四半期報告書-第22期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/14 16:09
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の概況
当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより、売上高が前年同期比で34.9%も減少するなど、当社業績は多大な悪影響を受けた結果になりました。海外からの旅行客、特に韓国からの訪問客が減少したこと、さらには2020年1月27日に中国政府が自国民の海外への旅行を制限し始めたことにより、日本をはじめアジア地域全体の旅行需要が著しく落ち込んでしまいました。当期間中、この影響は深刻の度合いを増し、未だ終息の兆しが見えておりません。
そのような状況下において、当社は販売費及び一般管理費を削減するように努めてまいりましたが、新型コロナウイルスの影響が出始めた2月中旬頃からの約1か月間で直ちに実行し成果を数字に反映させることは難しく、ホテルの新規開業によるコスト増もあり、結果的に前年同期比で3.9%増加しました。
また当社はタイバーツとフィリピンペソによる外国通貨建ての債権を保有しているために、両通貨の為替レートの変動を受け、当第1四半期連結累計期間において523百万円の為替差損を計上いたしました。前年同期間においては、127百万円の為替差益を計上しております。これら両通貨は日本円に対して弱く変動し、その原因としてもやはり新型コロナウイルスの影響が考えられますが、外国為替市場においては、経済の構造的な要因ではなく心理的な要因での変動は一時的になりがちであり、やがて落ち着くものと予測しております。ここ数年、両通貨は両国の経済発展を映して堅調に推移してきた経緯があり、当社グループは引き続き両国での事業の将来性に期待しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高405百万円(前年同期比34.9%減)、営業損失318百万円(前年同期は営業損失88百万円)、経常損失890百万円(前年同期は経常損失3百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失807百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は14,159百万円となり、前連結会計年度末に比べ900百万円減少いたしました。
流動資産は1,195百万円となり、前連結会計年度に比べて778百万円減少しております。これは主に、現金及び預金が629百万円及び売掛金が117百万円それぞれ減少したためであります。
固定資産は12,964百万円となり、前連結会計年度に比べて121百万円減少しております。これは主に、減価償却費の計上によるものであります。
負債合計は11,487百万円となり、前連結会計年度末に比べ275百万円減少しております。これは主に、長期借入金が171百万円及びリース債務が100百万円それぞれ減少したためであります。
純資産合計につきましては、2,672百万円となり、前連結会計年度末に比べ624百万円減少しております。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を807百万円計上したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
該当事項はありません。