四半期報告書-第35期第1四半期(平成30年11月1日-平成31年1月31日)
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に穏やかな回復基調にあるものの、生活必需品の値上げなどを受け、消費者の節制志向は根強く残っている状況です。
当社グループを取り巻く事業環境につきましても、スマートフォンの普及や、動画や音楽配信サービスの充実による時間消費方法の多様化など、様々な要因により厳しい状況で推移しております。
こうした状況の中、当社グループは2018年11月23日に蔦屋書店小出店(新潟県魚沼市)を113坪増床し、外装内装ともに大幅な改装を行いました。書籍や文具などの既存の商品に加え、食品、インテリア、キッチン用品などを新規導入いたしました。
また、楽天株式会社と連携し、テナントとして楽天モバイルを誘致し、小出店を含む19店舗にて運営を開始しております。
このように、当社グループでは、大型複合店舗の広い売場に、書籍、映画、音楽、ゲームといった「日常的エンターテイメント」を集約し、さらにBook&Cafeスタイルの導入や、特撰雑貨・文具など販売品目の拡大・充実、そして携帯ショップやネイルサロン、美容室などの新たなテナントの誘致により、多様なライフスタイルに対応し、店舗へご来店いただくことの価値をさらに高めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高8,806百万円(前年同期比102.0%)、営業利益118百万円(前年同期比119.6%)、経常利益104百万円(前年同期比128.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益82百万円(前年同期比418.9%)となりました。
売上・利益の増減要因
売上面につきましては、店舗数が増加したことに加え、既存店においても特撰雑貨・文具が前年同期比111.2%と売上を伸ばしたことや、テナントの誘致を積極的に行った結果、賃貸不動産収入も好調に推移しました。その一方で、人気タイトルに恵まれなかった販売用CD・DVD部門が苦戦しており、当社グループの主軸である蔦屋書店事業全体の売上高前年同期比は102.7%(既存店93.9%)となりました。
利益面につきましては、店舗数の増加により売上、販管費ともに増加しましたが、一方で運営コストの見直しや、店舗照明のLED化を推進した結果、既存店の販管費は大幅に削減し、販管費率は下降しました。加えて、売上好調な特撰雑貨・文具の粗利改善を行った結果、営業利益は前年同期比19.6%増加し118百万円に、経常利益は前年同期比28.9%増加し104百万円となりました。さらに、法人税等が前年同期比13.6%と減少した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比318.9%の増加となりました。
セグメントの状況は、次のとおりです。なお、各セグメントの業績値につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
①蔦屋書店事業
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高8,611百万円(前年同期比102.7%)、セグメント利益は111百万円(前年同期比134.0%)となりました。
主力商品の売上高前年同期比は、書籍103.7%(既存店97.0%)、特撰雑貨・文具117.4%(既存店111.2%)、レンタル99.2%(既存店86.2%)、ゲーム・リサイクル99.5%(既存店82.8%)、販売用CD62.8%(既存店56.7%)、販売用DVD88.3%(既存店80.4%)、賃貸不動産収入188.7%(既存店134.2%)となりました。
②その他
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高196百万円(前年同期比79.3%)、セグメント損失は14百万円(前年同期比486.7%)となりました。
当セグメントの内、中古買取販売事業は1店舗を閉店したことに伴い、売上高前年同期比73.2%、スポーツ関連事業等は売上高前年同期比95.0%となりました。
(2) 財政状態の分析
総資産につきましては、前連結会計年度末比184百万円減少し、24,202百万円となりました。これは主に現金預金の減少により流動資産が730百万円減少した一方、リース資産及び投資有価証券の増加により、固定資産が545百万円増加したことによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末比215百万円減少し、21,035百万円となりました。これは主に買掛金が387百万円、リース債務が154百万円、それぞれ増加した一方、1年内返済借入を含む長期借入金が548百万円、短期借入金が100百万円、未払金が73百万円、それぞれ減少したことによるものです。
純資産につきましては、前連結会計年度末比30百万円増加し、3,167百万円となりました。これは主に、利益剰余金が82百万円増加した一方で、その他有価証券評価差額が52百万円減少したことによるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい増減はありませんが、主な販売状況は下記のとおりとなっております。
(注)1 上記金額には消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
3 蔦屋書店事業の「その他」は、図書カード他であります。
4 前連結会計年度まで、蔦屋書店事業の「その他」に含めて計上しておりました賃貸不動産収入の計上につ
いては、当連結会計年度より「賃貸不動産収入」として計上することといたしました。なお、これに合わ
せて前連結会計年度の売上高を組み替えております。
(8) 主要な設備
①重要な設備の新設等
当第1四半期連結累計期間に完了した主な設備の新設等は、既存店1店舗の増床であり、その内容は以下の通りです。
また、当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設等の計画はありません。
②重要な設備の除却等
当第1四半期連結累計期間に重要な設備の除却等はありません。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に穏やかな回復基調にあるものの、生活必需品の値上げなどを受け、消費者の節制志向は根強く残っている状況です。
当社グループを取り巻く事業環境につきましても、スマートフォンの普及や、動画や音楽配信サービスの充実による時間消費方法の多様化など、様々な要因により厳しい状況で推移しております。
こうした状況の中、当社グループは2018年11月23日に蔦屋書店小出店(新潟県魚沼市)を113坪増床し、外装内装ともに大幅な改装を行いました。書籍や文具などの既存の商品に加え、食品、インテリア、キッチン用品などを新規導入いたしました。
また、楽天株式会社と連携し、テナントとして楽天モバイルを誘致し、小出店を含む19店舗にて運営を開始しております。
このように、当社グループでは、大型複合店舗の広い売場に、書籍、映画、音楽、ゲームといった「日常的エンターテイメント」を集約し、さらにBook&Cafeスタイルの導入や、特撰雑貨・文具など販売品目の拡大・充実、そして携帯ショップやネイルサロン、美容室などの新たなテナントの誘致により、多様なライフスタイルに対応し、店舗へご来店いただくことの価値をさらに高めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高8,806百万円(前年同期比102.0%)、営業利益118百万円(前年同期比119.6%)、経常利益104百万円(前年同期比128.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益82百万円(前年同期比418.9%)となりました。
売上・利益の増減要因
売上面につきましては、店舗数が増加したことに加え、既存店においても特撰雑貨・文具が前年同期比111.2%と売上を伸ばしたことや、テナントの誘致を積極的に行った結果、賃貸不動産収入も好調に推移しました。その一方で、人気タイトルに恵まれなかった販売用CD・DVD部門が苦戦しており、当社グループの主軸である蔦屋書店事業全体の売上高前年同期比は102.7%(既存店93.9%)となりました。
利益面につきましては、店舗数の増加により売上、販管費ともに増加しましたが、一方で運営コストの見直しや、店舗照明のLED化を推進した結果、既存店の販管費は大幅に削減し、販管費率は下降しました。加えて、売上好調な特撰雑貨・文具の粗利改善を行った結果、営業利益は前年同期比19.6%増加し118百万円に、経常利益は前年同期比28.9%増加し104百万円となりました。さらに、法人税等が前年同期比13.6%と減少した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比318.9%の増加となりました。
セグメントの状況は、次のとおりです。なお、各セグメントの業績値につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
①蔦屋書店事業
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高8,611百万円(前年同期比102.7%)、セグメント利益は111百万円(前年同期比134.0%)となりました。
主力商品の売上高前年同期比は、書籍103.7%(既存店97.0%)、特撰雑貨・文具117.4%(既存店111.2%)、レンタル99.2%(既存店86.2%)、ゲーム・リサイクル99.5%(既存店82.8%)、販売用CD62.8%(既存店56.7%)、販売用DVD88.3%(既存店80.4%)、賃貸不動産収入188.7%(既存店134.2%)となりました。
②その他
当セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高196百万円(前年同期比79.3%)、セグメント損失は14百万円(前年同期比486.7%)となりました。
当セグメントの内、中古買取販売事業は1店舗を閉店したことに伴い、売上高前年同期比73.2%、スポーツ関連事業等は売上高前年同期比95.0%となりました。
(2) 財政状態の分析
総資産につきましては、前連結会計年度末比184百万円減少し、24,202百万円となりました。これは主に現金預金の減少により流動資産が730百万円減少した一方、リース資産及び投資有価証券の増加により、固定資産が545百万円増加したことによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末比215百万円減少し、21,035百万円となりました。これは主に買掛金が387百万円、リース債務が154百万円、それぞれ増加した一方、1年内返済借入を含む長期借入金が548百万円、短期借入金が100百万円、未払金が73百万円、それぞれ減少したことによるものです。
純資産につきましては、前連結会計年度末比30百万円増加し、3,167百万円となりました。これは主に、利益剰余金が82百万円増加した一方で、その他有価証券評価差額が52百万円減少したことによるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい増減はありませんが、主な販売状況は下記のとおりとなっております。
区 分 | 前第1四半期連結累計期間 (自 2017年11月1日 至 2018年1月31日) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2018年11月1日 至 2019年1月31日) | 前年同期比 (%) | |||
売上高 (千円) | 構成比 (%) | 売上高 (千円) | 構成比 (%) | |||
蔦屋書店事業 | 書籍 | 4,238,919 | 49.1 | 4,397,725 | 50.0 | 103.7 |
特撰雑貨・文具 | 1,214,464 | 14.1 | 1,425,626 | 16.2 | 117.4 | |
レンタル | 1,059,031 | 12.3 | 1,050,773 | 11.9 | 99.2 | |
ゲーム・リサイクル | 563,488 | 6.5 | 560,549 | 6.4 | 99.5 | |
販売用CD | 508,417 | 5.9 | 319,479 | 3.6 | 62.8 | |
販売用DVD | 259,531 | 3.0 | 229,229 | 2.6 | 88.3 | |
賃貸不動産収入 | 69,144 | 0.8 | 130,476 | 1.5 | 188.7 | |
その他 | 475,702 | 5.5 | 497,152 | 5.6 | 104.5 | |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | ― | ― | ― | ― | ― | |
計 | 8,388,700 | 97.2 | 8,611,013 | 97.8 | 102.7 | |
その他 | 外部顧客に対する売上高 | 247,210 | 2.8 | 195,934 | 2.2 | 79.3 |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | 972 | 0.0 | 850 | 0.0 | 87.4 | |
計 | 248,182 | 2.8 | 196,784 | 2.2 | 79.3 | |
合計 | 8,636,883 | 100.0 | 8,807,798 | 100.0 | 102.0 |
(注)1 上記金額には消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
3 蔦屋書店事業の「その他」は、図書カード他であります。
4 前連結会計年度まで、蔦屋書店事業の「その他」に含めて計上しておりました賃貸不動産収入の計上につ
いては、当連結会計年度より「賃貸不動産収入」として計上することといたしました。なお、これに合わ
せて前連結会計年度の売上高を組み替えております。
(8) 主要な設備
①重要な設備の新設等
当第1四半期連結累計期間に完了した主な設備の新設等は、既存店1店舗の増床であり、その内容は以下の通りです。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の 内容 | 帳簿価額 (千円) | 従業 員数(名) | 完了 年月 | ||||
建物及び構築物 | 土地 (面積㎡) | リース 資産 | その他 | 合計 | ||||||
株式会社 トップ カルチャー | 蔦屋書店小出店 (新潟県魚沼市) | 蔦屋書店事業 | 販売設備 | 24,376 | ― | 294,040 | 379 | 318,796 | 4 | 2018年 11月 |
また、当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設等の計画はありません。
②重要な設備の除却等
当第1四半期連結累計期間に重要な設備の除却等はありません。