四半期報告書-第57期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米国と中国の間で生じた貿易戦争、中東における地政学的リスク、原油価格の高騰、深刻な人手不足、相次いで発生した自然災害などによって生産や輸出が減速したものの、省力化投資並びにIT投資を中心とする設備投資や災害復旧需要、旺盛なインバウンド消費などに支えられ、緩やかながら景気拡大基調が続きました。しかしながら、個人消費につきましては実質賃金の伸びが鈍い中で、野菜をはじめ生活に身近な商品・サービスの価格が上昇したため、消費意欲の回復が道半ばの状態となっております。
外食産業におきましては、人件費・物流費の増加、食材価格の高騰、消費者のニーズの多様化及び選別志向・節約志向の継続、コンビニや食品宅配サービスなどの異業種との競合など、予断を許さない経営環境が続きました。
このような状況の中、当社グループでは「すべてはお客様のために」をモットーにQSCAを高め、家庭ではなかなか体験できない様々な料理や高レベルのサービスをお客様に提供することで、「楽しかった、美味しかった」とお客様に喜んで頂けるよう引き続き心掛けております。そのため、お客様のニーズの分析と主要業態のポジショニングの再確認、業態コンセプトの一層のブラッシュアップなどを行うとともに、時代を先取りした新業態の開発にも取り組みました。また、東京・新橋に研修センターを設置・稼動させ、従業員の調理や接客サービスに関するスキルの一層の向上を体系的に図っております。
店舗運営面では各種フェアの開催、「お値打ち感」のある魅力的なコースメニューの提供、お客様をお待たせしないための店内作業の一層の効率化などに加えて、商品の需要予測の精度向上による欠品の撲滅についても精力的に進めてまいりました。
コスト面では、食材価格の上昇の影響を極力抑えるため、メニュー面での工夫による使用食材の歩留まり向上を図るとともに、仕入先との中期的な契約の締結やスポット商品の機動的な調達などを行っております。更に、焼き肉のタレやソース、ハンバーガーのパテ、ラーメンのスープなどの加工製品の当社セントラルキッチンにおける内製化を推進したほか、原材料・製品・資材の在庫回転率の改善、グループ各社が使用する各種調味料の規格の統一、物流センターの集約などにも努めております。
店舗政策につきましては、直営レストラン業態を23店舗、直営居酒屋業態を2店舗、合計25店舗を新規出店致しました。一方、不採算を主要因として直営レストラン業態を29店舗、直営居酒屋業態を17店舗、合計46店舗を閉店致しました。その結果、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は1,509店舗となりました。尚、FC店舗を含めた総店舗数は2,697店舗となっております。
以上のような施策を進めてまいりましたが、大型台風の相次ぐ上陸や北海道における大規模地震などの自然災害により、営業利益に対して4億円程度のマイナス要因が発生致しました。しかしながら、焼肉業態や寿司業態などが堅調に推移した結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績につきましては、売上収益は1,211億18百万円、営業利益は34億99百万円、税引前四半期利益は31億63百万円、四半期利益は16億87百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ㈱コロワイドMD
㈱コロワイドMDは、主に「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「遊食三昧 NIJYU-
MARU」などの飲食店の運営及び各種食料品の商品開発・調達・製造・物流・マーチャンダイジングを行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は550億39百万円(前年同四半期548億80百万円)、営業損失は1億34百万円(前年同四半期営業損失2億80百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては、3店舗の新規出店及び11店舗の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は320店舗となっております。
② ㈱アトム
㈱アトムは、主に「にぎりの徳兵衛」・「ステーキ宮」などのレストラン業態の直営飲食店チェーン及びFC事業の運営を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は260億25百万円(前年同四半期268億40百万円)、営業利益は9億78百万円(前年同四半期9億87百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては2店舗の新規出店、4店舗の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は461店舗となっております。
③ ㈱レインズインターナショナル
㈱レインズインターナショナルは、主に「牛角」・「温野菜」・「土間土間」・「かまどか」・「FRESHNESS BURGER」などのレストラン及び居酒屋業態のフランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給の他、直営店舗の運営を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は405億6百万円(前年同四半期385億92百万円)、営業利益は30億27百万円(前年同四半期27億74百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては38店舗(FC21店舗・直営17店舗)の新規出店、43店舗(FC24店舗・直営19店舗)の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の店舗数は1,538店舗(FC1,170店舗・直営368店舗)となっております。
④ カッパ・クリエイト㈱
カッパ・クリエイト㈱は、主に「かっぱ寿司」などの回転寿司の直営店の運営の他、寿司・調理パンなどのデリカ事業を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は395億18百万円(前年同四半期401億9百万円)、営業利益は7億3百万円(前年同四半期2億11百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては11店舗の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は335店舗となっております。
⑤ その他
その他は、ワールドピーコム㈱における外食事業向けセルフ・オーダー・トータル・システムの開発・販売、無線通信技術の開発・運用、㈱バンノウ水産における鮪類並びに水産物の卸売及び加工販売、㈱シルスマリアにおける生菓子、焼き菓子、チョコレート(生チョコ他)の製造・販売、㈱ココットにおける事務処理業務、㈱ダブリューピィージャパン、㈱ダイニング・クリエイション、及びCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.における飲食店経営となっております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は138億34百万円(前年同四半期146億46百万円)、営業利益は1億93百万円(前年同四半期40百万円)となりました。
(注)セグメントにつきましては、「要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが115億29百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△35億59百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△62億円、現金及び現金同等物に係る換算差額が△3億20百万円となりました結果、前連結会計年度末に比べ14億50百万円増加し、360億55百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益、減価償却費及び償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に社債の発行による収入はあるものの、長期借入金の返済による支出、社債の償還による支出によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米国と中国の間で生じた貿易戦争、中東における地政学的リスク、原油価格の高騰、深刻な人手不足、相次いで発生した自然災害などによって生産や輸出が減速したものの、省力化投資並びにIT投資を中心とする設備投資や災害復旧需要、旺盛なインバウンド消費などに支えられ、緩やかながら景気拡大基調が続きました。しかしながら、個人消費につきましては実質賃金の伸びが鈍い中で、野菜をはじめ生活に身近な商品・サービスの価格が上昇したため、消費意欲の回復が道半ばの状態となっております。
外食産業におきましては、人件費・物流費の増加、食材価格の高騰、消費者のニーズの多様化及び選別志向・節約志向の継続、コンビニや食品宅配サービスなどの異業種との競合など、予断を許さない経営環境が続きました。
このような状況の中、当社グループでは「すべてはお客様のために」をモットーにQSCAを高め、家庭ではなかなか体験できない様々な料理や高レベルのサービスをお客様に提供することで、「楽しかった、美味しかった」とお客様に喜んで頂けるよう引き続き心掛けております。そのため、お客様のニーズの分析と主要業態のポジショニングの再確認、業態コンセプトの一層のブラッシュアップなどを行うとともに、時代を先取りした新業態の開発にも取り組みました。また、東京・新橋に研修センターを設置・稼動させ、従業員の調理や接客サービスに関するスキルの一層の向上を体系的に図っております。
店舗運営面では各種フェアの開催、「お値打ち感」のある魅力的なコースメニューの提供、お客様をお待たせしないための店内作業の一層の効率化などに加えて、商品の需要予測の精度向上による欠品の撲滅についても精力的に進めてまいりました。
コスト面では、食材価格の上昇の影響を極力抑えるため、メニュー面での工夫による使用食材の歩留まり向上を図るとともに、仕入先との中期的な契約の締結やスポット商品の機動的な調達などを行っております。更に、焼き肉のタレやソース、ハンバーガーのパテ、ラーメンのスープなどの加工製品の当社セントラルキッチンにおける内製化を推進したほか、原材料・製品・資材の在庫回転率の改善、グループ各社が使用する各種調味料の規格の統一、物流センターの集約などにも努めております。
店舗政策につきましては、直営レストラン業態を23店舗、直営居酒屋業態を2店舗、合計25店舗を新規出店致しました。一方、不採算を主要因として直営レストラン業態を29店舗、直営居酒屋業態を17店舗、合計46店舗を閉店致しました。その結果、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は1,509店舗となりました。尚、FC店舗を含めた総店舗数は2,697店舗となっております。
以上のような施策を進めてまいりましたが、大型台風の相次ぐ上陸や北海道における大規模地震などの自然災害により、営業利益に対して4億円程度のマイナス要因が発生致しました。しかしながら、焼肉業態や寿司業態などが堅調に推移した結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績につきましては、売上収益は1,211億18百万円、営業利益は34億99百万円、税引前四半期利益は31億63百万円、四半期利益は16億87百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ㈱コロワイドMD
㈱コロワイドMDは、主に「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「遊食三昧 NIJYU-
MARU」などの飲食店の運営及び各種食料品の商品開発・調達・製造・物流・マーチャンダイジングを行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は550億39百万円(前年同四半期548億80百万円)、営業損失は1億34百万円(前年同四半期営業損失2億80百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては、3店舗の新規出店及び11店舗の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は320店舗となっております。
② ㈱アトム
㈱アトムは、主に「にぎりの徳兵衛」・「ステーキ宮」などのレストラン業態の直営飲食店チェーン及びFC事業の運営を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は260億25百万円(前年同四半期268億40百万円)、営業利益は9億78百万円(前年同四半期9億87百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては2店舗の新規出店、4店舗の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は461店舗となっております。
③ ㈱レインズインターナショナル
㈱レインズインターナショナルは、主に「牛角」・「温野菜」・「土間土間」・「かまどか」・「FRESHNESS BURGER」などのレストラン及び居酒屋業態のフランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給の他、直営店舗の運営を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は405億6百万円(前年同四半期385億92百万円)、営業利益は30億27百万円(前年同四半期27億74百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては38店舗(FC21店舗・直営17店舗)の新規出店、43店舗(FC24店舗・直営19店舗)の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の店舗数は1,538店舗(FC1,170店舗・直営368店舗)となっております。
④ カッパ・クリエイト㈱
カッパ・クリエイト㈱は、主に「かっぱ寿司」などの回転寿司の直営店の運営の他、寿司・調理パンなどのデリカ事業を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は395億18百万円(前年同四半期401億9百万円)、営業利益は7億3百万円(前年同四半期2億11百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては11店舗の閉鎖を行い、当第2四半期連結会計期間末の直営店舗数は335店舗となっております。
⑤ その他
その他は、ワールドピーコム㈱における外食事業向けセルフ・オーダー・トータル・システムの開発・販売、無線通信技術の開発・運用、㈱バンノウ水産における鮪類並びに水産物の卸売及び加工販売、㈱シルスマリアにおける生菓子、焼き菓子、チョコレート(生チョコ他)の製造・販売、㈱ココットにおける事務処理業務、㈱ダブリューピィージャパン、㈱ダイニング・クリエイション、及びCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.における飲食店経営となっております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は138億34百万円(前年同四半期146億46百万円)、営業利益は1億93百万円(前年同四半期40百万円)となりました。
(注)セグメントにつきましては、「要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが115億29百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△35億59百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△62億円、現金及び現金同等物に係る換算差額が△3億20百万円となりました結果、前連結会計年度末に比べ14億50百万円増加し、360億55百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益、減価償却費及び償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に社債の発行による収入はあるものの、長期借入金の返済による支出、社債の償還による支出によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。