は、円高の為替動向など厳しい外部環境があるものの、特にメディカル事業の海外向け売上高が増加し、155億12百万円(前年同期比13.0%増)となりました。
売上総利益は、好調な受注に伴い、108億44百万円(同9.3%増)となりました。
営業利益は、米国や中国市場を中心とした販売・マーケティングの強化に伴う営業関係費用や、開発強化のための研究開発費、2018年12月竣工の新社屋本社の維持管理費用、組織体制強化のための人件費の増加などにより、販売費及び一般管理費が増加したものの、売上総利益の増加により、49億79百万円(同4.8%増)となりました。
経常利益は、為替差益の減少があるものの、営業利益の増加により、49億59百万円(同2.1%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、RetroVascular, Inc.(現、ASAHI Medical Technologies,Inc.)株式の取得に伴う段階取得に係る差益の減少により、35億57百万円(同9.3%減)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間における外国為替レート実績は、下記となります。
1米ドル=107.44円(前年同期111.46円、比3.6%減)
1ユーロ=119.46円(前年同期129.59円、比7.8%減)
1中国元=15.31円(前年同期16.37円、比6.5%減)
1タイバーツ=3.50円(前年同期3.38円、比3.6%増)
セグメントごとの経営業績は次のとおりであります。
(メディカル事業)
メディカル事業は、国内・海外市場ともに、順調に推移いたしました。
国内市場においては、安定狭窄症に対する施術要件の厳格化を背景として、前年同期と比べて症例数が減少するなど致しましたが、循環器系のPTCAガイドワイヤーが横ばいに推移し、また循環器系領域の貫通カテーテルや非循環器系領域の脳血管系ガイドワイヤーなどが順調に推移したことなどから、売上高は増加いたしました。
海外市場においては、循環器系領域のPTCAガイドワイヤーが米国を中心として全地域において増加したことや、循環器系領域のPTCAガイディングカテーテルが中国地域での市場浸透とともに増加傾向にあること、非循環器系の腹部血管系ガイドワイヤーが中国市場で順調に推移していることなどから、売上高は増加いたしました。
以上の結果、売上高は131億71百万円(前年同期比14.9%増)となりました。
また、セグメント利益は、研究開発費及び営業関係費用の増加などにより販売費及び一般管理費が増加したものの、好調な受注による売上高の増加により、47億35百万円(同2.2%増)となりました。
(デバイス事業)
デバイス事業は、産業部材が減少したものの、医療部材が順調なため、増加いたしました。
医療部材については、海外市場において、米国向け循環器系検査用カテーテル部材の取引が増加するなどし、売上高は増加いたしました。
産業部材につきましては、国内市場の建築関係の取引や、海外市場のレジャー関係取引が増加したものの、海外市場の自動車関係やOA機器関係の取引が減少したことなどから、売上高が減少いたしました。
以上の結果、売上高は23億41百万円(前年同期比3.7%増)となりました。
また、セグメント利益は、外部売上高やセグメント間取引が増加したため、9億88百万円(同31.9%増)となりました。
(財政状態)
当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、総資産額が845億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億8百万円増加しております。主な要因は、現金及び預金が13億61百万円減少した一方、有形固定資産が21億41百万円増加したことによるものであります。
負債につきましては、負債合計額が181億88百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億19百万円減少しております。主な要因は、賞与引当金が3億57百万円増加した一方、その他(流動負債)が14億円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、純資産合計額が663億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億27百万円増加しております。主な要因は、利益剰余金が7億10百万円、為替換算調整勘定が1億40百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、14億4百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。