四半期報告書-第58期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、人手不足対応の省力化投資や、インターネット通販向け物流施設の新設など、非製造業中心に旺盛な設備投資意欲がうかがえました。しかしながら、米中貿易戦争の影響や新興国並びに欧州の経済減速によって輸出や生産には陰りが見られ、個人消費につきましても、実質可処分所得の伸び悩みや身近な商品・サービスの値上がりなどのため、一部の富裕層を除くと力強さを欠いております。
外食産業におきましては、人件費や物流費の上昇、食材価格の高騰のほか、消費者ニーズの多様化と根強い節約志向など、厳しい経営環境が続いております。更にコンビニや食品宅配サービスをはじめとする異業種との競合激化などもあり、予断を許さない状況にあります。
このような状況の中、当社グループでは「すべてはお客様のために」をモットーにQSCAを高め、家庭ではなかなか体験できない様々な料理や高レベルのサービスをお客様に提供することで、「楽しかった、美味しかった」とお客様に喜んで頂けるよう引き続き心掛けております。そのためお客様ニーズの精査や主要業態のコンセプトの更なるブラッシュアップ、寿司の宅配サービスやランチタイム・ディナータイムにおける食べ放題といった新規サービスの提供、従業員の調理や接客に関するスキルの一層の習熟、労務環境の改善による従業員のモチベーション向上などに取り組んでおります。
店舗運営面では、「お値打ち感」を更に高めた新メニューの提供のほか、各種フェアの開催も継続的に行いました。またお客様をお待たせしないための店内作業の一層の効率化、お客様とのコミュニケーションの活性化、受動喫煙防止のための原則全席禁煙化と喫煙室の設置、商品の需要予測の精度向上による欠品・廃棄ロスの撲滅についても精力的に進めてまいりました。
コスト面では、SNSの活用やテレビ番組とのタイアップなどによる広告宣伝費投入の効率化、提供メニューの工夫による使用食材の歩留まり向上、仕入先との中期的な契約の締結やスポット商品の機動的な調達などによる食材価格上昇の影響の抑制などを図っております。更に焼肉のタレやソース、ハンバーガーのパティ、ラーメンのスープなどの加工製品の内製化を引き続き推進致しております。またグループ各社が使用する各種調味料の規格の統一化、原材料・製品・資材の在庫回転率の一層の改善、物流機能の集約などにも努めております。
店舗政策につきましては、直営レストラン業態を11店舗、直営居酒屋業態を1店舗、合計12店舗を新規出店致しました。一方、不採算などにより直営レストラン業態を17店舗、直営居酒屋業態を15店舗、合計32店舗を閉店致しました。その結果、当第1四半期連結会計期間末の直営店舗数は1,488店舗となりました。尚、FC店舗を含めた総店舗数は2,691店舗となっております。
以上のような施策を進めてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績につきましては、レストラン業態・居酒屋業態共に堅調に推移致しておりますが、直営店舗数の減少により、売上収益は590億69百万円、営業利益は27億7百万円となりました。また保有しております有価証券に対して、投資有価証券評価損6億39百万円を金融費用として計上したこと等により、税引前四半期利益は14億13百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3億75百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ㈱コロワイドMD
㈱コロワイドMDは、各種食料品の商品開発・調達・製造・物流・マーチャンダイジングを行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は206億9百万円(前年同四半期209億2百万円)、営業利益は3億57百万円(前年同四半期6億2百万円)となりました。
② ㈱アトム
㈱アトムは、主に「にぎりの徳兵衛」・「ステーキ宮」などのレストラン業態の直営飲食店チェーン及びFC事業の多店舗展開を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は125億55百万円(前年同四半期123億82百万円)、営業利益は3億19百万円(前年同四半期6億51百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては8店舗(直営7店舗・FC1店舗)の閉鎖を行い、当第1四半期連結会計期間末の店舗数468店舗は(直営454店舗、FC14店舗)となっております。
③ ㈱レインズインターナショナル
㈱レインズインターナショナルは、主に「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「遊食三昧 NIJYU-MARU」、「牛角」・「温野菜」・「土間土間」・「かまどか」・「FRESHNESS BURGER」などのレストラン及び居酒屋業態の直営店舗の運営の他、フランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は272億94百万円(前年同四半期271億70百万円)、営業利益は16億17百万円(前年同四半期14億1百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては25店舗(FC13店舗・直営12店舗)の新規出店、21店舗(FC11店舗・直営10店舗)の閉鎖を行い、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は1,570店舗(FC1,184店舗・直営386店舗)となっております。
④ カッパ・クリエイト㈱
カッパ・クリエイト㈱は、主に「かっぱ寿司」などの回転寿司の直営店の運営の他、寿司・調理パンなどのデリカ事業を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は189億11百万円(前年同四半期191億24百万円)、営業利益は6億20百万円(前年同四半期3億98百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては1店舗の閉鎖を行い、当第1四半期連結会計期間末の直営店舗数は330店舗となっております。
⑤ その他
その他は、ワールドピーコム㈱における外食事業向けセルフ・オーダー・トータル・システムの開発・販売、無線通信技術の開発・運用、㈱バンノウ水産における鮪類並びに水産物の卸売及び加工販売、㈱シルスマリアにおける生菓子、焼き菓子、チョコレート(生チョコ他)の製造・販売、㈱ココットにおける事務処理業務、㈱WORITS、㈱ダブリューピィージャパン、㈱ダイニング・クリエイション、及びCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.における飲食店経営となっております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は68億85百万円(前年同四半期70億26百万円)、営業利益は84百万円(前年同四半期32百万円)となりました。
(注)セグメントにつきましては、「要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが80億4百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△24億40百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△42億15百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額が22百万円となりました結果、前連結会計年度末に比べ13億71百万円増加し、352億25百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益と減価償却費及び償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の純増と長期借入れによる収入があるものの、長期借入金の返済による支出、リース負債の返済による支出及び配当金の支払額によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、人手不足対応の省力化投資や、インターネット通販向け物流施設の新設など、非製造業中心に旺盛な設備投資意欲がうかがえました。しかしながら、米中貿易戦争の影響や新興国並びに欧州の経済減速によって輸出や生産には陰りが見られ、個人消費につきましても、実質可処分所得の伸び悩みや身近な商品・サービスの値上がりなどのため、一部の富裕層を除くと力強さを欠いております。
外食産業におきましては、人件費や物流費の上昇、食材価格の高騰のほか、消費者ニーズの多様化と根強い節約志向など、厳しい経営環境が続いております。更にコンビニや食品宅配サービスをはじめとする異業種との競合激化などもあり、予断を許さない状況にあります。
このような状況の中、当社グループでは「すべてはお客様のために」をモットーにQSCAを高め、家庭ではなかなか体験できない様々な料理や高レベルのサービスをお客様に提供することで、「楽しかった、美味しかった」とお客様に喜んで頂けるよう引き続き心掛けております。そのためお客様ニーズの精査や主要業態のコンセプトの更なるブラッシュアップ、寿司の宅配サービスやランチタイム・ディナータイムにおける食べ放題といった新規サービスの提供、従業員の調理や接客に関するスキルの一層の習熟、労務環境の改善による従業員のモチベーション向上などに取り組んでおります。
店舗運営面では、「お値打ち感」を更に高めた新メニューの提供のほか、各種フェアの開催も継続的に行いました。またお客様をお待たせしないための店内作業の一層の効率化、お客様とのコミュニケーションの活性化、受動喫煙防止のための原則全席禁煙化と喫煙室の設置、商品の需要予測の精度向上による欠品・廃棄ロスの撲滅についても精力的に進めてまいりました。
コスト面では、SNSの活用やテレビ番組とのタイアップなどによる広告宣伝費投入の効率化、提供メニューの工夫による使用食材の歩留まり向上、仕入先との中期的な契約の締結やスポット商品の機動的な調達などによる食材価格上昇の影響の抑制などを図っております。更に焼肉のタレやソース、ハンバーガーのパティ、ラーメンのスープなどの加工製品の内製化を引き続き推進致しております。またグループ各社が使用する各種調味料の規格の統一化、原材料・製品・資材の在庫回転率の一層の改善、物流機能の集約などにも努めております。
店舗政策につきましては、直営レストラン業態を11店舗、直営居酒屋業態を1店舗、合計12店舗を新規出店致しました。一方、不採算などにより直営レストラン業態を17店舗、直営居酒屋業態を15店舗、合計32店舗を閉店致しました。その結果、当第1四半期連結会計期間末の直営店舗数は1,488店舗となりました。尚、FC店舗を含めた総店舗数は2,691店舗となっております。
以上のような施策を進めてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績につきましては、レストラン業態・居酒屋業態共に堅調に推移致しておりますが、直営店舗数の減少により、売上収益は590億69百万円、営業利益は27億7百万円となりました。また保有しております有価証券に対して、投資有価証券評価損6億39百万円を金融費用として計上したこと等により、税引前四半期利益は14億13百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3億75百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ㈱コロワイドMD
㈱コロワイドMDは、各種食料品の商品開発・調達・製造・物流・マーチャンダイジングを行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は206億9百万円(前年同四半期209億2百万円)、営業利益は3億57百万円(前年同四半期6億2百万円)となりました。
② ㈱アトム
㈱アトムは、主に「にぎりの徳兵衛」・「ステーキ宮」などのレストラン業態の直営飲食店チェーン及びFC事業の多店舗展開を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は125億55百万円(前年同四半期123億82百万円)、営業利益は3億19百万円(前年同四半期6億51百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては8店舗(直営7店舗・FC1店舗)の閉鎖を行い、当第1四半期連結会計期間末の店舗数468店舗は(直営454店舗、FC14店舗)となっております。
③ ㈱レインズインターナショナル
㈱レインズインターナショナルは、主に「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「遊食三昧 NIJYU-MARU」、「牛角」・「温野菜」・「土間土間」・「かまどか」・「FRESHNESS BURGER」などのレストラン及び居酒屋業態の直営店舗の運営の他、フランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は272億94百万円(前年同四半期271億70百万円)、営業利益は16億17百万円(前年同四半期14億1百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては25店舗(FC13店舗・直営12店舗)の新規出店、21店舗(FC11店舗・直営10店舗)の閉鎖を行い、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は1,570店舗(FC1,184店舗・直営386店舗)となっております。
④ カッパ・クリエイト㈱
カッパ・クリエイト㈱は、主に「かっぱ寿司」などの回転寿司の直営店の運営の他、寿司・調理パンなどのデリカ事業を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は189億11百万円(前年同四半期191億24百万円)、営業利益は6億20百万円(前年同四半期3億98百万円)となりました。
尚、店舗政策につきましては1店舗の閉鎖を行い、当第1四半期連結会計期間末の直営店舗数は330店舗となっております。
⑤ その他
その他は、ワールドピーコム㈱における外食事業向けセルフ・オーダー・トータル・システムの開発・販売、無線通信技術の開発・運用、㈱バンノウ水産における鮪類並びに水産物の卸売及び加工販売、㈱シルスマリアにおける生菓子、焼き菓子、チョコレート(生チョコ他)の製造・販売、㈱ココットにおける事務処理業務、㈱WORITS、㈱ダブリューピィージャパン、㈱ダイニング・クリエイション、及びCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.における飲食店経営となっております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は68億85百万円(前年同四半期70億26百万円)、営業利益は84百万円(前年同四半期32百万円)となりました。
(注)セグメントにつきましては、「要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが80億4百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△24億40百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△42億15百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額が22百万円となりました結果、前連結会計年度末に比べ13億71百万円増加し、352億25百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益と減価償却費及び償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の純増と長期借入れによる収入があるものの、長期借入金の返済による支出、リース負債の返済による支出及び配当金の支払額によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。