四半期報告書-第64期第3四半期(平成26年9月21日-平成26年12月20日)

【提出】
2015/02/03 9:28
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策等により企業収益が徐々に改善され、全体としては緩やかな回復基調となりました。
当社グループの属する衣服・身の回り品業界におきましては、高額商品を中心に消費税率引上げ前の駆け込み需要はあったものの、4月以降の反動減や消費者の節約志向もあり、先行き不透明な状況で推移しました。
このような経営環境の中で、当社グループは、期初より全社をあげての事業構造改革を推し進めた結果、人件費を中心とした固定費圧縮等により大幅なコスト削減を実現いたしました。また、主力の卸売業において売場再編成を行い、次世代ミセスの提案フロアの新設やVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の導入による売場改革等、強みである婦人商品群に特化し営業力強化を図っております。さらに、新たなPB(プライベートブランド)の開発による新規顧客の開拓やビジネスパートナーとの協業による海外販売等の施策についても積極的に取り組んでまいりました。
しかしながら、核となるトレンドが無い状況が続き、天候面でも比較的温暖な日が多く防寒物を中心とした冬物商品の販売に苦戦したため、前年に比べ売上高が減少いたしました。また、売上高減少に伴う在庫過多の状況が続いたことが、利益率の低下要因に繋がりました。
以上の結果、当社グループ全体の当第3四半期連結累計期間の売上高は110億31百万円(前年同四半期比19.6%減)、営業利益は75百万円(同56.0%減)、経常損失は23百万円(前年同四半期は経常利益71百万円)、四半期純利益は4百万円(前年同四半期比92.8%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(卸売事業)
当第3四半期連結累計期間の卸売事業における売上高は108億93百万円(同19.8%減)、営業利益は85百万円(同55.3%減)となりました。
(小売事業)
関東地区で小売業を営む株式会社サンマールの当第3四半期連結累計期間における売上高は1億38百万円(同8.6%減)、営業損失は9百万円(前年同四半期は営業損失17百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間の総資産は121億63百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億60百万円減少いたしました。これは主として受取手形及び売掛金が2億41百万円増加する一方で、現金及び預金が2億52百万円、有形固定資産が1億71百万円減少したことによるものであります。
負債合計は99億12百万円となり、前連結会計年度末に比べて3億74百万円減少いたしました。これは主として短期借入金が6億40百万円増加する一方で、長期借入金が5億44百万円、事業構造改善引当金が2億95百万円減少したことによるものであります。
純資産は22億50百万円となり、前連結会計年度末に比べて2億14百万円増加いたしました。これは主として自己株式が2億64百万円、資本剰余金が1億2百万円減少したことによるものであります。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。