四半期報告書-第55期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景とした緩やかな回復基調が続いております。一方で、米中貿易摩擦や英国のEU離脱などによる外需の動向に対する懸念、また、為替や株価も不安定な動きを見せるなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
[財政状態]
当第2四半期連結累計期間における総資産額は18,989百万円となり、前期末に比べて136百万円の減少となりました。主たる要因は、不動産売却による固定資産減少によるものです。
負債総額は5,607百万円であり、前期末に比べて47百万円の増加となりました。主たる要因は冬季商戦に向けての在庫増加による買掛債務の増加によるものです。
純資産は13,381百万円となり、前期末に比べて183百万円の減少となりました。主たる要因は、繰延ヘッジ損益の減少によるものです。
[経営成績]
当第2四半期連結累計期間は、自動車関連卸売事業に加え、物流事業や自動車関連小売事業が順調で、売上高は、13,660百万円(前年同期比4.2%の増収)と545百万円の増収となりました。また営業利益は、451百万円(前年同期比28.3%の増益)、経常利益は525百万円(前年同期比21.3%の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、300百万円(前年同期比27.4%の増益)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
(自動車関連卸売事業)
自動車関連卸売事業の売上高は9,635百万円となり前年同期比163百万円(1.7%)の増収となりました。これは、ホイールの販売は減少したものの用品等の売上が増加したことに拠ります。セグメント利益は、主力のホイール販売減少により、273百万円となり前年同期比7百万円(△2.7%)の減益となりました。
(物流事業)
物流事業の売上高は、新規取引の増加などにより2,890百万円となり前年同期比280百万円(10.7%)の増収となりました。セグメント利益は146百万円となり前年同期比54百万円(58.5%)の増益となりました。
(自動車関連小売事業)
自動車関連小売事業の売上高は、消費税増税前の特需等もあり自動車用品等の販売が好調で、970百万円となり前年同期比151百万円(18.5%)の増収となりました。セグメント利益は23百万円となり前年同期比で35百万円の改善となりました。
(福祉事業)
福祉事業の売上高は、ヘルパー収入の減少により196百万円と前年同期比11百万円(△5.7%)の減収となりました。セグメント損失は、事業改革の一環として内装修繕も実施しましたが、前期に事業用資産の帳簿価格を回収可能額まで減額したことによる減価償却費の減少により13百万円となり前年同期比8百万円の改善となりました。
(その他)
携帯電話代理店事業の売上高につきましては、新機種発売等により、538百万円となり前年同期比27百万円
(5.3%)の増収、賃貸事業の売上高は43百万円で前年と同額となり、合わせて581百万円となり27百万円(4.9%)の増収となりました。
また、セグメント利益は、携帯電話代理店事業においては、2百万円の損失となり前年同期比8百万円の改善となりました。また、賃貸事業は23百万円の利益で前年同期とほぼ同額になり、合わせて21百万円と前年同期比8百万円(67.9%)の増益となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は1,638百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は299百万円(前年同四半期は996百万円の使用)になりました。主たる要因は税金等調整前四半期純利益の計上、仕入債務の増加等による調達はあったものの、自動車関連卸売事業におけるたな卸資産の増加、法人税等及び消費税等の支払等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は478百万円(前年同四半期は48百万円の使用)になりました。主たる要因は固定資産売却による収入等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は737百万円(前年同四半期は47百万円の使用)になりました。主たる要因は、配当金の支払と短期借入金の返済等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間における資金については、有形固定資産の売却による収入等により短期借入金325百万円の返済を実施いたしました。当第2四半期連結累計期間における資金については、運転資金は金融機関より短期借入金で対応し、大規模な設備投資等の必要資金については資金必要時の金融状況を鑑みて、所定の社内手続を経て金融機関より長期及び短期の借入金にて賄う方針であります。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループは、自動車用品アフターマーケットの成熟化や競争激化等に対応すべく体制強化に取り組んでおりますが、主力のアルミホイールでは、低価格志向による高付加価値ホイールの減少、顧客の商流変更による数量減、売価の停滞など厳しい事業環境が続いております。その中で、高中級アルミホイールの商品開発力強化、営業力強化とシステム改善による効率化を進めており、また在庫管理でも流行や嗜好性が強く販売競争や季節変動等により過剰品が生まれやすい問題点を抱えていましたが、商品管理の在り方を見直して方針管理の徹底に取り組み、過剰在庫を一掃するところまで進んできました。今後も更なる改善に取り組んでまいります。
また、連結子会社㈱バーデンは、自動車用品小売事業を戦略部門に掲げており、昨今の市場低迷の中、メンテナンスサービスやタイヤ・オイル等の消耗品の販売強化等により店舗の収益力向上を追求していきます。また、福祉事業におきましては、人員配置の適切化、外部事業所の活用など安定した体制を築き、収益改善を進めて参ります。
また、連結子会社の㈱ロジックスでは、倉庫運用の効率化と物流のパートナーネットワークを拡げ、低コスト・高品質・柔軟性を実現することで物流基盤を整備し、グループ事業にも貢献していきます。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景とした緩やかな回復基調が続いております。一方で、米中貿易摩擦や英国のEU離脱などによる外需の動向に対する懸念、また、為替や株価も不安定な動きを見せるなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
[財政状態]
当第2四半期連結累計期間における総資産額は18,989百万円となり、前期末に比べて136百万円の減少となりました。主たる要因は、不動産売却による固定資産減少によるものです。
負債総額は5,607百万円であり、前期末に比べて47百万円の増加となりました。主たる要因は冬季商戦に向けての在庫増加による買掛債務の増加によるものです。
純資産は13,381百万円となり、前期末に比べて183百万円の減少となりました。主たる要因は、繰延ヘッジ損益の減少によるものです。
[経営成績]
当第2四半期連結累計期間は、自動車関連卸売事業に加え、物流事業や自動車関連小売事業が順調で、売上高は、13,660百万円(前年同期比4.2%の増収)と545百万円の増収となりました。また営業利益は、451百万円(前年同期比28.3%の増益)、経常利益は525百万円(前年同期比21.3%の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、300百万円(前年同期比27.4%の増益)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
自動車関連 卸売事業 | 物流事業 | 自動車関連 小売事業 | 福祉事業 | その他 | 調整額 | 連結 | ||
売上高 | 当第2四半期連結累計期間 | 9,635 | 2,890 | 970 | 196 | 581 | △613 | 13,660 |
前第2四半期連結累計期間 | 9,472 | 2,609 | 818 | 208 | 554 | △548 | 13,115 | |
セグメント利益又は損失(△) | 当第2四半期連結累計期間 | 273 | 146 | 23 | △13 | 21 | △0 | 451 |
前第2四半期連結累計期間 | 280 | 92 | △11 | △21 | 12 | △0 | 351 |
(自動車関連卸売事業)
自動車関連卸売事業の売上高は9,635百万円となり前年同期比163百万円(1.7%)の増収となりました。これは、ホイールの販売は減少したものの用品等の売上が増加したことに拠ります。セグメント利益は、主力のホイール販売減少により、273百万円となり前年同期比7百万円(△2.7%)の減益となりました。
(物流事業)
物流事業の売上高は、新規取引の増加などにより2,890百万円となり前年同期比280百万円(10.7%)の増収となりました。セグメント利益は146百万円となり前年同期比54百万円(58.5%)の増益となりました。
(自動車関連小売事業)
自動車関連小売事業の売上高は、消費税増税前の特需等もあり自動車用品等の販売が好調で、970百万円となり前年同期比151百万円(18.5%)の増収となりました。セグメント利益は23百万円となり前年同期比で35百万円の改善となりました。
(福祉事業)
福祉事業の売上高は、ヘルパー収入の減少により196百万円と前年同期比11百万円(△5.7%)の減収となりました。セグメント損失は、事業改革の一環として内装修繕も実施しましたが、前期に事業用資産の帳簿価格を回収可能額まで減額したことによる減価償却費の減少により13百万円となり前年同期比8百万円の改善となりました。
(その他)
携帯電話代理店事業の売上高につきましては、新機種発売等により、538百万円となり前年同期比27百万円
(5.3%)の増収、賃貸事業の売上高は43百万円で前年と同額となり、合わせて581百万円となり27百万円(4.9%)の増収となりました。
また、セグメント利益は、携帯電話代理店事業においては、2百万円の損失となり前年同期比8百万円の改善となりました。また、賃貸事業は23百万円の利益で前年同期とほぼ同額になり、合わせて21百万円と前年同期比8百万円(67.9%)の増益となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は1,638百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は299百万円(前年同四半期は996百万円の使用)になりました。主たる要因は税金等調整前四半期純利益の計上、仕入債務の増加等による調達はあったものの、自動車関連卸売事業におけるたな卸資産の増加、法人税等及び消費税等の支払等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は478百万円(前年同四半期は48百万円の使用)になりました。主たる要因は固定資産売却による収入等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は737百万円(前年同四半期は47百万円の使用)になりました。主たる要因は、配当金の支払と短期借入金の返済等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間における資金については、有形固定資産の売却による収入等により短期借入金325百万円の返済を実施いたしました。当第2四半期連結累計期間における資金については、運転資金は金融機関より短期借入金で対応し、大規模な設備投資等の必要資金については資金必要時の金融状況を鑑みて、所定の社内手続を経て金融機関より長期及び短期の借入金にて賄う方針であります。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループは、自動車用品アフターマーケットの成熟化や競争激化等に対応すべく体制強化に取り組んでおりますが、主力のアルミホイールでは、低価格志向による高付加価値ホイールの減少、顧客の商流変更による数量減、売価の停滞など厳しい事業環境が続いております。その中で、高中級アルミホイールの商品開発力強化、営業力強化とシステム改善による効率化を進めており、また在庫管理でも流行や嗜好性が強く販売競争や季節変動等により過剰品が生まれやすい問題点を抱えていましたが、商品管理の在り方を見直して方針管理の徹底に取り組み、過剰在庫を一掃するところまで進んできました。今後も更なる改善に取り組んでまいります。
また、連結子会社㈱バーデンは、自動車用品小売事業を戦略部門に掲げており、昨今の市場低迷の中、メンテナンスサービスやタイヤ・オイル等の消耗品の販売強化等により店舗の収益力向上を追求していきます。また、福祉事業におきましては、人員配置の適切化、外部事業所の活用など安定した体制を築き、収益改善を進めて参ります。
また、連結子会社の㈱ロジックスでは、倉庫運用の効率化と物流のパートナーネットワークを拡げ、低コスト・高品質・柔軟性を実現することで物流基盤を整備し、グループ事業にも貢献していきます。