四半期報告書-第57期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、足踏み状態を繰り返しながらも、東京都心部の再開発需要や災害復旧需要、インバウンド消費などに支えられ、緩やかながら景気拡大基調が続いたとみられます。しかしながら米中貿易戦争によって顕在化した中国経済の減速の影響で、わが国経済の重要な牽引役の一つであった設備投資がこのところ急速に鈍化しております。また個人消費につきましても、雇用・所得環境の好転が実質可処分所得の増加に結び付かず、将来の生活に対する懸念もあって、力強さを欠いたまま推移致しました。
外食産業におきましては、人件費や物流費、食材価格などの高騰に加え、消費者のニーズの多様化や、こだわりのある商品・サービスか否かで支出の多寡を明確に峻別する傾向の広がり、またコンビニや食品宅配サービスに代表される異業種との競合激化など、予断を許さない状況が続きました。
このような中、当社グループでは「すべてはお客様のために」をモットーにQSCAを高め、家庭ではなかなか体験できない様々な料理や高レベルのサービスをお客様に提供することで、「楽しかった、美味しかった」とお客様に喜んで頂けるよう引き続き心掛けております。そのため、お客様のニーズと主要業態のポジショニングとのマッチングの再検討、業態コンセプトの更なるブラッシュアップなどを行うとともに、新たな発想に基づく新業態の開発にも取り組みました。また従業員の調理や接客サービスに関するスキルの一層の向上を体系的に図るため、東京・新橋に研修センターを設置・稼動させております。
店舗運営面では「お値打ち感」のある魅力的なコースメニューや他業種とのコラボレーションによる期間限定の新メニューの提供、各種フェアの開催、お客様をお待たせしないための店内作業の一層の効率化などのほか、商品の需要予測の精度向上による欠品の撲滅についても精力的に進めてまいりました。
コスト面では、提供メニューの工夫による使用食材の歩留まり向上や、仕入先との中期的な契約の締結並びにスポット商品の機動的な調達などによって、食材価格の上昇の影響を極力抑えております。更に焼肉のタレやソース、ハンバーガーのパテ、ラーメンのスープなどの加工製品の当社セントラルキッチンにおける内製化を推進したほか、グループ各社が使用する各種調味料の規格の統一化、原材料・製品・資材の在庫回転率の改善、物流機能の集約などにも努めております。
店舗政策につきましては、直営レストラン業態を45店舗、直営居酒屋業態を7店舗、合計52店舗を新規出店致しました。一方、主に不採算を要因にして直営レストラン業態を38店舗、直営居酒屋業態を25店舗、合計63店舗を閉店致しました。その結果、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は1,519店舗となりました。尚、FC店舗を含めた総店舗数は2,712店舗となっております。
以上のような施策を進めてまいりましたが、出店計画の未達や居酒屋業態の苦戦、相次ぐ自然災害の影響などもあり、当第3四半期連結累計期間の連結業績につきましては、売上収益は1,832億80百万円、営業利益は67億33百万円、税引前四半期利益は53億54百万円、四半期利益は31億9百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ㈱コロワイドMD
㈱コロワイドMDは、主に「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「遊食三昧 NIJYU-
MARU」などの直営飲食店の運営及び各種食料品の商品開発・調達・製造・物流・マーチャンダイジングを行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は845億29百万円(前年同四半期845億36百万円)、営業利益は7億4百万円(前年同四半期1億75百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては6店舗の新規出店、18店舗の閉鎖を行い、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は316店舗となっております。
② ㈱アトム
㈱アトムは、主に「にぎりの徳兵衛」・「ステーキ宮」などのレストラン業態の直営飲食店チェーン及びFC事業の運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は388億87百万円(前年同四半期400億81百万円)、営業利益は13億97百万円(前年同四半期18億40百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては4店舗の新規出店、6店舗の閉鎖を行い、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は461店舗となっております。
③ ㈱レインズインターナショナル
㈱レインズインターナショナルは、主に「牛角」・「温野菜」・「土間土間」・「かまどか」・「FRESHNESS
BURGER」などのレストラン及び居酒屋業態のフランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給の他、直営店舗の運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は622億83百万円(前年同四半期598億20百万円)、営業利益は50億32百万円(前年同四半期45億50百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては76店舗(FC40店舗・直営36店舗)の新規出店、62店舗(FC38店舗・直営24店舗)の閉鎖を行い、当第3四半期会計期間末の店舗数は1,557店舗(FC1,175店舗・直営382店舗)となっております。
④ カッパ・クリエイト㈱
カッパ・クリエイト㈱は、主に「かっぱ寿司」などの回転寿司の直営店の運営の他、寿司・調理パンなどのデリカ事業を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は581億44百万円(前年同四半期595億33百万円)、営業利益は8億68百万円(前年同四半期4億68百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては14店舗の閉鎖を行い、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は332店舗となっております。
⑤ その他
その他は、ワールドピーコム㈱における外食事業向けセルフ・オーダー・トータル・システムの開発・販売、無線通信技術の開発・運用、㈱バンノウ水産における鮪類並びに水産物の卸売及び加工販売、㈱シルスマリアにおける生菓子、焼き菓子、チョコレート(生チョコ他)の製造・販売、㈱ココットにおける事務処理業務、㈱ダブリューピィージャパン、㈱ダイニング・クリエイション、及びCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.における飲食店経営となっております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は213億46百万円(前年同四半期221億83百万円)、営業利益は3億44百万円(前年同四半期1億57百万円)となりました。
(注)セグメントにつきましては、「要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが112億44百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△52億20百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△61億87百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額が△1億80百万円となりました結果、前連結会計年度末に比べ3億43百万円減少し、342億62百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益や減価償却費及び償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の純増や長期借入れによる収入、社債の発行による収入はあるものの、長期借入金の返済による支出や社債の償還による支出、ファイナンス・リース債務の返済による支出によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、足踏み状態を繰り返しながらも、東京都心部の再開発需要や災害復旧需要、インバウンド消費などに支えられ、緩やかながら景気拡大基調が続いたとみられます。しかしながら米中貿易戦争によって顕在化した中国経済の減速の影響で、わが国経済の重要な牽引役の一つであった設備投資がこのところ急速に鈍化しております。また個人消費につきましても、雇用・所得環境の好転が実質可処分所得の増加に結び付かず、将来の生活に対する懸念もあって、力強さを欠いたまま推移致しました。
外食産業におきましては、人件費や物流費、食材価格などの高騰に加え、消費者のニーズの多様化や、こだわりのある商品・サービスか否かで支出の多寡を明確に峻別する傾向の広がり、またコンビニや食品宅配サービスに代表される異業種との競合激化など、予断を許さない状況が続きました。
このような中、当社グループでは「すべてはお客様のために」をモットーにQSCAを高め、家庭ではなかなか体験できない様々な料理や高レベルのサービスをお客様に提供することで、「楽しかった、美味しかった」とお客様に喜んで頂けるよう引き続き心掛けております。そのため、お客様のニーズと主要業態のポジショニングとのマッチングの再検討、業態コンセプトの更なるブラッシュアップなどを行うとともに、新たな発想に基づく新業態の開発にも取り組みました。また従業員の調理や接客サービスに関するスキルの一層の向上を体系的に図るため、東京・新橋に研修センターを設置・稼動させております。
店舗運営面では「お値打ち感」のある魅力的なコースメニューや他業種とのコラボレーションによる期間限定の新メニューの提供、各種フェアの開催、お客様をお待たせしないための店内作業の一層の効率化などのほか、商品の需要予測の精度向上による欠品の撲滅についても精力的に進めてまいりました。
コスト面では、提供メニューの工夫による使用食材の歩留まり向上や、仕入先との中期的な契約の締結並びにスポット商品の機動的な調達などによって、食材価格の上昇の影響を極力抑えております。更に焼肉のタレやソース、ハンバーガーのパテ、ラーメンのスープなどの加工製品の当社セントラルキッチンにおける内製化を推進したほか、グループ各社が使用する各種調味料の規格の統一化、原材料・製品・資材の在庫回転率の改善、物流機能の集約などにも努めております。
店舗政策につきましては、直営レストラン業態を45店舗、直営居酒屋業態を7店舗、合計52店舗を新規出店致しました。一方、主に不採算を要因にして直営レストラン業態を38店舗、直営居酒屋業態を25店舗、合計63店舗を閉店致しました。その結果、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は1,519店舗となりました。尚、FC店舗を含めた総店舗数は2,712店舗となっております。
以上のような施策を進めてまいりましたが、出店計画の未達や居酒屋業態の苦戦、相次ぐ自然災害の影響などもあり、当第3四半期連結累計期間の連結業績につきましては、売上収益は1,832億80百万円、営業利益は67億33百万円、税引前四半期利益は53億54百万円、四半期利益は31億9百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ㈱コロワイドMD
㈱コロワイドMDは、主に「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「遊食三昧 NIJYU-
MARU」などの直営飲食店の運営及び各種食料品の商品開発・調達・製造・物流・マーチャンダイジングを行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は845億29百万円(前年同四半期845億36百万円)、営業利益は7億4百万円(前年同四半期1億75百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては6店舗の新規出店、18店舗の閉鎖を行い、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は316店舗となっております。
② ㈱アトム
㈱アトムは、主に「にぎりの徳兵衛」・「ステーキ宮」などのレストラン業態の直営飲食店チェーン及びFC事業の運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は388億87百万円(前年同四半期400億81百万円)、営業利益は13億97百万円(前年同四半期18億40百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては4店舗の新規出店、6店舗の閉鎖を行い、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は461店舗となっております。
③ ㈱レインズインターナショナル
㈱レインズインターナショナルは、主に「牛角」・「温野菜」・「土間土間」・「かまどか」・「FRESHNESS
BURGER」などのレストラン及び居酒屋業態のフランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給の他、直営店舗の運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は622億83百万円(前年同四半期598億20百万円)、営業利益は50億32百万円(前年同四半期45億50百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては76店舗(FC40店舗・直営36店舗)の新規出店、62店舗(FC38店舗・直営24店舗)の閉鎖を行い、当第3四半期会計期間末の店舗数は1,557店舗(FC1,175店舗・直営382店舗)となっております。
④ カッパ・クリエイト㈱
カッパ・クリエイト㈱は、主に「かっぱ寿司」などの回転寿司の直営店の運営の他、寿司・調理パンなどのデリカ事業を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は581億44百万円(前年同四半期595億33百万円)、営業利益は8億68百万円(前年同四半期4億68百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては14店舗の閉鎖を行い、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は332店舗となっております。
⑤ その他
その他は、ワールドピーコム㈱における外食事業向けセルフ・オーダー・トータル・システムの開発・販売、無線通信技術の開発・運用、㈱バンノウ水産における鮪類並びに水産物の卸売及び加工販売、㈱シルスマリアにおける生菓子、焼き菓子、チョコレート(生チョコ他)の製造・販売、㈱ココットにおける事務処理業務、㈱ダブリューピィージャパン、㈱ダイニング・クリエイション、及びCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.における飲食店経営となっております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は213億46百万円(前年同四半期221億83百万円)、営業利益は3億44百万円(前年同四半期1億57百万円)となりました。
(注)セグメントにつきましては、「要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが112億44百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△52億20百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△61億87百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額が△1億80百万円となりました結果、前連結会計年度末に比べ3億43百万円減少し、342億62百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益や減価償却費及び償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の純増や長期借入れによる収入、社債の発行による収入はあるものの、長期借入金の返済による支出や社債の償還による支出、ファイナンス・リース債務の返済による支出によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。