四半期報告書-第21期第3四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の概況
当社グループは、ホスピタリティー業界のバジェットホテル分野に引続き経営資源を集中させ、国内およびアジア地域内でホテル資産を継続的に拡大するよう努めております。その具体的な方法として、既存ホテルからの収益および利益率を向上させること、そして新規ホテルを追加していくこと、の両方を目指してまいります。
Red Planetブランドの下で運営されている当社グループのホテルは現代的な外観と雰囲気を重視したデザインで造られており、当社グループのホテルを同価格帯の他社ブランドホテルと差別化するために最先端のIT技術を取り入れております。特に、多言語による予約システム、アプリ、ホテルスタッフ、その他のツールは、インバウンドの外国人訪問者だけでなく、若い顧客層にもアピールしております。近年、日本への訪問客の増加が続いていることから、当社グループは主要な日本市場においてホテル資産を拡大することを目指しています。レッドプラネット札幌すすきの中央は予定通り2019年9月にオープンしました。そして、広島市に2020年後半、京都市に2021年にそれぞれホテルをオープンする予定です。これらの新規ホテルをオープンさせることを通じて、今後も増加し続ける訪日客の宿泊需要に着実に対応していけると予想しております。
当社グループの国内で稼働している6つのホテルはすべて順調に運営されておりますが、ラグビーワールドカップと東京オリンピックの特需を見込んだ新規参入による競争環境の激化に伴い、客室価格は前年同期と比べて伸びませんでした。費用面においてはレッドプラネット名古屋錦の固定家賃の負担等も重くのしかかりました。しかしながら当社グループは、この一時的な費用の増加は、将来の成長のために必要な基盤を築くために不可欠であると認識しております。当社グループの地域拡大は、当第1四半期連結期間にタイのRed Planetホテルを取得したことにより、大きく加速しました。タイで新規に取得したホテルを含めて、当社グループは現在合計11棟のホテル(1,729の客室)を運営しております。現在建設中の国内のホテル1棟、フィリピンに2棟の建設中のホテル(2020年上半期にオープン予定のRed Planet Manila The Fort、2020年下半期にオープン予定のRed Planet Manila Entertainment City)とタイに建設中の1棟のホテル(2021年上半期にオープン予定のRed Planet Bangkok Sukhumvit 8)を含めると、グループが運営するホテルは現在、合計15棟です。
以上の結果、当社グループの2019年第3四半期連結累計期間における業績は、引き続き売上高が成長し1,854百万円(前年同期比43.3%増)となりました。他方、タイのホテル群買収に関わる取引費用、買収したホテル群のブランディング費用等の営業費用の増加等により、営業損失310百万円(前年同期は営業損失84百万円)となりました。また、為替差益等として営業外収益174百万円を計上した一方で、支払利息等で営業外費用140百万円を計上したことにより、経常損失276百万円(前年同期は経常損失197百万円)となりました。特別利益として、受取補償金167百万円及び固定資産売却益380百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益219百万円(前年同期比26.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は18,465百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,029百万円増加いたしました。
流動資産は2,648百万円となり、前連結会計年度に比べて1,689百万円減少しております。これは主に、現金及び預金が1,038百万円減少し、仮払金をタイ事業取得等取引の対価として振替処理したためであります。
固定資産は15,817百万円となり、前連結会計年度に比べて3,718百万円増加しております。これは主に、建設仮勘定が922百万円減少したものの、タイ事業の取得等取引により建物及び構築物が2,122百万円増加したこと、及びリース資産が2,316百万円増加したためであります。
負債合計は12,602百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,143百万円増加しております。これは主に、長期借入金1,074百万円減少と、リース債務2,355百万円増加したためであります。
純資産合計につきましては、5,862百万円となり、前連結会計年度末に比べ885百万円増加しております。これは主に、2019年2月20日付第三者割当新株式の発行等により資本金が2,592百万円増加したこと及び資本剰余金がタイ事業の取得等取引に伴い1,830百万円減少したこと、並びに親会社株主に帰属する四半期純利益を219百万円計上したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に売却を予定していた主要な設備について、信託受益権の売却及び建物賃貸借契約が完了しました。
(1)業績の概況
当社グループは、ホスピタリティー業界のバジェットホテル分野に引続き経営資源を集中させ、国内およびアジア地域内でホテル資産を継続的に拡大するよう努めております。その具体的な方法として、既存ホテルからの収益および利益率を向上させること、そして新規ホテルを追加していくこと、の両方を目指してまいります。
Red Planetブランドの下で運営されている当社グループのホテルは現代的な外観と雰囲気を重視したデザインで造られており、当社グループのホテルを同価格帯の他社ブランドホテルと差別化するために最先端のIT技術を取り入れております。特に、多言語による予約システム、アプリ、ホテルスタッフ、その他のツールは、インバウンドの外国人訪問者だけでなく、若い顧客層にもアピールしております。近年、日本への訪問客の増加が続いていることから、当社グループは主要な日本市場においてホテル資産を拡大することを目指しています。レッドプラネット札幌すすきの中央は予定通り2019年9月にオープンしました。そして、広島市に2020年後半、京都市に2021年にそれぞれホテルをオープンする予定です。これらの新規ホテルをオープンさせることを通じて、今後も増加し続ける訪日客の宿泊需要に着実に対応していけると予想しております。
当社グループの国内で稼働している6つのホテルはすべて順調に運営されておりますが、ラグビーワールドカップと東京オリンピックの特需を見込んだ新規参入による競争環境の激化に伴い、客室価格は前年同期と比べて伸びませんでした。費用面においてはレッドプラネット名古屋錦の固定家賃の負担等も重くのしかかりました。しかしながら当社グループは、この一時的な費用の増加は、将来の成長のために必要な基盤を築くために不可欠であると認識しております。当社グループの地域拡大は、当第1四半期連結期間にタイのRed Planetホテルを取得したことにより、大きく加速しました。タイで新規に取得したホテルを含めて、当社グループは現在合計11棟のホテル(1,729の客室)を運営しております。現在建設中の国内のホテル1棟、フィリピンに2棟の建設中のホテル(2020年上半期にオープン予定のRed Planet Manila The Fort、2020年下半期にオープン予定のRed Planet Manila Entertainment City)とタイに建設中の1棟のホテル(2021年上半期にオープン予定のRed Planet Bangkok Sukhumvit 8)を含めると、グループが運営するホテルは現在、合計15棟です。
以上の結果、当社グループの2019年第3四半期連結累計期間における業績は、引き続き売上高が成長し1,854百万円(前年同期比43.3%増)となりました。他方、タイのホテル群買収に関わる取引費用、買収したホテル群のブランディング費用等の営業費用の増加等により、営業損失310百万円(前年同期は営業損失84百万円)となりました。また、為替差益等として営業外収益174百万円を計上した一方で、支払利息等で営業外費用140百万円を計上したことにより、経常損失276百万円(前年同期は経常損失197百万円)となりました。特別利益として、受取補償金167百万円及び固定資産売却益380百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益219百万円(前年同期比26.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は18,465百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,029百万円増加いたしました。
流動資産は2,648百万円となり、前連結会計年度に比べて1,689百万円減少しております。これは主に、現金及び預金が1,038百万円減少し、仮払金をタイ事業取得等取引の対価として振替処理したためであります。
固定資産は15,817百万円となり、前連結会計年度に比べて3,718百万円増加しております。これは主に、建設仮勘定が922百万円減少したものの、タイ事業の取得等取引により建物及び構築物が2,122百万円増加したこと、及びリース資産が2,316百万円増加したためであります。
負債合計は12,602百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,143百万円増加しております。これは主に、長期借入金1,074百万円減少と、リース債務2,355百万円増加したためであります。
純資産合計につきましては、5,862百万円となり、前連結会計年度末に比べ885百万円増加しております。これは主に、2019年2月20日付第三者割当新株式の発行等により資本金が2,592百万円増加したこと及び資本剰余金がタイ事業の取得等取引に伴い1,830百万円減少したこと、並びに親会社株主に帰属する四半期純利益を219百万円計上したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に売却を予定していた主要な設備について、信託受益権の売却及び建物賃貸借契約が完了しました。
会社名 | 事業所名 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 帳簿価額 | 売却年月 |
合同会社レッド・プラネット・アンカンを営業者とする匿名組合 | レッドプラネット札幌すすきの中央 | ホテル事業 | ホテル関連設備 | 3,033百万円 | 2019年 9月 |