四半期報告書-第37期第2四半期(令和3年2月1日-令和3年4月30日)
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の抑制により、非常に厳しい状況となりました。日本国内においても、ワクチン摂取が始まりコロナ禍への収束期待が膨らんではおりますが、ワクチン接種が行き渡るには未だ時間がかかるものと思われ、今後の経済活動についても先行きが不透明な状態が続いております。
当社グループを取り巻く事業環境につきましても、2020年4月の緊急事態宣言以降、全店舗にて営業時間の短縮を継続して行っており、感染症拡大を防ぐための新生活様式などの各種対策が、今後も店舗運営やお客様の消費活動にどのような影響を及ぼすか想定が難しくなっております。
このような状況のもと、当社グループでは店舗運営の収益性の改善を目的に、蔦屋書店事業の主力商品である書籍の拡販を強化する一方で、市場が縮小するレンタル事業の圧縮を進め、その売場を活用した新たなライフスタイル提案の取り組みを促進しております。日用品・家庭用品の導入、リモートワークやイベント開催、趣味・学習機会の場として活用いただけるコワーキングスペースの拡大を実施いたしました。また、メーカーとのコラボレーションによる企画販売等も行い、引き続き店舗の魅力向上に努めてまいります。
こうした売上構成の見直しによる収益性の向上に加え、コスト面においても効率化を継続し、社内のDX化による徹底した商品・在庫管理の促進とセルフレジ拡大による販売管理費率の削減を進めております。
一方で、蔦屋書店豊栄店が2021年1月、蔦屋書店緑が丘店が2021年4月に閉店いたしました。これによりグループ店舗数は73店舗となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14,593百万円(前年同四半期8.6%減)となり、営業利益204百万円(前年同四半期40.6%減)、経常利益203百万円(前年同四半期45.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益157百万円(前年同四半期51.6%減)となりました。
売上・利益の増減要因
売上面につきましては、前年末から1月中旬にかけての記録的な大雪による交通障害と、前年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い発動された緊急事態宣言に影響を受けた巣籠り需要による売上の伸長や、マスク等の衛生用品の売上が拡大した反動が大きく影響し、当社グループの主軸である蔦屋書店事業全体の売上高前年同期比は91.2%(既存店93.6%)となりました。
利益面につきましては、セルフレジの利用促進や店舗オペレーションの見直しにより業務の効率化が進み、販管費の削減に繋がりました。しかしながら、売上減少分の利益を補うには至らず、営業利益は前年同期比40.6%減少し204百万円となりました。また、経常利益については前年計上した受取補償金も影響し、前年同期比45.9%減少し203百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比51.6%減少し157百万円となりました。
セグメントの状況は、次のとおりです。
①蔦屋書店事業
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14,235百万円(前年同期比91.2%)、セグメント利益は165百万円(前年同期比53.4%)となりました。
主力商品の売上高前年同期比は、書籍97.8%(既存店100.5%)、特撰雑貨・文具80.4%(既存店82.0%)、レンタル67.0%(既存店69.3%)、ゲーム・リサイクル90.7%(既存店94.5%)、販売用CD94.7%(既存店96.1%)、販売用DVD65.1%(既存店66.5%)、賃貸不動産収入99.4%(既存店99.8%)となりました。
②スポーツ関連事業
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高98百万円(前年同期比106.5%)、セグメント利益0百万円(前年同期セグメント損失14百万円)となりました。
③訪問看護事業
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高50百万円(前年同期比124.9%)、セグメント利益2百万円(前年同期比47.9%)となりました。
④その他
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高211百万円(前年同期比93.5%)、セグメント利益3百万円(前年同期比56.0%)となりました。
(2) 財政状態の分析
総資産につきましては、前連結会計年度末比646百万円減少し、19,536百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,017百万円減少し、商品が653百万円、未収入金が44百万円、売掛金が29百万円、それぞれ増加した結果、流動資産が285百万円減少し、また、リース資産が185百万円、建物及び構築物が91百万円、敷金及び保証金が67百万円、それぞれ減少した結果、固定資産が360百万円減少したことによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末比805百万円減少し、15,730百万円となりました。これは主に、買掛金が145百万円、短期借入金が500百万円、それぞれ増加した一方で、長期借入金が778百万円、リース債務が233百万円、未払金が137百万円、それぞれ減少したことによるものです。
純資産につきましては、前連結会計年度末比159百万円増加し、3,806百万円となりました。これは主に、利益剰余金が157百万円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ552百万円減少し、1,194百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の減少は460百万円(前年同期比1,858百万円資金減)となりました。
これは主に、たな卸資産の増減額が809百万円増加した一方で、仕入債務の増減額が238百万円、税金等調整前当期純利益が188百万円、未払消費税等の増減額が136百万円、売上債務の増減額が103百万円、それぞれ減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の増加は14百万円(前年同期比25百万円資金減)となりました。
これは主に、敷金及び保証金の回収による収入が70百万円、投資有価証券の取得による支出が49百万円、それぞれ減少した一方で、有形固定資産の取得による支出が29百万円増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は571百万円(前年同期比364百万円資金増)となりました。
これは主に前年同期と比べ短期借入金の純増減額が198百万円増加した一方で、長期借入金の返済による支出が199百万円、長期借入による収入が50百万円、それぞれ減少したことによるものです。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい増減はありませんが、主な販売状況は下記のとおりとなっております。
(注)1 上記金額には消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
3 蔦屋書店事業の「その他」は、金券他であります。
(9) 主要な設備
①重要な設備の新設等
当第2四半期連結累計期間に完了した主な設備の新設等はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設等の計画はありません。
②重要な設備の除却等
当第2四半期連結累計期間に完了した主な設備の除却等は、既存店2店舗の閉店であり、その内容は以下の通りです。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の抑制により、非常に厳しい状況となりました。日本国内においても、ワクチン摂取が始まりコロナ禍への収束期待が膨らんではおりますが、ワクチン接種が行き渡るには未だ時間がかかるものと思われ、今後の経済活動についても先行きが不透明な状態が続いております。
当社グループを取り巻く事業環境につきましても、2020年4月の緊急事態宣言以降、全店舗にて営業時間の短縮を継続して行っており、感染症拡大を防ぐための新生活様式などの各種対策が、今後も店舗運営やお客様の消費活動にどのような影響を及ぼすか想定が難しくなっております。
このような状況のもと、当社グループでは店舗運営の収益性の改善を目的に、蔦屋書店事業の主力商品である書籍の拡販を強化する一方で、市場が縮小するレンタル事業の圧縮を進め、その売場を活用した新たなライフスタイル提案の取り組みを促進しております。日用品・家庭用品の導入、リモートワークやイベント開催、趣味・学習機会の場として活用いただけるコワーキングスペースの拡大を実施いたしました。また、メーカーとのコラボレーションによる企画販売等も行い、引き続き店舗の魅力向上に努めてまいります。
こうした売上構成の見直しによる収益性の向上に加え、コスト面においても効率化を継続し、社内のDX化による徹底した商品・在庫管理の促進とセルフレジ拡大による販売管理費率の削減を進めております。
一方で、蔦屋書店豊栄店が2021年1月、蔦屋書店緑が丘店が2021年4月に閉店いたしました。これによりグループ店舗数は73店舗となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14,593百万円(前年同四半期8.6%減)となり、営業利益204百万円(前年同四半期40.6%減)、経常利益203百万円(前年同四半期45.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益157百万円(前年同四半期51.6%減)となりました。
売上・利益の増減要因
売上面につきましては、前年末から1月中旬にかけての記録的な大雪による交通障害と、前年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い発動された緊急事態宣言に影響を受けた巣籠り需要による売上の伸長や、マスク等の衛生用品の売上が拡大した反動が大きく影響し、当社グループの主軸である蔦屋書店事業全体の売上高前年同期比は91.2%(既存店93.6%)となりました。
利益面につきましては、セルフレジの利用促進や店舗オペレーションの見直しにより業務の効率化が進み、販管費の削減に繋がりました。しかしながら、売上減少分の利益を補うには至らず、営業利益は前年同期比40.6%減少し204百万円となりました。また、経常利益については前年計上した受取補償金も影響し、前年同期比45.9%減少し203百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比51.6%減少し157百万円となりました。
セグメントの状況は、次のとおりです。
①蔦屋書店事業
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14,235百万円(前年同期比91.2%)、セグメント利益は165百万円(前年同期比53.4%)となりました。
主力商品の売上高前年同期比は、書籍97.8%(既存店100.5%)、特撰雑貨・文具80.4%(既存店82.0%)、レンタル67.0%(既存店69.3%)、ゲーム・リサイクル90.7%(既存店94.5%)、販売用CD94.7%(既存店96.1%)、販売用DVD65.1%(既存店66.5%)、賃貸不動産収入99.4%(既存店99.8%)となりました。
②スポーツ関連事業
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高98百万円(前年同期比106.5%)、セグメント利益0百万円(前年同期セグメント損失14百万円)となりました。
③訪問看護事業
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高50百万円(前年同期比124.9%)、セグメント利益2百万円(前年同期比47.9%)となりました。
④その他
当セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高211百万円(前年同期比93.5%)、セグメント利益3百万円(前年同期比56.0%)となりました。
(2) 財政状態の分析
総資産につきましては、前連結会計年度末比646百万円減少し、19,536百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,017百万円減少し、商品が653百万円、未収入金が44百万円、売掛金が29百万円、それぞれ増加した結果、流動資産が285百万円減少し、また、リース資産が185百万円、建物及び構築物が91百万円、敷金及び保証金が67百万円、それぞれ減少した結果、固定資産が360百万円減少したことによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末比805百万円減少し、15,730百万円となりました。これは主に、買掛金が145百万円、短期借入金が500百万円、それぞれ増加した一方で、長期借入金が778百万円、リース債務が233百万円、未払金が137百万円、それぞれ減少したことによるものです。
純資産につきましては、前連結会計年度末比159百万円増加し、3,806百万円となりました。これは主に、利益剰余金が157百万円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ552百万円減少し、1,194百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の減少は460百万円(前年同期比1,858百万円資金減)となりました。
これは主に、たな卸資産の増減額が809百万円増加した一方で、仕入債務の増減額が238百万円、税金等調整前当期純利益が188百万円、未払消費税等の増減額が136百万円、売上債務の増減額が103百万円、それぞれ減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の増加は14百万円(前年同期比25百万円資金減)となりました。
これは主に、敷金及び保証金の回収による収入が70百万円、投資有価証券の取得による支出が49百万円、それぞれ減少した一方で、有形固定資産の取得による支出が29百万円増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は571百万円(前年同期比364百万円資金増)となりました。
これは主に前年同期と比べ短期借入金の純増減額が198百万円増加した一方で、長期借入金の返済による支出が199百万円、長期借入による収入が50百万円、それぞれ減少したことによるものです。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい増減はありませんが、主な販売状況は下記のとおりとなっております。
区 分 | 前第2四半期連結累計期間 (自 2019年11月1日 至 2020年4月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2020年11月1日 至 2021年4月30日) | 前年同期比 (%) | |||
売上高 (千円) | 構成比 (%) | 売上高 (千円) | 構成比 (%) | |||
蔦屋書店事業 | 書籍 | 8,407,182 | 52.6 | 8,223,808 | 56.3 | 97.8 |
特撰雑貨・文具 | 2,640,048 | 16.5 | 2,123,530 | 14.5 | 80.4 | |
レンタル | 1,607,451 | 10.1 | 1,076,767 | 7.4 | 67.0 | |
ゲーム・リサイクル | 756,573 | 4.7 | 686,552 | 4.7 | 90.7 | |
販売用CD | 460,502 | 2.9 | 435,954 | 3.0 | 94.7 | |
賃貸不動産収入 | 287,446 | 1.8 | 285,810 | 2.0 | 99.4 | |
販売用DVD | 335,904 | 2.1 | 218,674 | 1.5 | 65.1 | |
その他 | 1,111,574 | 7.0 | 1,183,950 | 8.1 | 106.5 | |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | ― | ― | ― | ― | ― | |
計 | 15,606,683 | 97.7 | 14,235,049 | 97.5 | 91.2 | |
スポーツ関連 事業 | 外部顧客に対する売上高 | 91,255 | 0.6 | 95,834 | 0.7 | 105.0 |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | 1,714 | 0.0 | 3,136 | 0.0 | 182.9 | |
計 | 92,969 | 0.6 | 98,970 | 0.7 | 106.5 | |
訪問看護事業 | 外部顧客に対する売上高 | 40,242 | 0.3 | 50,243 | 0.3 | 124.9 |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | ― | ― | ― | ― | ― | |
計 | 40,242 | 0.3 | 50,243 | 0.3 | 124.9 | |
その他 | 外部顧客に対する売上高 | 226,563 | 1.4 | 211,936 | 1.5 | 93.5 |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | ― | ― | ― | ― | ― | |
計 | 226,563 | 1.4 | 211,936 | 1.5 | 93.5 | |
合計 | 15,966,459 | 100.0 | 14,596,199 | 100.0 | 91.4 |
(注)1 上記金額には消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
3 蔦屋書店事業の「その他」は、金券他であります。
(9) 主要な設備
①重要な設備の新設等
当第2四半期連結累計期間に完了した主な設備の新設等はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設等の計画はありません。
②重要な設備の除却等
当第2四半期連結累計期間に完了した主な設備の除却等は、既存店2店舗の閉店であり、その内容は以下の通りです。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 除却等の 完了年月 | 除却等による減少能力 年間売上額(2020年10月期) |
株式会社 トップ カルチャー | 蔦屋書店豊栄店 (新潟県新潟市) | 蔦屋書店事業 | 店舗閉店に伴う 既存店の除却 | 2021年1月 | 128,853千円 |
株式会社トップ カルチャー | 蔦屋書店緑が丘店 (岩手県盛岡市) | 蔦屋書店事業 | 店舗閉店に伴う 既存店の除却 | 2021年4月 | 66,257千円 |