四半期報告書-第18期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
(1) 経営成績
当社グループでは、2019年5月に策定した「19-21中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、地域とともに~」(以下「19-21中計」という。)に掲げたグループ経営方針「グループ連携体制の構築」「事業モデルの変革」「地域の人々の健康への貢献」「さらなる生産性の向上」「人づくり」に引き続き取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の流行が続くなか、当社グループでは、生命関連商品を取り扱う社会インフラとしての使命を果たすべく、感染拡大防止の対策を行うとともに、お取引先様および当社グループ従業員の安全を確保しながら医薬品等の安定供給に努めております。
当社は、2020年6月、医療関連事業(調剤薬局事業)における基盤強化およびガバナンス強化を目的として、連結子会社のアポロメディカルホールディングス株式会社(本社:東京都豊島区、以下「アポロメディカル」という。)の株式を追加取得し、完全子会社化いたしました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高6,500億11百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益37億4百万円(同59.7%減)、経常利益64億41百万円(同44.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益57億11百万円(同27.6%減)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
① 医療用医薬品等卸売事業
医療用医薬品市場におきましては、2019年10月と2020年4月の二度の薬価改定および新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関等における患者様の外来受診抑制や手術件数の減少等の影響により、厳しい事業環境で推移いたしました。このようななか、当社グループでは、緊急事態宣言下においてお得意先様への営業活動を原則自粛し、医薬品の安定供給を最優先に事業活動を行ってまいりました。
当社グループは、医療用医薬品NO.1卸※として勝ち続けるために「19-21中計」の重点施策として掲げた「MS機能のさらなる進化」「スペシャリティ商品への注力」「グループ物流の高度化、効率化と標準化」に引き続き取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間において、連結子会社のアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区)は、事業領域の拡大を視野に入れたベンチャー企業への投資として、再生医療等製品の開発および開発製造受託を行うファーマバイオ株式会社(本社:愛知県名古屋市)ならびに日本発の遺伝子治療技術の研究開発および治療薬の開発、製造などを行う株式会社遺伝子治療研究所(本社:神奈川県川崎市)へ出資いたしました。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、二度の薬価改定および新型コロナウイルス感染拡大等の影響により、売上高5,732億28百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益29億94百万円(同62.6%減)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高41億円(同1.0%増)を含んでおります。
※ 出典:「2020最新オール・データ&ランキング」 卸グループ別医療用医薬品事業シェア(株式会社ドラッグマガジン)
② セルフメディケーション卸売事業
セルフメディケーション卸売事業におきましては、「トータルヘルスケア・マーチャンダイジング・ホールセラー」を推進し、新たな付加価値による差別化と創造性を持つオンリーワン卸を目指し、「19-21中計」の重点施策として掲げた「安定的かつ持続的な事業基盤の確立」「消費者視点に立った商品提案」「専売メーカー・専売商品の取り組み強化」「将来に向けた投資」「各事業セグメントとの連携強化」に引き続き取り組んでおります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンド需要の大幅な減少の一方で、感染予防関連商品の売上増加等およびコスト管理のさらなる徹底により、売上高646億56百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益6億88百万円(同77.8%増)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高1億27百万円(同38.3%減)を含んでおります。
③ 医薬品等製造事業
医薬品等製造事業におきましては、グループシナジーの強化とさらなる規模拡大を推進するため、「19-21中計」の重点施策として掲げた「安心・安全・誠実なモノづくりの推進」「グループニーズに沿った製品の拡充」「製造受託・医薬品原薬事業の拡大」「海外事業の拡充」に引き続き取り組んでおります。
「グループニーズに沿った製品の拡充」の取り組みとしては、連結子会社のアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区)が、潰瘍性大腸炎の病態把握の補助として製造販売承認を取得し、2019年10月に販売を開始したカルプロテクチンキット「ネスコート® Cp オート」が2020年5月1日付で保険適用されました。本製品により、従来よりも大腸内視鏡検査の回数を減らし、患者様の身体的な負担だけでなく経済的な負担軽減が期待され、本保険適用を機に、医療機関での潰瘍性大腸炎の診断および治療に貢献できるよう、本製品のさらなる普及に努めてまいります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関等における患者様の外来受診抑制や手術件数の減少による自社製品の売上減少および医療機関等への営業活動の自粛等の影響により、売上高96億95百万円(前年同期比9.8%減)、営業損失19百万円(前年同期は営業利益4億46百万円)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高16億13百万円(同38.9%減)を含んでおります。
④ 医療関連事業
医療関連事業におきましては、「19-21中計」の重点施策として掲げた「機能に応じた店舗の再編」「収益改善を目指した機能の効率化・高度化」「多機能化による地域社会への貢献」「各事業セグメントとの連携強化」を引き続き推進する一方、前連結会計年度に発覚した調剤報酬請求に係る不適切行為の再発防止策を徹底するため、新たな管理ソフトウェアの導入および適正な人員配置等の対策を講じております。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、二度の薬価改定および新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関の外来受診抑制等の影響により、売上高82億70百万円(前年同期比6.7%減)、営業損失3億2百万円(前年同期は営業利益63百万円)となりました。
(2) 財政状態
① 資産の部
資産は、前連結会計年度末と比較して106億92百万円増加し、1兆3,623億12百万円となりました。
流動資産は、44億32百万円減少し、1兆299億79百万円となりました。これは主として、「現金及び預金」が145億79百万円減少した一方で、「受取手形及び売掛金」が89億32百万円増加したことによるものです。
固定資産は、151億25百万円増加し、3,323億32百万円となりました。これは主として、物流センター等の設備投資などに伴い有形固定資産が33億45百万円増加および保有株式の時価上昇等に伴い「投資有価証券」が123億52百万円増加したことによるものです。
② 負債の部
負債は、前連結会計年度末と比較して40億50百万円増加し、8,807億71百万円となりました。
流動負債は、56億3百万円増加し、8,425億81百万円となりました。これは主として、「支払手形及び買掛金」が38億96百万円増加、「賞与引当金」が20億円増加および預り金等の「その他」が31億76百万円増加した一方で、「未払法人税等」が34億35百万円減少したことによるものです。
固定負債は、15億52百万円減少し、381億89百万円となりました。これは主として、繰延税金負債等の「その他」が12億68百万円減少および退職給付に係る負債が2億23百万円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
純資産は、前連結会計年度末と比較して66億41百万円増加し、4,815億40百万円となりました。
これは主として、「利益剰余金」が4億19百万円増加および保有株式の時価上昇等に伴い「その他有価証券評価差額金」が75億42百万円増加した一方で、アポロメディカルを完全子会社化したことにより「非支配株主持分」が9億58百万円減少および「資本剰余金」が2億98百万円減少したことによるものです。
(3) キャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響については「第4 経理の状況 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は3億21百万円(前年同期比15.5%減)であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループでは、2019年5月に策定した「19-21中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、地域とともに~」(以下「19-21中計」という。)に掲げたグループ経営方針「グループ連携体制の構築」「事業モデルの変革」「地域の人々の健康への貢献」「さらなる生産性の向上」「人づくり」に引き続き取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の流行が続くなか、当社グループでは、生命関連商品を取り扱う社会インフラとしての使命を果たすべく、感染拡大防止の対策を行うとともに、お取引先様および当社グループ従業員の安全を確保しながら医薬品等の安定供給に努めております。
当社は、2020年6月、医療関連事業(調剤薬局事業)における基盤強化およびガバナンス強化を目的として、連結子会社のアポロメディカルホールディングス株式会社(本社:東京都豊島区、以下「アポロメディカル」という。)の株式を追加取得し、完全子会社化いたしました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高6,500億11百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益37億4百万円(同59.7%減)、経常利益64億41百万円(同44.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益57億11百万円(同27.6%減)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
① 医療用医薬品等卸売事業
医療用医薬品市場におきましては、2019年10月と2020年4月の二度の薬価改定および新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関等における患者様の外来受診抑制や手術件数の減少等の影響により、厳しい事業環境で推移いたしました。このようななか、当社グループでは、緊急事態宣言下においてお得意先様への営業活動を原則自粛し、医薬品の安定供給を最優先に事業活動を行ってまいりました。
当社グループは、医療用医薬品NO.1卸※として勝ち続けるために「19-21中計」の重点施策として掲げた「MS機能のさらなる進化」「スペシャリティ商品への注力」「グループ物流の高度化、効率化と標準化」に引き続き取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間において、連結子会社のアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区)は、事業領域の拡大を視野に入れたベンチャー企業への投資として、再生医療等製品の開発および開発製造受託を行うファーマバイオ株式会社(本社:愛知県名古屋市)ならびに日本発の遺伝子治療技術の研究開発および治療薬の開発、製造などを行う株式会社遺伝子治療研究所(本社:神奈川県川崎市)へ出資いたしました。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、二度の薬価改定および新型コロナウイルス感染拡大等の影響により、売上高5,732億28百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益29億94百万円(同62.6%減)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高41億円(同1.0%増)を含んでおります。
※ 出典:「2020最新オール・データ&ランキング」 卸グループ別医療用医薬品事業シェア(株式会社ドラッグマガジン)
② セルフメディケーション卸売事業
セルフメディケーション卸売事業におきましては、「トータルヘルスケア・マーチャンダイジング・ホールセラー」を推進し、新たな付加価値による差別化と創造性を持つオンリーワン卸を目指し、「19-21中計」の重点施策として掲げた「安定的かつ持続的な事業基盤の確立」「消費者視点に立った商品提案」「専売メーカー・専売商品の取り組み強化」「将来に向けた投資」「各事業セグメントとの連携強化」に引き続き取り組んでおります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンド需要の大幅な減少の一方で、感染予防関連商品の売上増加等およびコスト管理のさらなる徹底により、売上高646億56百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益6億88百万円(同77.8%増)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高1億27百万円(同38.3%減)を含んでおります。
③ 医薬品等製造事業
医薬品等製造事業におきましては、グループシナジーの強化とさらなる規模拡大を推進するため、「19-21中計」の重点施策として掲げた「安心・安全・誠実なモノづくりの推進」「グループニーズに沿った製品の拡充」「製造受託・医薬品原薬事業の拡大」「海外事業の拡充」に引き続き取り組んでおります。
「グループニーズに沿った製品の拡充」の取り組みとしては、連結子会社のアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区)が、潰瘍性大腸炎の病態把握の補助として製造販売承認を取得し、2019年10月に販売を開始したカルプロテクチンキット「ネスコート® Cp オート」が2020年5月1日付で保険適用されました。本製品により、従来よりも大腸内視鏡検査の回数を減らし、患者様の身体的な負担だけでなく経済的な負担軽減が期待され、本保険適用を機に、医療機関での潰瘍性大腸炎の診断および治療に貢献できるよう、本製品のさらなる普及に努めてまいります。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関等における患者様の外来受診抑制や手術件数の減少による自社製品の売上減少および医療機関等への営業活動の自粛等の影響により、売上高96億95百万円(前年同期比9.8%減)、営業損失19百万円(前年同期は営業利益4億46百万円)となりました。
なお、売上高には、セグメント間の内部売上高16億13百万円(同38.9%減)を含んでおります。
④ 医療関連事業
医療関連事業におきましては、「19-21中計」の重点施策として掲げた「機能に応じた店舗の再編」「収益改善を目指した機能の効率化・高度化」「多機能化による地域社会への貢献」「各事業セグメントとの連携強化」を引き続き推進する一方、前連結会計年度に発覚した調剤報酬請求に係る不適切行為の再発防止策を徹底するため、新たな管理ソフトウェアの導入および適正な人員配置等の対策を講じております。
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、二度の薬価改定および新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関の外来受診抑制等の影響により、売上高82億70百万円(前年同期比6.7%減)、営業損失3億2百万円(前年同期は営業利益63百万円)となりました。
(2) 財政状態
① 資産の部
資産は、前連結会計年度末と比較して106億92百万円増加し、1兆3,623億12百万円となりました。
流動資産は、44億32百万円減少し、1兆299億79百万円となりました。これは主として、「現金及び預金」が145億79百万円減少した一方で、「受取手形及び売掛金」が89億32百万円増加したことによるものです。
固定資産は、151億25百万円増加し、3,323億32百万円となりました。これは主として、物流センター等の設備投資などに伴い有形固定資産が33億45百万円増加および保有株式の時価上昇等に伴い「投資有価証券」が123億52百万円増加したことによるものです。
② 負債の部
負債は、前連結会計年度末と比較して40億50百万円増加し、8,807億71百万円となりました。
流動負債は、56億3百万円増加し、8,425億81百万円となりました。これは主として、「支払手形及び買掛金」が38億96百万円増加、「賞与引当金」が20億円増加および預り金等の「その他」が31億76百万円増加した一方で、「未払法人税等」が34億35百万円減少したことによるものです。
固定負債は、15億52百万円減少し、381億89百万円となりました。これは主として、繰延税金負債等の「その他」が12億68百万円減少および退職給付に係る負債が2億23百万円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
純資産は、前連結会計年度末と比較して66億41百万円増加し、4,815億40百万円となりました。
これは主として、「利益剰余金」が4億19百万円増加および保有株式の時価上昇等に伴い「その他有価証券評価差額金」が75億42百万円増加した一方で、アポロメディカルを完全子会社化したことにより「非支配株主持分」が9億58百万円減少および「資本剰余金」が2億98百万円減少したことによるものです。
(3) キャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響については「第4 経理の状況 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は3億21百万円(前年同期比15.5%減)であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。