四半期報告書-第20期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
(1) 経営成績
当社グループでは、今年度新たに「22-24中期経営計画 未来への躍進 ~進化するヘルスケアコンソーシアム®~ (以下「22-24中計」という。)」を策定し、グループ経営方針に掲げた「事業モデルの強化と新たな価値の創造」「グループ一体となった取り組みによる地域の健康・医療への貢献」「環境保全への取り組み等を通じたサステナブル社会への貢献」「ダイバーシティを中心とした人財戦略の推進」「コンプライアンスの遵守を最重要とする企業風土の醸成」に取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の流行が長期化し、収束の見通しが立たない状況のなか、生命関連商品を取り扱う社会インフラとしての使命を果たすべく、感染再拡大防止の対策を行うとともに、お取引先様および当社グループ従業員の安全を確保しながら医薬品等の安定供給に努めております。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高6,571億22百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益30億88百万円(同19.7%減)、経常利益37億6百万円(同21.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益21億24百万円(同34.5%減)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
① 医療用医薬品等卸売事業
医療用医薬品等卸売事業におきましては、スペシャリティ領域ならびにメディカル品へのリソース集中とDXによる事業変革を図るべく、「22-24中計」の重点施策として掲げた「既存事業の強化」「事業変革による収益化」「グループ全体での最適化・効率化・標準化」に取り組んでおります。
当社グループでは、新たな医療サービスの開発に挑戦する様々なベンチャー企業との提携により、医療分野における課題解決への取り組みを進めております。2022年6月、連結子会社のアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区)は医療機関専用のスマートフォンサービスである「日病モバイル」を提供する株式会社フロンティア・フィールド(本社:東京都港区)との間で資本業務提携契約を締結いたしました。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、市場の伸長および独占禁止法違反による医療機関における入札指名停止期間の終了等の影響により増収となった一方で、2022年4月に実施された薬価改定等の影響から、売上高5,854億39百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益24億43百万円(同18.9%減)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高45億7百万円(同8.2%増)を含んでおります。
② セルフメディケーション卸売事業
セルフメディケーション卸売事業におきましては、既存領域の高収益化と成長領域への挑戦を推進し、「22-24中計」の重点施策として掲げた「高収益化への取り組み」「グループ連携強化」「事業変革による収益力強化」に取り組んでおります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染予防関連商品の需要の落ち込みや競合他社との競争激化による減収の一方で、利益・コスト面の管理を徹底したこと等により、売上高596億17百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益4億48百万円(同0.8%増)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高1億42百万円(同25.1%増)を含んでおります。
③ 医薬品等製造事業
医薬品等製造事業におきましては、「次代の基盤創り」-企業価値の最大化-を目指し、「22-24中計」の重点施策として掲げた「安心・安全・誠実なモノづくり」「トータルサプライチェーンサービスの実現に向けた取り組み」「デジタルを活用した新たな取り組み」を推進しております。
2022年5月、連結子会社のアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区)とサンノーバ株式会社(本社:群馬県太田市)は、アルフレッサ ファーマ株式会社を存続会社とする吸収合併に基本合意いたしました。両社が統合する新会社は、新たな価値の創造を通じて顧客満足を追求し、当社グループが掲げる「健康に関するあらゆる分野の商品・サービスを提供できるヘルスケアコンソーシアム®」の実現に貢献してまいります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、製造販売権を承継した長期収載品の売上伸長および新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原迅速検査キット「アルソニック® COVID-19 Ag」の需要が拡大している一方で、受託製造における減収や減価償却費等の経費増により、売上高109億59百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益2億7百万円(同61.2%減)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高30億96百万円(同9.0%増)を含んでおります。
④ 医療関連事業
医療関連事業におきましては、予防からターミナルケアまでライフジャーニーにおけるすべてのステージに対応する「かかりつけ薬局」を目指し、「22-24中計」の重点施策として掲げた「在宅医療への取り組みによる事業の成長」「DXによる事業変革」「未病予防への取り組み」を推進しております。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、薬価改定による減収の一方で、連結子会社のアポクリート株式会社(本社:東京都豊島区)による同社子会社(非連結子会社)からの事業譲受に伴う増収等の影響により、売上高88億50百万円(前年同期比5.7%増)、営業損失92百万円(前年同期は営業損失2億72百万円)となりました。
(2) 財政状態
① 資産の部
資産は、前連結会計年度末と比較して240億35百万円増加し、1兆3,280億26百万円となりました。
流動資産は、99億51百万円増加し、1兆264億22百万円となりました。これは主として、「受取手形及び売掛金」が156億27百万円増加した一方で、「現金及び預金」が22億49百万円減少および未収入金等の「その他」が37億26百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、140億84百万円増加し、3,016億4百万円となりました。これは主として、物流センター等の設備投資などに伴い有形固定資産が18億19百万円増加および保有株式の時価上昇等に伴い「投資有価証券」が114億74百万円増加したことによるものであります。
② 負債の部
負債は、前連結会計年度末と比較して203億81百万円増加し、8,525億38百万円となりました。
流動負債は、207億16百万円増加し、8,235億29百万円となりました。これは主として、「支払手形及び買掛金」が247億56百万円増加および「賞与引当金」が13億33百万円増加した一方で、「未払法人税等」が51億2百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、3億34百万円減少し、290億8百万円となりました。これは主として、リース債務等の「その他」が3億62百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産の部
純資産は、前連結会計年度末と比較して36億53百万円増加し、4,754億88百万円となりました。これは主として、配当金の支払い等により「利益剰余金」が33億43百万円減少した一方で、保有株式の時価上昇等に伴い「その他有価証券評価差額金」が70億23百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は3億91百万円(前年同期比10.2%増)であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループでは、今年度新たに「22-24中期経営計画 未来への躍進 ~進化するヘルスケアコンソーシアム®~ (以下「22-24中計」という。)」を策定し、グループ経営方針に掲げた「事業モデルの強化と新たな価値の創造」「グループ一体となった取り組みによる地域の健康・医療への貢献」「環境保全への取り組み等を通じたサステナブル社会への貢献」「ダイバーシティを中心とした人財戦略の推進」「コンプライアンスの遵守を最重要とする企業風土の醸成」に取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の流行が長期化し、収束の見通しが立たない状況のなか、生命関連商品を取り扱う社会インフラとしての使命を果たすべく、感染再拡大防止の対策を行うとともに、お取引先様および当社グループ従業員の安全を確保しながら医薬品等の安定供給に努めております。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高6,571億22百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益30億88百万円(同19.7%減)、経常利益37億6百万円(同21.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益21億24百万円(同34.5%減)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
① 医療用医薬品等卸売事業
医療用医薬品等卸売事業におきましては、スペシャリティ領域ならびにメディカル品へのリソース集中とDXによる事業変革を図るべく、「22-24中計」の重点施策として掲げた「既存事業の強化」「事業変革による収益化」「グループ全体での最適化・効率化・標準化」に取り組んでおります。
当社グループでは、新たな医療サービスの開発に挑戦する様々なベンチャー企業との提携により、医療分野における課題解決への取り組みを進めております。2022年6月、連結子会社のアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区)は医療機関専用のスマートフォンサービスである「日病モバイル」を提供する株式会社フロンティア・フィールド(本社:東京都港区)との間で資本業務提携契約を締結いたしました。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、市場の伸長および独占禁止法違反による医療機関における入札指名停止期間の終了等の影響により増収となった一方で、2022年4月に実施された薬価改定等の影響から、売上高5,854億39百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益24億43百万円(同18.9%減)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高45億7百万円(同8.2%増)を含んでおります。
② セルフメディケーション卸売事業
セルフメディケーション卸売事業におきましては、既存領域の高収益化と成長領域への挑戦を推進し、「22-24中計」の重点施策として掲げた「高収益化への取り組み」「グループ連携強化」「事業変革による収益力強化」に取り組んでおります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染予防関連商品の需要の落ち込みや競合他社との競争激化による減収の一方で、利益・コスト面の管理を徹底したこと等により、売上高596億17百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益4億48百万円(同0.8%増)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高1億42百万円(同25.1%増)を含んでおります。
③ 医薬品等製造事業
医薬品等製造事業におきましては、「次代の基盤創り」-企業価値の最大化-を目指し、「22-24中計」の重点施策として掲げた「安心・安全・誠実なモノづくり」「トータルサプライチェーンサービスの実現に向けた取り組み」「デジタルを活用した新たな取り組み」を推進しております。
2022年5月、連結子会社のアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区)とサンノーバ株式会社(本社:群馬県太田市)は、アルフレッサ ファーマ株式会社を存続会社とする吸収合併に基本合意いたしました。両社が統合する新会社は、新たな価値の創造を通じて顧客満足を追求し、当社グループが掲げる「健康に関するあらゆる分野の商品・サービスを提供できるヘルスケアコンソーシアム®」の実現に貢献してまいります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、製造販売権を承継した長期収載品の売上伸長および新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原迅速検査キット「アルソニック® COVID-19 Ag」の需要が拡大している一方で、受託製造における減収や減価償却費等の経費増により、売上高109億59百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益2億7百万円(同61.2%減)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高30億96百万円(同9.0%増)を含んでおります。
④ 医療関連事業
医療関連事業におきましては、予防からターミナルケアまでライフジャーニーにおけるすべてのステージに対応する「かかりつけ薬局」を目指し、「22-24中計」の重点施策として掲げた「在宅医療への取り組みによる事業の成長」「DXによる事業変革」「未病予防への取り組み」を推進しております。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、薬価改定による減収の一方で、連結子会社のアポクリート株式会社(本社:東京都豊島区)による同社子会社(非連結子会社)からの事業譲受に伴う増収等の影響により、売上高88億50百万円(前年同期比5.7%増)、営業損失92百万円(前年同期は営業損失2億72百万円)となりました。
(2) 財政状態
① 資産の部
資産は、前連結会計年度末と比較して240億35百万円増加し、1兆3,280億26百万円となりました。
流動資産は、99億51百万円増加し、1兆264億22百万円となりました。これは主として、「受取手形及び売掛金」が156億27百万円増加した一方で、「現金及び預金」が22億49百万円減少および未収入金等の「その他」が37億26百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、140億84百万円増加し、3,016億4百万円となりました。これは主として、物流センター等の設備投資などに伴い有形固定資産が18億19百万円増加および保有株式の時価上昇等に伴い「投資有価証券」が114億74百万円増加したことによるものであります。
② 負債の部
負債は、前連結会計年度末と比較して203億81百万円増加し、8,525億38百万円となりました。
流動負債は、207億16百万円増加し、8,235億29百万円となりました。これは主として、「支払手形及び買掛金」が247億56百万円増加および「賞与引当金」が13億33百万円増加した一方で、「未払法人税等」が51億2百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、3億34百万円減少し、290億8百万円となりました。これは主として、リース債務等の「その他」が3億62百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産の部
純資産は、前連結会計年度末と比較して36億53百万円増加し、4,754億88百万円となりました。これは主として、配当金の支払い等により「利益剰余金」が33億43百万円減少した一方で、保有株式の時価上昇等に伴い「その他有価証券評価差額金」が70億23百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は3億91百万円(前年同期比10.2%増)であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。